なんだかハードルが高そうなピアノコンサート。
「行ってみたいけどチケットはどうやってとるの?」
「当日はどんな服装で行ったらいいかしら?」
など戸惑うことが多いですね。
私も誘われて初めて行ったときはドキドキしましたが、今では毎回とても楽しみです。
この記事では、ピアノコンサートを楽しむための最低限のマナーと、ピアノコンサートでの注目ポイントを解説します。
・ピアノコンサートチケット入手方法
・ピアノコンサートでのマナー
・ピアノコンサートの楽しみ方
いつもよりおしゃれな格好をして、日常から離れた空間で素敵な音楽に癒やされに行きましょう。
ピアノコンサートのチケットはどこで購入する?
ピアノコンサートのチケットは、主要なプレイガイド(チケットぴあ、イープラス、ローソンチケットなど)で購入するのが一般的です。
他にも次のような方法があります。
- 公式ホームページ 直接購入可能(個人の場合)
- ホール窓口 特定のホール限定だが対面で相談しながら席を選べる
- オンライン購入 座席の相談をしたい場合は、電話申し込み時にオペレーターに相談できる
ピアノコンサートに初めて参加するという人におすすめなチケットの購入方法は、ホール窓口やオンライン購入です。
ピアノコンサートに初めて参加される人は、おすすめの席など迷うことがたくさんあります。
私も初めてピアノコンサートに行ったときは、席順に迷いました。
そんなときは、直接アドバイスが貰えるホール窓口や、オペレーターと相談できるオンライン購入はとても助かります。
おすすめ席は?
ピアノコンサートでの人気の席は、奏者の手さばきが見える舞台に向かって下手側の席です。
会場全体を見渡せて観客の熱気を感じることができる後ろの席も、音の響きがいいことからおすすめな席になります。
舞台上から遠い後ろの席は、奏者の表情が分かりづらい欠点がありますが、オペラグラスがあれば問題ありません。
また後ろの席は、チケット代が安く設定されている場合も多くお得です。
ただし、頭上に二階席フロアがある場合は、音響が良くないのでやめておいた方がいいでしょう。
ホール会場の場合は、会場の真ん中より少し後方の席が良いといわれています。
なぜなら、ピアノコンクールでの審査員席と同じ席だからです。
大ホールになるとチケット購入段階で座席が決まっているので、指定した席を購入できます。
会場付近にチケットを座席券と交換するチケットカウンターのある場合は、席が空いていれば自分の好きな席を指定できます。
チケットカウンターの前に行列ができることもあるので、余裕を持って開演時間より早めに行くと良いでしょう。
価格
ピアノコンサートのチケット価格は、平均五千円から七千円ほどになります。
演奏者や会場の大きさなどで、一万円を超えるものだったり五千円以下だったりと様々です。
学生は学割が使える公演も少なくないので、ぜひ学生割引を利用してみてくださいね。
子供連れで参加できるファミリーコンサートは、価格設定も低めで気軽に楽しめるので初心者にも行きやすくおすすめです。
ピアノコンサートのマナー
チケットを購入していよいよピアノコンサートに行こうとなったときに迷うのは、服装ではないでしょうか。
そこでピアノコンサートを楽しむためのマナーを、身だしなみと演奏中の2つの観点から紹介します。
身だしなみ
ピアノコンサートに行くための服装に、決まりは特にありません。
しかし、カジュアル過ぎると周りから浮いてしまいます。
迷ったらオフィスカジュアルを基準にするといいでしょう。
男性の場合だとノーネクタイにジャケットかスーツ、女性ならセットアップなどオフィスカジュアルが無難です。
夏場は湿気対策のため冷房が効きすぎている場合があるので、羽織物を準備しておくと良いですね。
冬場は、荷物が多くなるのでコートなどかさばるものはクロークに預けましょう。
服装以外に注意するべきことは次の3点になります。
- アクセサリー類
- 靴
- 香水
アクセサリー類と靴ですが、音のするものは控えましょう。
