ピアノはジャンルを超えられる?ジャンル別オススメ楽曲をご紹介♪

 

ピアノ音楽のイメージといえば?!

 

読者様はどんな音楽ジャンルを思い浮かべられますか?

 

もしくはお気に入りのピアノ音楽のジャンルはありますか?

 

私はピアノといえばクラシックというイメージだったのですが・・・。

 

実はピアノは、ジャンルにとらわれることなく、どんな楽曲でも自由自在に魅力を発揮してくれるんですね。

 

こちらの記事では、ピアノが様々なジャンルでどのように美しく奏でられているかを、動画でお楽しみいただけます!

 

お届けしたいジャンルは6つ

ジャズ
•ソウル
•ロック
•ヒップホップ/R&B
•ボサノヴァ
•ダンスミュージック

 

これを機に、いろんなジャンルのピアノ演奏に触れてみませんか?

 

それでは、ゆっくりとご覧ください♪

 

 

【ピアノのジャンルにとらわれない!】 ピアノ×ジャズ

 

ピアノのジャンルで真っ先に思い浮かべられるのはジャズ!という方も多いのでは?

 

私が最初に思い浮かべるのはクラシックかジャズです。

 

ジャズピアノは多くの人に浸透しているイメージですね。

 

ジャズが誕生したのは19世紀末と歴史自体も古く、世界中の幅広い層に愛されています。

 

難しそうなイメージのジャズですが、挑戦したい方にとって刺激になるような素晴らしい曲をご用意いたしました!

 

 

Bill Evans 【My Foolish Heart】

引用:YouTube

 

ジャズピアニストの代表、特にモダン・ジャズを広めた人物であるアメリカ人ピアニスト、ビル・エヴァンス。

 

クラシック音楽を学んだ後、幼いながらもジャズに目覚めます。

 

戦時中、兵役中には陸軍とバンドを組み、ピアノ演奏をしていました。

 

こちらの曲は、1949年に公開された映画、「愚かなり我が心」の主題歌のカバーです。

 

彼がカバーしたことによって、この主題歌は今や、有名なジャズ・スタンダードナンバーとなりました。

 

恋愛の危うさを美しく表現した、しっとりとした名曲。

 

 

深くうつむきながら演奏する彼の姿がまた、切なさを感じさせます。

 

 

上原 ひろみ The Trio Project 【Desire】

引用:YouTube

 

日本を代表するジャズピア二スト、上原ひろみさん。

 

心から純粋に音楽を楽しんでいる姿に笑顔をもらえますよね。

 

ピアノの鍵盤を見つめているばかりではなく、観客に笑顔で語りかけ、会話を楽しんでいるようなライブに釘付け。

 

心の奥底からみなぎる彼女のパワーにはもう、脱帽です。

 

これは一度でいいから見てみたいですね!

 

 

Herbie Hancock  【Dolphin Dance】

引用:Youtube

 

アメリカ・シカゴで生まれたハービー・ハンコック。

 

多くのジャズピアニストのように彼もまた、クラシックピアノからスタートしました。

 

彼がどうやってジャズピアニストになったのかというと、なんとレッスンを受けることなく、耳で聴いて自分でジャズを学んでいったそうなんです。

 

こんなにも自由でしかもピアノのみで、聴く人を引き込んでいく彼の演奏・・・真似したくても同じように弾ける気がまったくしませんね(汗)。

 

日本人として知っておきたい彼のエピソードの中にこんなものがあります。

 

それは日本・広島公演の時のこと。

 

原爆投下に心を痛めた彼は、なんと広島滞在中に1曲書き上げ、被害者を想ってその時の曲「for the city of peace」を広島市に贈りました。

 

ジャズピアノを通して今も原爆被害者を想い、癒しを与えてくれる彼

 

彼を通して改めて音楽の偉大さを思い知らされました。

 

 

【もっとパワフルに】 ピアノ×ソウル

 

ゴスペルやブルースが進化し、1950年代にアメリカでソウルミュージックは誕生しました。

 

讃美歌であるゴスペルを大衆音楽に落とし込んだのがソウルミュージックと言われています。

 

ソウルミュージックのもとになったR&Bは労働哀歌が多かったのです。

 

そこにゴスペルの要素を追加し、ラブソングなどポップなものを歌うようになりました。

 

そしてソウル・ミュージックといえば・・・?

