読者さまの相棒である【ピアノ】
普段ピアノのお手入れはしていますか?
私はお掃除が面倒で、ピアノのお手入れをやり逃してしまうことがあります。
ですがお手入れをずっとしないでおくと、ピアノが傷ついたり、寿命を短くする可能性があります。
大切なピアノをこの先も長く弾いていくためには、日頃のお手入れは必要不可欠です。
そこで今回は、
- ピアノをきれいにするお掃除グッズ
- ピアノの汚れやすい箇所について
- ピアノをきれいにするお手入れ方法
- 日頃からピアノを清潔に使うためには
についてお話しします。
大好きなピアノを気持ちよく弾くために、ぜひお掃除して気持ちもスッキリしましょうね!
ピアノをきれいにするお掃除グッズ
ピアノをピカピカにするにはいくつかの掃除グッズが必要です。
掃除グッズはこちら!
- 毛はたき
- 乾いた布
- 鍵盤を拭く柔らかい布
- キークリーナー
- ピアノ用ワックス
では、一つずつご紹介します!
ピアノ用毛はたき
引用:楽天市場
ホコリをとるのに使います。
1500円~4000円前後で購入できます。
乾いた布
ホコリをとった後ふきとるための布です。
場合によっては水拭きにかえる場合もあります。
鍵盤を拭く柔らかい布
引用:楽天市場
お手入れ用の良質の綿をつかったクロスです。
鍵盤を拭いたり、場合によっては、外装のお手入れにも使います。
キークリーナー
引用:楽天市場
ピアノの鍵盤を拭く際につかうクリーナーです。
こちらは、白鍵専用のクリーナーです。
キークリーナーは白鍵の素材によって種類がいくつかあります。
ピアノ用ワックス
ピアノ用のワックスは【艶出し仕上げ用ワックス】と【半艶仕上げ・艶消し塗装用ワックス】と種類があります。
キークリーナー同様、ピアノの塗装によって種類が異なります。
ピアノの汚れやすい場所はここ!
ピアノのお掃除グッズがわかったところで、続いて汚れやすい箇所について調べました。
汚れてくる箇所は以下の通りです。
- 鍵盤
- 塗装面
- ペダル
特に鍵盤は、ピアノを弾くたびに指で触れています。
その為、手垢がつき、とても汚れやすい箇所です。
今のご時世、手洗いは何をするにも必須ではありますが、きれいな手でピアノを弾くように心がけるだけでも違います。
毎回手を洗ってから弾きましょうね。
続いて、ピアノと言えば色は【黒】。
黒はホコリや手垢が目立ちます。
塗装面の汚れを放置しておくと、光沢がなくなりくすんできますので注意が必要です。
また、忘れやすいピアノのペダル。
ここもお手入れが必要です。
よく小学校などにある古いピアノを思い浮かべて頂けるとわかりやすいかもしれません。
ペダルは真鍮(しんちゅう)でできているので、お手入れを怠ると錆やすいです。
ペダルも他のお手入れをするときに一緒にお手入れをすることを忘れないようにしましょう!
ピアノをきれいにするお手入れ方法
汚れている箇所とお掃除グッズについて確認できたら、早速お手入れの開始です!
鍵盤のお手入れ
鍵盤は毎回弾き終わったら柔らかい布で拭くように心がけると、ピアノをきれいに保つことができます。
では早速鍵盤のお手入れです。
- よく絞った濡れた布で拭きとる
- 柔らかい布でからぶきをする
簡単ですね!
汚れがひどいときは、掃除グッズでお話ししたキークリーナーを使うと良いでしょう。
ですが、このキークリーナーはいくつか注意点がありますので、使う前に確認してくださいね。
- 白鍵にのみ使用可能
- 鍵盤の素材の種類によって使えないものがある
このキークリーナーは白鍵専用ですので、黒鍵には使えません。
使用するときは、黒鍵につかないように気を付けてお手入れをしましょう。
またキークリーナーは先ほど紹介した以外にも色々な種類があります。
鍵盤の素材によって使えるものと使えないものがあるので注意が必要です。
先ほどご紹介したヤマハのキークリーナーはニューアイボリーと、象牙の鍵盤には使用できません。
ご自宅にあるピアノの鍵盤の素材がわからない場合は、購入した店舗などに相談してみてくださいね。
塗装面のお手入れ
ピアノの色が黒くきらきらと輝いているととても気持ち良いですよね。
続いて塗装面のお手入れです。
- 毛はたきでホコリを落とす
- 柔らかい濡れタオルで拭く
- 乾いた布で拭く(ごしごし拭かないように!)
