ピアノで和音を弾くときに指が届かない!効果的な3つの対処方法

 

和音の練習をしていて「指が届かない」と感じたことはありませんか?

 

多くのピアノ曲でも和音は出てくるものなので、弾くことができないと不便ですよね。

 

しかし、身体の性質上、手が小さい人は、この問題が起こりやすく、物理的に手が届かないことは仕方のないことです

 

プロで活躍しているピアニストの方でも指が届かず、和音が弾きづらいという方は多くいらっしゃいます。

 

今回は、和音を弾くときに指が届かない方のために効果的な3つの練習方法をご紹介します!

 

  • 和音を弾くときの3つの効果的な対処方法

    ・合わせて行いたい指ストレッチ

 

最後までぜひお読みくださいね!

 

 

和音で指が届かない時に弾きやすくする対処方法

 

和音を弾く際の指の届きづらさを少しでも解消する練習方法はどのようなものがあるのでしょうか?

 

今回は3つにポイントを絞ってご紹介します。

 

1、右手で弾けるように練習する

 

1つ目は、左手で弾くはずの和音を右手でカバーして弾く練習をするということです。

 

ピアノを弾くときは、右手で主旋律、左手で伴奏を弾く場合が多い印象を持たれる方もいるかと思います。

 

自然と和音を左手で弾くことも多くなってきますよね。

 

しかし、和音の数が多い上級者向けの楽曲になってくると、初めから和音を右手でも弾くように考え作られているものもあります。

 

それと同じように、指が届かず弾ききれない和音は、右手で助けてあげるように練習すれば良いのです。

 

あまりにも指の位置が遠すぎるようなものは難しいですが、右手でも弾ける範囲であればカバーして演奏できるでしょう。

 

 

2、アルペッジョで演奏する方法を身につける

 

「アルペッジョ」とは聞き慣れない言葉ですよね。

 

アルペッジョとは、「分散和音」という意味です

 

和音を構成する音を一音ずつ低いものから(または、高いものから)順番に弾いて音を分散させていく演奏方法です。(イタリアでは「アルペジオ」とも言います)

 

具体的な例を挙げると例えば4分音符の「ド・ミ・ソ」3和音があるとします。

 

それを3連符の「ド→ミ→ソ」と弾くことがアルペッジョです。

 

このアルペッジョ、リズム感や深みを曲全体にもたらしてくれる効果も期待できます。

 

しかし、一方で曲の雰囲気を変えてしまう可能性もあるのです。

 

まずは一度アルペッジョで弾いてみて、曲調に支障がないかどうかを確認しながら練習を進めることをおすすめします。

 

アルペッジョは「難しそう……。」と思われる方もいるかもしれませんが、慣れてくるとこちらの演奏方法の方が弾きやすいという方もいます。

 

何よりも和音を弾いているように聞こえるので、試してみる価値はあります!

 

 

3、弾く音を省略する

 

弾くはずの音を省略するという方法もあります

 

しかし、これは難易度が高い技術です。

 

誤って削るべきでない音を省略してしまうと曲の雰囲気を変えてしまうだけではなく、違和感のある演奏になってしまうこともあるからです。

 

そのため、やむを得ず弾くことができない場合の最終的な選択肢として練習することをおすすめします。

 

練習する場合は、和音の一番高い音を省略して弾いてみましょう

 

理由としては、和音の一番低い音は根音(こんおん)といって、土台を担っている場合が多いため、省略してしまうと安定感がなくなってしまうからです。

 

例えば、「ド・ミ・ソ」の3和音を弾く際に指が届かない場合は「ド・ミ」にしてしまうという弾き方をします。

 

省略する際は、曲全体に違和感がないか確認しながら進めてみましょう。

 

 

おすすめ指ストレッチ

 

練習方法がわかったところで、併せて行うとより効果的なおすすめのストレッチもご紹介しましょう。

 

指を反らせる

 

1つ目は、指を反らせるストレッチです。

 

反らしのストレッチ方法
  1. 手をパーにし、しっかりと指を広げながら反らす。(物などは使わずに自分の指の力で行う)
  2. 親指から小指まで床や反対の手を使って1本ずつゆっくり順番に反らしていく。

 

ポイントは、あまり反らせすぎずに、「少し痛いが気持ちがよい」というところで止めておくことです。

 

また、反らせることと一緒に指の間と間を広げていくストレッチもおすすめです。

 

自分だけの力で難しいようであれば、柔らかい小さめのボールなど指の間に入れて補助するのもよいでしょう。

 

力任せにやりすぎると、筋を痛めてしまうことにつながるので注意しましょう

 

 

関節のマッサージ

 

指だけでなく、関節のケアもとても大切です。

 

両手の親指から小指まで指の関節を、反対の手で軽く押さえながら刺激を入れ、マッサージをしていきましょう。

 

程よく圧をかけるようにしながらマッサージすると血行も良くなります。

 

日頃の練習の際にぜひ取り入れてみてください。

 

こちらの記事でもピアノを弾く際のストレッチや指のトレーニングなどもご紹介しておりますので、合わせてお読みください!

ピアノ弾きの超簡単筋トレ法‼︎○○は鍛えすぎても逆効果⁈

 

 

ピアノで和音を弾くときに指が届かない!効果的な3つの練習方法 まとめ

 

今回は、和音を弾く際に指が届かない時はどのように練習したらよいかをご紹介しました。

 

人それぞれ手の小ささはあるので、難しいところもあるかと思いますが、できる限り和音に苦手意識を持たずに弾けるようになると嬉しいですよね。

 

和音練習に効果的な方法を3つ改めて確認しておきましょう!

 

3つの効果的な練習方法
  1. 右手で弾けるように練習する
  2. アルペッジョで演奏する方法を身につける
  3. 弾く音を省略する

 

上記の練習方法と合わせて指のマッサージやストレッチなどのケアも忘れずに行なってくださいね!

 

読者様の日々の練習に少しでも役立てたら幸いです。

 

こちらの記事でも和音についてご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。