ピアノを始めてはみたものの、ちっとも進歩しない・・・
こんなお悩みありませんか?
独学でピアノを始めるときは、教本選びがとても重要です。
難しすぎたり、いかにも練習曲っぽいものばかりだとモチベーションが下がりますよね。
そこで、この記事を読むと次の2つのことがわかります。
- ピアノ練習でつまづく原因
- ピアノ練習が楽しくなる教本
今回は特に、独学でもピアノの練習が楽しくなる教本について解説していますので、ぜひご参考くださいね!
ピアノの教本選びは重要!お悩み解決できるかの鍵となる
ピアノを独学するなら教本は、いいものを選びたいですよね。
ピアノ講師のように解説がくわしくて、難しすぎない練習曲、ゆっくりステップアップできる教本がおすすめです。
そこで最適な教本とは何かを考えるため、まずはピアノを始めたばかりの方がつまづきやすいポイントを整理しましょう。
初心者の悩み
まずは、ピアノを始めた方の悩みをあげてみましょう。
1.弾けないところがある
2.練習がつまらない
3.達成感がない
1.弾けないところがある
なんとなく買ってしまった教本で練習してみたけど、どうしても弾けないところはありませんか?
音域が広くなって指が届かない、曲の流れが変になってしまう・・・
そんな悩みの原因としては、楽譜を正しく読めていないことが考えられます。
リズムや休符はわかっていても楽譜だけで曲の感じをつかむことは、初心者には難しいのです。
例えば、4拍子なのか3拍子なのか、リズムが正しくとれているかで曲の雰囲気が変わってきます。
また、音域が広くなってくると正しい指使いが必要になってきます。
楽譜の音符についている番号は指番号といって、弾きやすくするための重要な番号です。
でも、その番号の指はどれなのか、その指で弾くにはどう指を動かしたらいいのかの説明がないとわかりませんよね。
2.練習がつまらない
ピアノを始めてみたものの、毎日の練習は地味ですよね。
あこがれの曲になかなかたどりつけないという現実にうちのめされていませんか?
初歩の練習曲は基礎的な練習をくり返すので、弾いていて楽しい!という気持ちにはなりにくいものです。
頑張りたいけど頑張れない、そんなときは練習曲がつまらないのかもしれません。
3.達成感がない
家で一人で弾いていると迷いが出てきませんか?
「本当にこの感じで弾いていていいのかな」
「少しは上手になっているのかな」
「何を目指せばいいのかわからない」
しかも一人でピアノをしていても、反応が返ってこないので張り合いがありません。
どのくらい進歩しているのか、目に見えるようなものがほしいですよね。
楽譜の読み方や注意点がわかる、独学で始めるときの心強い相棒として、こちらの記事をご覧ください!
→【ピアノ独学】何から始める?独学するときの注意点もご紹介!
悩みの原因と対策は?
ところで、弾けないところがあったりつまらなかったりする原因は何なのでしょうか?
主な原因はこの2つです。
- 教本のレベルが自分に合っていない
- 練習のしかたがわかっていない
それでは1つずつ見ていきましょう!
教本のレベルが自分に合っていない
変な曲だなあなんて考えながら弾いているところや、覚えにくいところはありませんか。
なかなか1曲が仕上がらないのなら、教本が難しいのかもしれません。
楽譜だけでは、4拍子や3拍子のリズムの違いや音符のリズムを正しく理解するのは難しいです。
音符と鍵盤の位置がわかっても、曲調がつかめないと弾けません。
教本は、楽譜に書いてある指番号の意味や、リズムのとり方などわかりやすいものがおすすめです。
また、弾くときの姿勢や手の形から解説がくわしく書かれているものを選ぶとよいでしょう。
練習のしかたがわからない
指がうまく動かなかったり、音がいつまでも綺麗に響かなかったりしていると、本当に上達できるのか不安になりますよね。
ピアノの練習は、姿勢や手の形などのひとつひとつの段階が大切になります。
自己流でしていると、変な癖がついてしまったり、手や関節を傷める原因になったりします。
正しい姿勢・弾き方と自分の姿勢・弾き方が比べられる、映像や画像があると安心ですね。
なので教本は、練習のしかたまでくわしく解説しているものや画像があるものを選びましょう。
初心者が楽しみながら学ぶポイントと教本
それでは、楽しみながらピアノを学ぶためのポイントや教本について解説しますね。
基本を押さえる
独学でピアノを学ぶなら、基本をきちんと押さえましょう。
講師がいないので、練習が行き詰ったときに何がいけないのかを教えてくれる人がいません。
でも基本がわかっていれば、その都度基本に立ち返って復習することで乗り越えることもできます。
ピアノの基本は次の3つ。
少し面倒に感じますがここは丁寧にしましょう。
- ピアノを弾くときの姿勢と手の形
- 指番号やリズムのとり方
- 楽譜の読み方
慣れていないうちは、DVDや写真のように目で学べるものや練習曲の音源が教本についているといいですね。
反復して練習する
基本的なことがわかってきたら、くり返し練習しましょう。
弾きにくいところや間違えやすいポイントなどもくり返すことで上達します。
できたら毎日短時間でも、苦手な部分の練習をしてから曲の練習に入るなど工夫してみましょう。
少しずつ上達していくのが感じられてくるので、だんだん楽しくなってきますよ!
