小さいお子さんがいる家庭だと、「簡単な童謡であれば自分も知っているし、弾いてあげられるかも!」って思いますよね。
しかし、いざ挑戦してみるとこんな問題にあたるのではないでしょうか。
「実際に知っている曲を思い浮かべて弾いてみても、なかなか上手に弾けない。」
「本屋さんで楽譜を見てみたけど、どれも難しそう。」
そうなんです。童謡にいざ挑戦!っとなると、意外と難しいんですよね。
これは私の友達の話になりますが、自分の子どもに童謡を弾いてあげようとチャレンジしたのですが。
最初はうまく弾くことができず、「ママ、また間違えたー」と言われたそうで、その時かなり落ち込んでいました。
きっと他にもそんなお母さんいるかもしれませんね。
そこで、今回は【超】がつく初心者でも弾ける童謡についてご紹介していきたいと思います。
- 童謡を選ぶ時のポイントがわかる
- 初心者にオススメの童謡5選がわかる
- 初心者にオススメの楽譜3選がわかる
童謡で弾けるレパートリーを増やし、お子さんとピアノを楽しみましょう!
ピアノ初心者が童謡を選ぶ時の4つのポイント
まずはどの童謡を選べばいいのかわかりませんよね。
初心者が童謡を選ぶ時のポイントについてご紹介していきます。
音階の狭い曲を選ぶ
できるだけ音階の狭いものを選ぶと弾きやすいでしょう。
指くぐりや高い音階が出てくるだけでも、「あれ?どの指を使えば?!」「シはどこ!?」てなりますよね。
この指くぐりがないだけでも、このストレスはかなり軽減できますよ!
例えば、「ぶんぶんぶん」だと「ド、レ、ミ、ファ、ソ」の5音しか右手は使いません。
音階が少ないと、左手の伴奏も複雑にはなりにくいのでおすすめです!
左手の伴奏が簡単なものを選ぶ
右手のメロディーよりも、左手の伴奏が極力簡単そうなものを選ぶと取り組みやすいです!
どうしても左手が入ると、途端に超難易度が上がったように感じますよね。
左手がついていかない・・・という方も多いでしょう。
極力単調で難しくない左手の伴奏を選んでいきましょう。
左手の伴奏はシンプルであればシンプルであるほど、変動的な右手に集中できますよ。
楽譜が難しいという場合は、簡単なコードを3つ覚えて、それを用いることで左手の伴奏が簡単になりますよ。
詳しくはピアノ弾き語りの基本♪コードの勉強はしなくても弾き語りはできるをご覧ください。
繰り返し同じメロディーが入るものを選ぶ
繰り返し同じメロディーが入るものを選ぶと、譜面が単調になるのでオススメです。
例えば、春の代表曲「おはながわらった」の前半部分は同じメロディーが繰り返されます。
これはちょっと前奏が意外と難しかったですが。(笑)
基本的に同じメロディーであるということは、左手の伴奏もあまり変わりません。
それだけでも、楽譜を見るストレスは軽減しますし、取り組みやすいでしょう。
ドレミ音階や指番号の書いてある楽譜を選ぶ
まだまだ楽譜が見慣れない!という方は、ドレミ音階や指番号の書かれているものを選ぶと取り組みやすいですね。
楽譜によってはドレミ音階や指番号の書かれたものがあります。
「まだまだドレミが書かれていないとわからない!」という方には、弾きやすさや取り組みやすさが変わるかと思います。
後ほど、そちらについてもご紹介していきますね。
初心者におすすめの童謡5曲
それではいよいよ初心者の方にも、取り組みやすいオススメの童謡を5曲紹介します。
わかりやすいように、どの曲もハ長調のもので探してみました。
ぜひ参考にしてくださいね。
ちょうちょう
ド、レ、ミ、ファ、ソの5つの音で構成されている「ちょうちょ」は初心者でもとりくみやすいです。
指くくりもないですし、どの本も伴奏がシンプルである場合が多いです。
保育園や幼稚園でも歌われる定番曲なので、弾けるとお子さんも歌ってくれそうですね。
ぶんぶんぶん
こちらもド、レ、ミ、ファ、ソの5つの音で構成されており、指くぐりがありません。
右手がシンプルだと左手も取り組みやすいですね。
最初と最後に同じメロディーが入ってくるので、楽譜を読むストレスも軽減されそうですね。
きらきら星
フランス民謡が原曲と言われている「きらきら星」は認知度が高く、童謡としては優しい仕上がりになっていますよね。
この曲を含め、クラシック音楽界には多数のカバー曲が存在しているんですよ!
