「子供のピアノの練習って、一体何時までいいのかしら?」
「もしかして、この時間に練習しているのって迷惑?」
ピアノの練習時間に対して不安に思う方も多いのではないでしょうか?
気を使いながらピアノの練習をするよりも、しっかりと対策しませんか?
その方が集中力も高まるし、上達の速度も早まるので良いことづくめです。
この記事では、以下の事をご説明します。
- ピアノの練習は何時までしていいのか?
- どうしたらご近所に迷惑をかけずにピアノの練習をできるのか?
簡単に読めますので、ぜひ最後までお付き合いください♪
《ピアノの練習》何時までなら許される?ご近所が迷惑に感じる理由
ピアノの練習時間とご近所迷惑だと思われてしまう理由を説明していきます!
ピアノの練習は何時までなら許される?
ピアノの練習は何時までしていいのかわからないですよね。
ピアノ教室の時間に合わせる人や夕方6時まで、夜8時までなら大丈夫と自分なりに決めている方もいるようです。
でもこれといった決まりが無いのは、困りもの。
環境省のホームページで生活騒音について調べましたが、練習の時間帯は法的な決まりは無いとのこと。
市町村によっては条例で定めているところもあるようですので、よくご確認ください。
しかし、条例で夜8時までと決まっていても、実際問題としてその時間までやられては困る人もいますよね。
ここはご近所に住むものどうし、今後のお付き合いも気持ちよくしたいところです。
ご近所の方に、お互いの生活にストレスが出ないように練習時間を報告しましょう。
何時まで練習していいか、気になる方は朝活で集中してみませんか?
ピアノの練習時間がなかなかとれないという方もいるかと思います。ピアノの上達のために効率よく短時間で練習できるのが理想的だと思いませんか?それは朝活するということです。人の脳のしくみによって朝のほうが高いパフォーマンスが期待できるんですよ。
ピアノの練習がご近所から迷惑と感じられる理由
「ピアノの練習音なんて、そんなに気になるものなの?」
「演奏のミスをしてないから聞き苦しくないはず」
そう思っていませんか?
ピアノを練習している本人や家族は、その音色は迷惑だなんて思いませんよね。
しかし、ご近所が激務のサラリーマン、人生を決める大学受験を控えた受験生だったらどうでしょうか?
サラリーマンは、たまの休日に疲れをとるためにゆっくり寝ていようと思ったら、興味のないピアノの音。
受験生は、集中したいときに意図しないピアノの音が聞こえてきたら、集中力が切れてしまいますよね。
自分が聞きたくて聞いている音ではないので、迷惑に感じてしまうんです。
ここで、マンションのトラブルについて、国土交通省の平成30年度マンション総合調査結果のトラブルの項目を確認してみましょう。
トラブル(過去1年間)の発生状況
「居住者間の行為、マナーをめぐるもの」が 55.9%と最も多く、次いで「建物の不具合に係るもの」が 31.1%、「費用負担に係るもの」が 25.5%となっている。
(中略)
「居住者間の行為、マナーをめぐるもの」の具体的内容については、「生活音」が 38.0%と最も多く、次いで「違法駐車」が 19.0%、「ペット飼育」が 18.1%となっている。
(後略)
引用:国土交通省
上記の調べから分かるように、「生活音」が 38.0%とトラブルの大きな原因となっています。
しかもピアノの音色は80~90デシベルです。
地下鉄くらいの大きさですので、うるさいと感じる人は少なくないでしょう。
https://twitter.com/toko_2368/status/1256958647990538241?s=20引用:Twitter
引用:Twitter
実際に生活音をめぐる事件は、近年ニュースなどでもよく見聞きしますよね。
とても悲しい話ですが、ピアノの練習をめぐって1974年には神奈川県で殺人事件も起こっています。
《ピアノの練習》ご近所に迷惑に思われない為には?
どうしたら、ご近所に迷惑と思われずにピアノの練習ができるでしょうか?
その方法をご紹介します。
ご近所に挨拶をしておく
赤ちゃんの泣き声や工事の音も、騒音に感じる人が多いもの。
それでも、兄弟や友人の赤ちゃんの泣き声だと、不思議とそこまでうるさく感じなかったりしませんか?