練習の記録を積極的にとる
家でひたすら練習していても、達成感が得られませんよね。
そんなときは練習の記録をとるのがおすすめです!
日記のように、何を練習したとかその時感じたことなどを書いておいて、月ごとに見直してみることでプチ達成感を味わうことができます。
また、自分の演奏を録音するという方法も効果的です。
いざ録音するとなると、自然と緊張するので練習にもハリが出てきます。
録音したものを後から聴いてみると、自分がどのようにスキルアップしているのかがわかって楽しいですよ♪
こちらの記事では、ピアノの練習で挫折しないための工夫やポイントがくわしく書かれています。
→【ピアノ初心者】独学で練習する方法5選!挫折しないコツは?
独学でも楽しく学べる教本の条件とは?
ピアノを独学するなら、唯一のパートナーはやはり教本になります。
具体的にどのような教本がいいのかあげてみましょう。
- DVDや写真などの資料が豊富にある
- 基本的なピアノや楽譜の解説がくわしく書いてある
- 練習曲をこなしていくうちにいろいろな奏法が自然に身につく
楽譜だけではわからない部分を補うものとして、映像や音源があるといいですね。
DVDや写真などの資料が豊富にあれば、それを見ながらまねできるので、文章だけの解説よりも正確に学べます。
また、ゆるやかにステップアップできるような練習曲が収められているものなら、楽しむ余裕もでますね。
さらに教本の解説がくわしければ、いろいろな奏法や記号が出てきたときも安心です。
初心者におすすめの教本5選!
それでは、私がおすすめする教本を5つ紹介します!
- はじめから1人で学べる大人のためのピアノレッスン上巻
- DVD一番やさしい すぐに弾けるピアノ・レッスン
- バーナムピアノテクニック ミニブック
- はじめてでも最後まで弾ける 大人のピアノ名曲77 ~クラシックから定番のポップスまで~
- 大人からはじめるハノンピアノ教本
どの教本も楽しく学べる工夫がありますよ♪
1.はじめから1人で学べる大人のためのピアノレッスン上巻
「はじめから1人で学べる」というタイトル通り、姿勢や指番号を図解でくわしく解説しています。
1.音符にドレミのフリガナがある
2.なじみのある曲から無理なくステップアップできる
3.練習方法がわかりやすく解説されている
独学で一番悩む練習方法やリズムのとり方の解説もくわしいので、頼りになる教本です。
音符にもドレミのフリガナがふってあるので、初心者でもとりかかりやすくなっているのもうれしいですね。
なじみのある曲からゆるやかにステップアップでき、指の練習曲などがんばらなくてもできちゃう工夫があります!
DVDも付いているので、姿勢や指使いなど確認しながら練習できますね。
2.DVD一番やさしい すぐに弾けるピアノ・レッスン
タイトル通りとてもわかりやすい教本です。
1.教本とDVDがリンクしている
2.弾く前のウォーミングアップ方法など曲以外の解説も充実
特におすすめのポイントは、教本とDVDがリンクしているところです。
弾き方のお手本を映像で見られるので、自分のつまづきポイントを確認しながら学べます。
指くぐりなど初心者には難しいテクニックも、いろいろな角度から撮られているのでわかりやすいです!
