「両手でかっこよくピアノを弾きたい!」
ピアノを始めるとき、両手で軽やかに弾いている自分を夢見ますよね♪
でも実際に始めてみると、、、
片手だと弾けるのに、両手だと弾けない!という方が多いのです。
初心者にとって、両手で弾けるようになることは、とても難しいことなんです。
ピアノ経験者なら、誰しもが最初に立ちはだかる壁ではないでしょうか。
今では、私も両手で弾けるようになりましたが、始めたばかりの頃はとても苦労しました。
そんな私が、両手で弾くことが難しい!と、悩んでいる方にお伝えしたいことがあります。
両手で弾けるようになるには、片手練習が大事なんです!
今回は、ピアノ初心者の方は片手練習がおススメの理由についてお伝えします!
- そもそも右手と左手の役割ってなに?
- 片手練習のメリット・デメリット
- 身近な曲を片手で弾いてみよう♪
ピアノをこれから始めようかと悩んでいる方も、ぜひ読んでみてくださいね。
ピアノ初心者は片手練習がおススメ!そもそも右手と左手の役割は?
ピアノ初心者の方には、片手練習がおススメとお伝えしました。
そもそもピアノにおいて、右手と左手の役割は何なのか、おさらいしましょう♪
曲や演奏スタイルによって変わることがありますが、一般的な役割はこちらになります。
- 右手 → メロディー
- 左手 → ベース
メロディーだけでなく、ベースと合わさるからこそ、曲の深みや広がりが出ます♪
日本人は右利きの人が多いので、右手のメロディーから練習する方が多いです。
左利きの人も、曲の大元であるメロディーから入ると覚えやすいですよね。
メロディーが弾けるようになると今度はベースですが、これが難しいんです!
右利きの人が、左手のベースを弾くと、どうしても指がぎこちなくなってしまいます。
普段、あまり使わない手なので当たり前です!
何度も繰り返し弾くことで、左手も動くようになるので安心してくださいね。
そこで、初心者の方は、まずは右手のメロディーをスラスラ弾けるようにしましょう。
理由は、両手を合わせたときに、左手に意識がいっても大丈夫なようにするためです。
右手が自然と動くようになれば、苦手な左手に集中しても弾けますよね♪
左手を練習するときは、音符とリズムをしっかり覚えて弾きましょう。
このときに、右手のメロディーを感じるよう、心の中で歌ってみるのもいいですね。
(もちろん口に出してもいいです!)
左手のベースは、楽譜読みに慣れないとタイミングがつかみにくいものです。
ですから、メロディーを感じながら弾くことで、ベースを弾くタイミングもつかみやすくなるのでオススメですよ♪
そして、両手で合わせるときは、楽譜全体を見るのではなく、縦割りで見ましょう。
初心者の方は、右の音と同時にならす左の音があれば縦線でつなぐと、より分かりやすいです。
赤い矢印が、同時に弾く部分です。
このような感じで、最初は楽譜にマークを付けておくと分かりやすいですよね!
縦割りの分かりやすい動画もあるので、ぜひ参考にしてください♬
引用:YouTube
両手で合わせていくと、つまづくことが多くなりますが焦らないでくださいね。
そんなときは、短く3小節ごとに区切って弾いてみましょう。
一気に弾こうとしなくていいので、確実に弾ける部分を少しずつ増やすことが大事です。
回数を重ねれば、自然と体が覚えていくので、焦らずゆっくりと取り組んでいきましょうね!
片手練習のメリット
ここからは、片手練習のメリット・デメリットについてお伝えします。
自分は、この練習方法が合っているのかどうか確認しながら読んでみてくださいね。
まずは、メリットからご紹介します!
効率よく、正確に練習ができる
忙しい大人になると、時間はとっても貴重です。
効率よく練習をして、短時間の練習でも確実に弾けるようになりたい!ですよね。
長時間練習をしたのに、結局間違えて弾いていた、、、なんてことになったら時間がもったいないです。
片手ずつの正確な練習は、根気がいる作業ですが、諦めずに頑張りましょう!
効率の良い練習方法の記事はこちらもオススメです♪
音やリズムの間違いに気づきやすい
5本の指に集中して練習ができるからこそ、その都度間違いに気づくことができます。
そして、効率の良い指使いや、動かし方を発見できます。
気づいたその時に間違いを直すことができれば、癖にならないので安心ですよね!