こちらも最初のメロディーが最後にも繰り返されるタイプなので、初心者にもうれしいポイントですね。
落ち着くようなメロディーに弾いている側も癒されそうですね。
かえるのうた
雨の日にはつい歌いたくなる「かえるのうた」は子どもにも大人気です!
右手もシンプルなので、取り組みやすさは抜群なんですよ。
歌うだけでなく、曲に合わせてかえるになりきるなど、リトミックとしてもしばしば使われる曲なので、弾いていると、気づけば横で子どもがかえるになっているかもしれません・・・・・。(笑)
「リトミックって何だろう?」という読者様は、こちらの記事もお読みください!
子どもがリトミックを習うメリット・デメリットや、大人から始めるリトミックについて、わかりやすく解説しています。
>>ピアノ教室で楽しくリトミック♪子供から大人まで楽しめる!
チューリップ
最後も保育園・幼稚園の定番曲である「チューリップ」です。
紹介した曲の中では、一番変動のある曲だとは思います。
こんなにかわいく、有名な曲ですが、じつはその歴史は古く、昭和7年に某誌に掲載されたそうです・・・。
歴史を感じながら弾いてみてくださいね。
ピアノ初心者が童謡を弾くのにオススメの楽譜3選!!
それでは初めて童謡に挑戦する方向けに、おすすめの楽譜を3つ紹介していきますね!
童謡の楽譜を選ぶ時は、保育士や幼稚園の先生向けに出されている楽譜を選ぶと、比較的に取り組みやすいです。
その理由は3つあります。
- 先生向けに出されている楽譜は、ピアノの初心者向けに出されているものが多い。
- 弾き語りを意識して作られているものが多いので、伴奏も簡単。
- 曲数が多い!
意外と、先生方の中にはピアノ初心者という方も多いんですよね。
そして、ピアノを弾きながら歌えるように編曲されているので、伴奏も簡単に作られているものが多いんですよ。
それでは、おすすめの楽譜についてご紹介していきます。
やさしく弾けるピアノ伴奏保育のうた12か月
引用:紀伊国屋書店
こちらはドレミ音階、指番号、簡単な伴奏という3拍子がそろっている楽譜で、初心者が童謡を取り組みやすいように配慮されている楽譜です。
もう一度言います。
本当に初心者が取り組みやすいように配慮されています。
その秘密は、実際に幼稚園や保育園の現場の声を元に編曲されているため、弾きやすさがかなり重視されているところにあります。
141曲とボリュームもありながら、月ごとにカテゴリがわかれているため、四季に合わせた曲を選曲することができます!
レパートリーを増やしたい方にも、とくにオススメな楽譜ですね。
みんなでうたおう!たのしいこどものうた大全集202
引用:紀伊国屋書店
こちらはとにかく楽曲の多さが充実しています。
比較的シンプルな譜面になっており、とくに簡単なコードが理解できている方であれば、こちらの楽譜の方が伴奏が弾きやすい仕様になっています。
子どもに人気のポップな曲も収録されているので、弾けると子どもに喜ばれるかもしれません。
こどものうたピアノ伴奏集ベスト100
こちらは私の持っている本を撮影したものですが、紹介した楽譜の中では少し難易度が高めになっています。
簡易伴奏は初心者でも取り組みやすいというメリットはありますが、音に厚みがないというデメリットも持ち合わせています。
音に厚みがある方が、弾き語りや子どもが歌うという場面ではイキイキと歌うことができます。
こちらの楽譜は、簡易伴奏では物足りない方向けに作られており、簡単ながらも本格的な伴奏に聞こえる楽譜に仕上がっています。
ちょっと童謡に慣れてきたなぁって思う方は、チャレンジしてみるといいかもしれませんね。
ピアノが超★初心者のための童謡を選ぶポイントのまとめ
童謡って自分が知っていても、ピアノで弾くとなるとなかなか難しいですよね。
でも、かわいい我が子にピアノで童謡を弾いてあげられるなんて、考えただけでも子どもが喜んでくれそうですよね。
今回は比較的に簡単な楽曲や楽譜を選んでみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
もう一度、童謡を選ぶポイントやおすすめの童謡をおさらいしますね。
- 音階の狭い曲を選ぶ
- 左手の伴奏が簡単なものを選ぶ
- 繰り返し同じメロディーが入るものを選ぶ
- ドレミ音階や指番号の書いてある楽譜を選ぶ
【おすすめの童謡】
- ちょうちょう
- ぶんぶんぶん
- きらきら星
- かえるのうた
- チューリップ
童謡を練習して、弾き語りまでできると良いですね!
お子さんと一緒に楽しみながら、童謡を弾いてみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。