 

そう、CMでお馴染みのこの人ですね!

 

 

Stevie Wonder 【Isn’t she lovely】

引用:YouTube

 

ピアノ×ソウルといえばこの人、スティービー・ワンダーですね!

 

彼がなぜいつもサングラスをかけてピアノ演奏をしているのか・・・。

 

それは、彼が未熟児で生まれたことも関係して、誕生してからすぐに目が見えなくなってしまったのです。

 

どうして目が見えないのに、あんなにも素晴らしいパフォーマンスができるのでしょう!

 

小さな頃から、なんとピアノに限らずベースなども演奏していたそうです。

 

視力の替わりに、神様が音楽の能力を与えて下さったのでしょうか。

 

この曲はなんと、生まれたかわいい娘へのプレゼント。

 

こんな素晴らしい曲をプレゼントしてもらえるなんて幸せ者ですね。

 

彼の曲だけを聴いていても元気をもらえますが、この曲のライブ演奏のように、実際に彼がピアノを弾きながら歌い上げる映像は、世界中の人を勇気づけるに違いありません!

 

 

【バラードもお手のもの】 ピアノ×ロック

 

ピアノ音楽のジャンルの中でも、ロックミュージックにはバラードも多いことから、比較的なじみがありませんか?

 

とくに日本の音楽ジャンルは、ポップスとロックが占めていると言われるほどの人気です。

 

哀愁を感じるバラードに心動かされる人も多いと思います。

 

細かくロックミュージックを分類すると、ピアノ・ロックなんていうジャンルもあるほど。

 

誰もが知る有名ソングから一押しな曲まで、3曲ピックアップさせていただきました!

 

 

Elton John【Your Song】

引用:YouTube

 

イギリス・エリザベス女王から勲章も授かった、誰もが知るミュージシャンのエルトン・ジョン。

 

世界中でヒットを記録し、ロマンティックなバラードの代表曲となったこちらの曲。

 

なんと彼はこの曲を数十分程で完成させたそうです。

 

私はちょっと寂しく始まる序盤部分も好きですが、サビから徐々に盛り上がっていく部分にとっても惹かれます。

 

難しいことを簡単にやってのけ、ピアノ演奏に合わせて伸び伸びと歌う彼。

 

こんな風に弾き語りができたらいいなぁ~と思わせてくれる永遠のヒーローです!

 

 

Coldplay  【the Scientist】

引用:YouTube

 

メロディアスで聴きやすいロックミュージックが世界中で人気なコールドプレイ。

 

ボーカルのクリスは、小さい頃にお母さんのピアノを触り始めてからピアノの虜になったそうです。

 

他にはギターなど他の楽器も演奏し、作詞作曲も手掛ける彼。

 

その彼のピアノはどこか優しく、聴く人の心に深く浸透していくキラキラとした音色だと思いませんか?

 

まさにコールドプレイはピアノ・ロックを代表するアーティストですね!

 

 

Freddie Mercury  【Bohemian Rhapsody】

引用:YouTube

 

イギリスのロックバンド、クイーンのフレディ・マーキュリー。

 

幼少期から、聴いただけでその曲をピアノで演奏できてしまう、特殊な才能を既に持ち合わせていたそうです。

 

ロックという一つのジャンルにとらわれることなく、目の前で起きていること全てを音楽に取り入れたいと思いながら制作してきた彼。

 

こちらのボヘミアン・ラプソディは、最近映画化され話題になりましたね。

 

力強い彼の歌声と、迫力のピアノ演奏からは並々ならぬ情熱がひしひしと伝わってきますね

 

途中はミュージカル曲のように弾むような曲調になり、その後迫力のロック・ライブが始まります。

 

そして最後はしんみりとピアノの弾き語りで幕を閉じるという、1曲だけで相当なパワーをもらえる超偉大な作品ですね。

 

 

【ラップが引き立つ!】 ピアノ×ヒップホップ / R&B

 

ヒップホップといえば、単調なビートとラップ、DJがキュキュキュっとレコードをこするイメージがありませんか?