独学では難しい部分をDVDが補ってくれます。
3.バーナムピアノテクニック ミニブック
バーナムピアノテクニックのシリーズの中でも初歩の教本です。
教本として定番中の定番といってもいいほど、子どもから大人まで多くの方が使っています。
1.一曲が4~8小節と短め
2.練習曲をこなすことでさまざまな奏法を学べる
3.DVDでレッスン方法がわかる
一曲が4~8小節と短めなので、スキマ時間を有効に使って練習することができ、忙しい方でも続けやすいです。
短い練習曲にもかかわらず、さまざまな奏法を学べるようになっています。
別売りではありますが、ミニブックに対応しているDVDもおすすめです!
DVDでは、練習方法がわかる動画や練習曲のポイント解説がなんと講師とのレッスン方式で収録されています。
教本と一緒に使えば、ひとつひとつの曲の理解も楽になりますね。
バーナム レッスンDVD[ミニブック対応]
レッスンを受けているような感覚をおぼえ、新鮮な気持ちになれますよ。
4.はじめてでも最後まで弾ける 大人のピアノ名曲77 ~クラシックから定番のポップスまで~
練習曲が知っている曲だったら、毎日の練習のモチベーションが上がりませんか?
「はじめてでも最後まで弾ける大人のピアノ名曲77」はそんな望みをかなえてくれる教本です。
- 全曲QRコードで動画が見られる
- 知っている曲が練習曲になっている
- 楽譜にドレミのフリガナが付いていて初心者でも弾きやすい
DVD付きではないものの、全曲QRコードで動画が見られます!
J-POP、映画音楽、アニメソング、歌謡曲、洋楽など一度は聞いたことがある人気の曲が練習曲になっています。
楽譜にはドレミのフリガナ付きで、洋楽をのぞけば歌詞まで掲載されているので、練習が楽しくなりますよ♪
5.大人からはじめるハノンピアノ教本
ピアノの指使いを学ぶのに最適といわれているハノン。
同じようなフレーズを繰り返すことで指がなめらかに動くようになります。
ピアノを習った方なら1度は名前を聞いたことのある有名な教本です。
そうはいっても、いきなり取り組むのは難しそうだし退屈なのでは?と思われるかもしれません。
でも大丈夫!
大人からはじめるハノンピアノ教本には、そんな不安を取り除く工夫があるんです。
- 練習曲のポイントの解説がある
- 練習曲の主要部分のみ取り出してある「Essence(エッセンス)」なら短時間で取り組める
- 腱鞘炎などを防ぐためのアドバイスも書いてある
短時間で取り組めるように練習曲の主要部分のみの練習ができるので、指のウォーミングアップに最適です。
この教本なら、ほかの教本と組み合わせて使ってもいいですね!
ハノンの練習曲の効果や無理せずに取り入れる工夫について知りたい方はこちら!
→ピアノ初心者にハノンは難しい?!効果的にハノンを取り入れる方法!!
指が滑らかに動くと弾ける曲の幅も広がって楽しくなりますよ。
ピアノの初心者向きの教本5選まとめ
ピアノの初心者が持つ、主な悩みは次の3つです。
- 弾けないところがある
- 練習がつまらない
- 達成感がない
これらの悩みを解消するには、次の3つを押さえましょう。
- 基本を押さえる(スキルアップしやすくなる)
- 反復練習をする(弾けないところの克服)
- 練習の記録をとってモチベーションキープ(スキルアップが目に見える)
また、自分に合った教本選びも重要です。
教本は、難しすぎても簡単すぎても、やる気をそがれてしまいますよね。
そこで、基本を丁寧に解説してくれるものや、DVDなどの画像の資料が多いものを選びましょう。
- 大人のためのピアノレッスン
- DVD一番やさしいすぐに弾けるピアノレッスン
- バーナムピアノテクニック ミニブック
- はじめてでも最後まで弾ける 大人のピアノ名曲77 ~クラシックから定番のポップスまで~
- 大人からはじめるハノンピアノ教本
おすすめした5つの教本は、解説もくわしくてDVDや動画などのコンテンツも充実しています。
しかも家での孤独な練習も楽しくできる工夫がたくさんあります!
いつか思いのままにピアノを弾ける未来を夢見て、地道な練習のおともにいかがでしょうか?
この記事が、ピアノを独学で学んでいる方のお役に立てればうれしいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。