ジャラジャラ音がする大ぶりのアクセサリーや、靴音の響く細いヒールのパンプスはNGです。
そして、もう一つ見落としがちなのが香水です。
香りのきつい香水は、不快に思う人もいるので気を配る必要があります。
演奏中のマナー
演奏中は音を立てないのが鉄則です。
コンサート会場は、小さな音でも会場全体に響くように設計されています。
布の擦れる音や足音など、僅かな音でも遠くまで聞こえてしまうおそれがあります。
携帯電話の電源はもちろんアラームも切っておきましょう。
また、演奏中にウロウロすると奏者や他の観客にも迷惑です。
演奏中は座席を移動したり退出したりしないように心がけましょう。
ピアノコンサートをより楽しむための注目ポイントを紹介
ピアノコンサートに行くにあたって、コンサートのどこに注目するかで楽しさがグンと広がります。
そこで、ピアノコンサートをより楽しむための注目ポイントを3つにまとめました。
- 生ならではの臨場感
- 奏者の表情と動き
- 演目終了後のアンコール
体全体でピアノの音を感じながら、奏者の曲への解釈を想像したりアンコール曲を推理したりと全身でピアノコンサートを楽しんでくださいね。
臨場感
ピアノコンサートでは基本的にスピーカーやマイクを使用しません。
ですから、生の音を楽しむことが出来ます。
ぜひ、奏者の手から紡がれる生の音の迫力を感じてください。
表情と動き
奏者の中には、弾いている曲調に合わせて表情が変わる人も少なくありません。
また、体の使い方も奏者によって皆違います。
奏者の体の動きや姿勢に注目してみるのも楽しいですね。
アンコール
アンコールとは、演奏の素晴らしさを称賛するとともに、続けて違う曲の演奏を促すコールのことです。
ピアノコンサートで「アンコール!」と叫ぶことはありません。
しかし、全プログラムが終了後の挨拶の後にアンコール時間が必ず設けられています。
アンコールでどんな曲を演奏するのかを事前に知らされることはありません。
奏者によっては、その日その時の気分で弾く演目を決められる人もいるくらい、なにを弾くのかはその瞬間までわかりません。
「この人はアンコール曲に何を弾くのだろう」と、想像するだけでワクワクしませんか。
アンコールで演奏された曲目は、終演後ロビーに張り出されていることもあります。
曲目が気になったら、帰り際にぜひチェックしてみてくださいね。
ピアノコンサートをもっと気軽に楽しもう!
ピアノコンサートを楽しむためにチケットの取り方、マナー、注目ポイントの3つに分けて紹介しました。
- 主要なプレイガイド(チケットぴあ、イープラス、ローソンチケットなど)
- 公式ホームページ
- ホール窓口
- オンライン購入
- 舞台に向かって下手側の席 奏者の手元が見えるから
- 会場の後方の席 会場全体が見渡せて音の響きが良いから
- ホール会場の真ん中より少し後ろの席 コンクールでの審査員席だから
- 服装に決まりはないが男女ともにオフィスカジュアルが無難
- アクセサリー類や靴は音を立てないように気を配る
- 香水は苦手な人もいるので控える
- 演奏中はウロウロしない
- 臨場感
- 奏者の表情と動き
- アンコール曲
ピアノコンサートを楽しむために観客側の協力は必須です。
読者様もコンサートがより良いものとなるように、マナーを守ってピアノコンサートを盛り上げていきましょう。
きっととても良いピアノコンサートに巡り会えますよ。
ぜひ、好きなピアニストなど気になったコンサートに出かけてみてください。
参考までに私のおすすめは、初心者の人でも楽しめる清塚信也さんです。
こちらの記事では、清塚信也さんの魅力を紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
クラシックピアノ界の貴公子と呼ばれる清塚信也さんをご存じですか?清塚さんは、俳優にも挑戦しバラエティにも出演、ゲームの腕前も一流という、いい意味でイメージをくつがえしてくれるピアニストなんです。今回は、そんな清塚信也さんが愛される秘密に迫ります!
最後までお読みいただきありがとうございました。