一度癖がついてしまうと、直すことはかなり大変なので気を付けましょう。
両手で弾いた時の完成度が高い
片手練習でスラスラ弾けるようになってから両手で弾くのと、最初から両手で弾くのとでは、完成度が格段に違います。
両手を合わせるまでに費やした時間は、絶対無駄にはなりません!
両手で何度もつまづいてしまう部分は、もう一度片手ずつ確認をしてみましょう。
確実に基礎が出来上がってから、表現力や指のタッチを研究すると、より良いものが出来上がります。
片手練習のデメリット
片手練習って良いことだらけ?と思いますよね!
でももちろん、そうでない部分もあるんです。
次は、デメリットを見ていきましょう。
両手を合わせるまでに時間がかかる
最大のデメリットは、片手練習に時間がかかってしまうことです。
初心者の方は、両手で弾く感覚も慣れが必要なので、全体を通して時間はかかります。
ピアノに限らず、何か新しいことを始めると、初めはどうしても時間がかかってしまうものですよね。
最初から両手で弾くことを夢見ていると、現実とのギャップに疲れてしまいます。
ピアノが上手な方も、みんな経験していることなので、気長に楽しくピアノを練習しましょう♪
初心者以外は、効率が悪くなる可能性がある
過去にピアノをやっていた方、つまり初心者以外の方は、最初から両手で弾いて形を整えてから、音のバランスやリズムなどを修正するほうが良い場合があります。
なぜなら、ピアノを再開する人は、楽譜読みにある程度慣れていることが多いからです。
楽譜読みが的確にできる人は、最初から両手で弾いても形になります。
初心者の方も、ある程度ピアノに慣れてくると、最初から両手で弾けるようになりますよ♪
練習方法はお好みもあると思うので、片手練習と両手練習、どちらがいいのか自分で探してみてくださいね!
間違えやすいところを片手練習するなど、使い分けることもオススメですよ。
実際に片手で身近な曲を弾いてみよう
両手で弾くことの難しさにぶつかると、ピアノを弾く楽しさが分からなくなってしまうことがあります。
そんなときは、音を楽しむ感覚、ワクワク感を思い出してもらえたらと思います。
音楽は手軽に楽しむものです♪
ここでは、身近な音楽、曲を片手で弾いていきましょう。
指の運動や、気分転換にもなるので、ぜひ楽しんでくださいね。
学校のチャイム
引用:YouTube
懐かしい~ですね!
学校と言えば、この音楽ですよね。
お子さんがいる方は、ぜひ一緒に弾いてみてください。
簡単なので弾きやすいですし、お子さんも喜んでくれるかもしれませんよ♪
きらきら星
引用:YouTube
みなさん必ず聞いたことがありますよね!
テンポもゆっくりなので、弾きやすいです。
ぜひ歌いながら弾いてみてくださいね♬
となりのトトロ
引用:YouTube
ジブリと言えば、トトロですよね!
この曲を聴くだけで、トトロやまっくろくろすけを思い出します。
この曲は、少し慣れが必要かもしれませんが、弾いていると本当にワクワクします♪
自分の好きな曲、知っている曲を弾けると、心から楽しいと思えますよね。
練習に行き詰ってしまった時は、ぜひ、自分の好きな曲を弾いてみましょう!
音楽を楽しむことを忘れないでくださいね♪
ピアノ初心者が効率よく上達するためには、片手練習がおススメ
初心者の方は、片手練習がおススメの理由についてお伝えしました。
メリット、デメリットについておさらいしましょう。
- 効率よく、正確に練習ができる
- 音やリズムの間違いに気づきやすい
- 両手で弾いた時の完成度が高い
- 両手を合わせるまでに時間がかかる
- 初心者以外は、効率が悪くなる可能性がある
楽譜読みも慣れていない初心者の方は、片手練習から始めると、確実に弾けるようになりますよ♪
最初は、練習に時間がかかってしまうものです。
慣れてくると、楽譜読みもスラスラとできて、最初から両手で弾けるようになります。
焦らずじっくりと取り組んでいきましょう。
「ピアノが楽しくない」「上手くいかなくて嫌」と、感じることもあるかもしれません。
そんな時は、心から音楽を楽しめていないのでは?と思います。
自分の好きな曲、簡単な曲を弾いてみたり、ピアノを弾く楽しさを感じてみましょう。
もう一回練習してみようかな!と思えるはずです。
どんな時も休憩は必要です。
今日はあまり気が乗らないな、というときは、無理せずゆっくり休みましょう。
みなさんも素敵なピアノライフが送れますように♪