 

しかし!ヒップホップにピアノが合わさると、それはそれはメロディアスにうまく溶け込んでいくんです。

 

R&Bはもちろんのこと。

 

パワフルなボーカルとピアノ演奏で仕上げる素敵な楽曲がいっぱいです。

 

ヒップホップのイメージを覆す、私のオススメ3曲をご覧ください!

 

 

The Black Eyed Peas 【Just Can’t Get Enough】

引用:YouTube

 

ピアノ×ヒップホップ/R&Bの最初はこちらのMVを紹介させていただきます!

 

ピアノメインではありませんが、美しいピアノ伴奏がサビ部分を盛り上げてくれます。

 

しんみりした序盤では、ラップとピアノ伴奏がピッタリマッチしていますね!

 

ちなみにこちらのMVは、東北大震災があったほんの一週間前に東京で撮影されました。

 

大きなショックを受けた彼らは、この動画のMVがスタートする前に「日本に祈りを」とメッセージを送ってくれています。

 

そんなメッセージを目にした後に聴き始めると、なんだかジーンとするものがありますね。

 

 

Common 【Letter To The Free ft. Bilal】

引用:YouTube

 

グラミー賞を数回に渡り受賞しているラッパー・コモン。

 

彼の楽曲はどことなくジャジーな曲が多く、ピアノもよく登場しています。

 

こちらの曲は、ピアノのみの伴奏で静かに始まり、そこにラップが重なって、女性ボーカルや他の楽器が合わさって更に厚みが増していきます。

 

暗く、重い雰囲気ではあるものの、軽やかな優しいピアノの音色が心地よい素敵な曲です。

 

この曲で、ピアノ×ヒップホップのイメージがガラッと変わったのは私だけでしょうか?

 

 

Jay-Z feat. Alicia Keys 【Empire State of Mind】

引用:YouTube

 

「ニュ~ヨォォォ~ク♪」

 

もはやすっかりニューヨークを代表する曲の一つとなりましたね。

 

とにかく立ってピアノを奏でるアリシア・キーズがかっこいい!

 

彼女は幼いころからクラシックやジャズピアノを習っていたそうです。

 

ピアノ演奏だけでなく作曲もこなし、更に歌唱力も高いオールマイティーな彼女。

 

そんな彼女の力強い歌声とピアノ、そこにラップが合わさって最高にかっこいいオススメ曲です!

 

 

【まぶしい太陽と癒し】 ピア×ボサノヴァ

 

 

ブラジル発祥の音楽、ボサノヴァ。

 

ボサノヴァというと、サンバも思い浮かびませんか?

 

そう、ボサノヴァはサンバの一種なんですね。

 

サンバ = 明るくてカーニバルで綺麗な女性達が踊り明かすイメージでは?

 

ボサノヴァというと、サンバに比べてゆったりした曲が多く、「癒し系音楽」とも呼ばれますね。

 

私も大好きな音楽の一つです♪

 

日本ではオシャレなショップやカフェのBGMとして好んで使用されているので、耳にすることも多いのではないでしょうか?

 

そんなボサノヴァも、ピアノ無しでは語ることができません!

 

 

Tom Jobim 【Insensatez】

引用:YouTube

 

トム・ジョビンこと、アントニオ・カルロス・ジョビンは、ボサノヴァを生み出した人物の一人であり、「ボサノヴァの父」と呼ばれています。

 

サンバから進化したボサノヴァ。

 

誕生当時、それは人々に多大なインパクトを与え、従来のサンバのイメージを覆して多くの人を魅了しました。

 

リオ・デ・ジャネイロで生まれ育った、彼の功績がもたらした一つのエピソードがあります。

 

現在のリオ国際空港は、ボサノヴァを創った彼の名にちなんで「アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港」と名付けられました。

 

哀愁漂うゆったりとしたピアノの音色は、疲れた私たちの心を癒してくれます。

 

 

Sergio Mendes & Brazil 66【Mas que nada】

引用:YouTube

 

ボサノヴァシーンをトム・ジョビンらと盛り上げてきた、セルジオ・メンデス。

 

彼もまた、クラシックピアノから始めた一人なんです。

 

ボサノバはゆったりしたイメージがある反面、こんな明るい曲もあるんですね。

 

キレが良くて力強い、また軽やかで弾むようなピアノ伴奏は聴いていると元気になれそうです!