- 艶出しワックスをつけて仕上げ拭き
ピアノはホコリがつきやすいので、基本的に毛はたきで気づいたときにホコリをとりましょう。
ホコリが取れたら水をよく絞ったタオルできれいにふきます。
その後、柔らかい布で水分を拭きとりましょう。
ここで注意ですが、ごしごし拭いたり、固い布で拭くとピアノに傷がつく場合があります。
乾拭きは柔らかい布で拭きとるのがベストです。
その後ピアノ用のワックスをつけて拭き取ると、よりピアノはきれいに仕上がります。
鍵盤同様、ピアノの塗装は楽器ごとで異なり、塗装の種類によって使用するワックスも変わってきます。
ご自宅のピアノの塗装の種類を確認し、塗装にあった使用できるワックスを選びましょう。
ペダル
ペダルの種類は主に3つあります。
種類 | 材料 | 手入れ方法 |
真鍮 | 銅と亜鉛 | コンパウンド |
クロームメッキ | クロム | コンパウンド |
プラスチック | 石油からできた合成樹脂 | 柔らかい布 |
グランドピアノやアップライトピアノでよく使われているペダルの種類は、真鍮という金属です。
ピアノの種類によってはクロームメッキという銀色の金属の材質のものや、プラスチックの場合もあります。
ペダルの種類によってお手入れ方法は変わりますので注意しましょう!
では早速お手入れの方法です♪
乾いた柔らかい布に少量のコンパウンドをつけて磨く。
水で濡らし、硬く絞った柔らかい布で拭く。
お手入れは基本上に書いた通りですが、いくつか注意が必要な場合があります。
クロームメッキはコンパウンドで磨き上げることが可能ですが、同じ場所を磨き続けると色が変わる場合があるので注意が必要です。
また、真鍮の場合でも種類によっては防錆加工がされているペダルもありますので、ご自宅のピアノのペダルの材質を確認してからお手入れを行いましょう。
プラスチックのペダルの場合、洗剤などを使うと色が変わってしまうこともあります。
その為濡れた柔らかい布で拭くだけでも綺麗になりますので、洗剤は使わないようにしましょう。
意外と忘れがちなお手入れですよね。
ご自宅のピアノのペダルはさびていませんか?
ペダルの磨き方についてのYouTubeも見つけましたので、参考にしてみてくださいね!
引用:YouTube
どんなにきれいにしてもピアノは劣化していきます。
電子ピアノの寿命を知りたいかたはこちらも読んでみてくださいね。
アコースティックピアノより少し手軽な印象の電子ピアノを使われている方も多いと思います。この記事では電子ピアノの寿命を短くしてしまう要因と簡単にできる対策を説明しています。修理できる症例や費用目安についても触れていますのでぜひご一読ください。
アップライトピアノの寿命についてはこちらです♪
部屋に置かれてもう何十年も使っていないアップライトピアノ、もう一度使ってみませんか?この記事ではピアノの寿命を短くしてしまう要因と家庭でできる対策について説明しています。修理する際に気をつけたいポイントにも触れていますのでぜひご一読ください。
日頃からピアノを清潔に使うために
大切なピアノを長く使っていくためにはお手入れは必要不可欠です。
ですが、今までお話ししたお手入れをしょっちゅう行うのは本当に大変です。
日頃から使う時にちょっとしたことを行うだけでもきれいにピアノを保つことができますので、ポイントを押さえておきましょう。
- ピアノを弾く前に手を洗う
- ホコリをさっと毛はたきで払う習慣を付ける
- ペダルにカバーを付ける
- ピアノにフルカバーをかけない
- ピアノの上に物をおかない
- キッチンやお風呂など湿気が多い場所の近くには置かない
- 直射日光を避けてエアコンのある部屋におく
ピアノを弾く前に必ず手を洗いましょう!
そうすることで鍵盤をきれいに保つことができます。
またフルカバーをかけたり、ピアノの上に物を置くことで、錆びたり壊れたりする原因になります。
実際、私は子供の頃ジュースをピアノにおきながら練習をして、こぼしてしまい悲惨な目にあいました。
あるあるかもしれませんが気をつけましょう!
ピアノは湿気に弱い楽器です。
直射日光があたらない湿気の少ない所に置くと、読者様のピアノも喜ぶはずです。
ピアノのお手入れをして沢山愛情を注ごう
今回はピアノのお手入れ用品や、お手入れの仕方・日頃気を付けることをお話ししました。
ピアノの主なお手入れ用品はこちら。
- 毛はたき
- 乾いた布
- 鍵盤を拭く柔らかい布
- キークリーナー
- ピアノ用ワックス
主なお手入れをする箇所は3つです。
- 鍵盤
- 塗装面
- ペダル
日頃清潔にピアノを扱うためのポイントもお話ししました。
- ピアノを弾く前に手を洗う
- ホコリをさっと毛はたきで払う習慣をつけておく
- ペダルにカバーを付ける
- ピアノにフルカバーをかけない
- ピアノの上に物を置かない
- キッチンやお風呂など湿気が多い場所の近くには置かない
- 直射日光を避けてエアコンのある部屋に置く
大切なピアノのお手入れ。
ですが忙しい毎日の中で、ついついピアノにホコリがかぶったままになっていませんか?
ぜひこの記事を良い機会に、ピアノをピカピカにしてみましょう!
きっと、ピカピカにすることで心もすっきり、よりピアノに愛情がわきますよ。
プロのクリーニングとセルフお手入れの違いについて知りたい方は、是非こちらも読んでくださいね。
「ピアノ=生き物」と呼ばれていることを、読者様はご存知ですか? ピアノもクリーニングやメンテナンスを怠ると寿命が縮まってしまいます。 この記事では、ピアノにいつまでもキレイで元気でいてもらうためのクリーニングについてお伝えします♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。