親しい間柄だと許容範囲が広くなりやすいです。
ですので、普段からご近所にはしっかり挨拶をして、距離を縮めておきましょう。
ピアノの練習をする事もきちんとご近所に伝えておけばイライラも減るはずです。
伝え方のポイントは、練習の時間を大まかでもいいので伝えること。
ご近所の方は、いつ練習が終わるのか分からないから迷惑に感じやすいのです。
防音対策をしよう
効果的な対策は、部屋を防音室にする、楽器演奏可能な家に引っ越しをすることです。
しかし、費用の問題、職場の問題で誰でもできる事ではないですよね。
簡単にできる対策としては、
- 窓や雨戸を閉め切って練習する。
- 弱音ペダルを使用する。
- カーテン、カーペットを防音のものに変える。
- 防音パネル、吸音ボードを使用する。
他に、結構お金はかかりますが、消音ユニットを取り付けるという選択肢もあります。
消音ユニットとは、ピアノに後付けをすることによりヘッドフォンから音色を聞くことができ、外部に音を漏らさずにできる装置の事です。
引用:カワイ
画像はアップライトピアノに後付けできる消音ユニットですが、グランドピアノ用のももちろんあります。
音を消せるので、気を遣わずにピアノの練習ができますね。
アップライトピアノ、グランドピアノの消音ユニットの大体の金額を調べてみました。
アップライトピアノ(取付工事費込み) | グランドピアノ(取付工事費込み) |
14万円~ | 30万円~ |
《ピアノの練習》時間を気にせず弾ける場所
「練習時間も相談した、防音対策もした。」でもコンクール前などの大事な場面では思い切り練習したいですよね。
そこで家以外でピアノの練習ができるところをご紹介します。
公共施設で借りる
コミュニティセンターなどの公共施設で練習室を設けているところも多いです。
大きな公共施設ですと、グランドピアノ、アップライトピアノ、セミコンサートグランドピアノなど幅広く扱っているところもあります。
町の公民館でもピアノを練習させてくれるところは多いので、通える範囲の公共施設に問い合わせてみてください。
値段も1時間単位で区切っていたり、午前、午後、夜間で区切っていたり、場所によって違うようです。
1時間1000円以内で収まるところが多いので、気兼ねなく練習したい時にはもってこいですね。
ピアノのレッスンの回数を増やす、レッスン室を借りる
もともと通っているレッスンの回数を増やす、またはレッスン室を借りるという方法もあります。
レッスンの回数を増やすことが一番理想的ですが、金銭的になかなか厳しい場合もありますよね。
そんな時は、先生に相談してレッスン室の空き時間を貸してもらえないか交渉してみましょう。
もともと大きな教室だと、空き時間に貸し出してくれるところもあるようです。
ピアノが弾けるレンタルスペースを借りる
今、都内はもちろん多くの場所でレンタルスペースを見かけますよね。
調べてみるとレンタルスペースにピアノを置いているところもあるのです。
多くは1時間あたり1000円からあるようですね。
1時間500円から格安で借りられるところもありました。
設備と金額を見て、選んでみるのもいいかもしれないですね。
日常から離れて、ピアノを演奏できるホテルもありますので機会があればぜひ!!
ピアノ練習のモチベーションが下がりかけている方へ。憧れのグランドピアノが思いのままに弾けるピアノ旅に出かけませんか?本格ピアノが置いてある旅館・ホテルをご紹介します。旅行はちょっと…という方にはストリートピアノがお勧め。是非ご覧下さい!!
お互いが気持ちよくピアノを弾こう!
ピアノの練習は何時から何時までと、自分の中で時間を決めてきちんとご近所に報告しましょう。
- 普段からご近所に挨拶をしておく
- 防音対策をしっかりしておく
- 通学している学校のピアノを借りる
- 公共施設で借りる
- ピアノレッスンの回数を増やす、レッスン室を借りる
- ピアノが置いてあるレンタルスペースを借りる
せっかくピアノの練習をするなら気兼ねなく練習をしたいですよね。
ぜひ今回ご紹介した方法で、快適なピアノライフをお過ごしください♪
最後までお読みいただきありがとうございました。