 

 

【心躍るデジタルサウンドとの融合】 ピアノ×ダンスミュージック

 

最近のダンスミュージックはEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)と呼ばれ人気を博しています。

 

三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「R.Y.U.S.E.I.」に合わせてダンスした読者様もいらっしゃるのではないですか?

 

ですが、生演奏やアコースティック楽器に慣れ親しんでいる方の中には、電子音楽に耳を防ぎたくなることもありますよね。

 

しかし!もしかしたらそれは食わず嫌いかもしれません!

 

デジタルサウンドに美しいピアノが合わさった3曲をお楽しみ下さい♪

 

 

Francesco Tristano & Carl Craig 【the melody】

引用:YouTube

 

ピアニストである彼は、名門音楽学校でクラシックピアノを学んでいましたが、ニューヨークでテクノミュージックから大きな影響を受けました。

 

その後オーケストラでピアノを演奏したり、時にはクラブイベントに出演しダンスフロアを沸かせたり。

 

こちらの曲では、序盤はピアノソロにもかかわらず、すでに4つ打ちでリズムを刻むことができ、ダンスミュージックの雰囲気がピアノだけで出せるとはさすがですね。

 

途中から超有名DJ Carl Craigの参加により、更にアップテンポのダンスミュージックに進化していきます。

 

オーケストラの大舞台でもまったく違和感なく観客を魅了していますね。

 

彼らはまさに、「ピアノはジャンルを超える」と証明してくれたのではないでしょうか。

 

 

globe 【DEPARTURES】

引用:YouTube

 

日本が誇るダンスミュージックプロデューサー小室哲哉。

 

鍵盤楽器の他に弦楽器もマスターし、小学生の頃から作曲を始めていたという天才児だったそうです。

 

もちろんJ-popをたくさん手掛けている方ですが、小室さんもメンバーとして参加されているglobeはほとんどダンスミュージックの楽曲だと思い、こちらの項に入れさせていただきました!

 

超超有名な冬の代表曲、DEPARTURES。

 

ダンスミュージック色が強いこちらのボーカル曲と別に、小室さんのピアノソロバージョンもあるのですが、そちらも切なさがもっと増していてオススメです♪

 

 

globe 【FACE】

引用:YouTube

 

こちらも小室哲哉さんの美しいピアノで始まる、globeからはFACE。

 

小室哲哉さんがよく使っている和音。

 

このタイプの和音を耳にすると、「小室哲哉っぽい」と気づく方も多いのではないでしょうか。

 

小室哲哉さんが良く使用する進行コードは、「小室進行」と呼ばれるほど知れ渡っています。

 

デジタルなサウンドとピアノ伴奏が上手く融合して、素晴らしい楽曲へと変貌していきますね。

 

 

ピアノはジャンルを超えてとにかく楽しもう!

 

こうしてたくさんの楽曲を聴いてみると、改めてピアノって音楽の幅を広げてくれる楽器だなぁと、再認識することができますね。

 

そして、様々なジャンルのピアノ演奏を聴くことで、今までになかったインスピレーションを与えてもらえます。

 

それはピアノ練習をする上で、上達にもきっと役立つはずです。

 

具体的には?

•表現力の参考になる
•弾き方が学べる
•新しいスタイルの確立
•新しいアイディアを演奏に取り入れる
•枠を取り払って自由に楽しめる

 

ピアノを弾く目的は、とにかく「楽しむ」ことですよね?

 

長いピアノ人生の中で、新しい刺激を受けることができると、楽しさが倍増しませんか?

 

ジャンルにとらわれず、世の中の素晴らしいピアノ音楽を聴いていると、どんどん弾いてみたい曲が増えたり、こんな風に弾けるようになりたいと思えたり、モチベーション維持にも繋がります。

 

当Webサイトでは、毎月仮想演奏会を行っており、色んなピアニストさんにご参加いただいています。

 

ジャンルも人それぞれ。

 

ジャンルを超えて、自由に楽しく弾くことを目的にしている仮想演奏会に、読者様もいつか参加してみませんか?

 

過去の演奏会の様子をこちらの記事で紹介させていただいています。

 

よろしければご覧くださいね♪

♬ 仮想演奏会バックナンバー ♬

 

この記事が、読者様のピアノライフに少しでも彩りを与えられることができたら嬉しいです♪

 

最後までお読み下さり、ありがとうございました。