カラオケで伴奏に合わせて歌ってたつもりなのに、なんだか気づかないうちにどんどん伴奏と歌がズレていってしまう、なんてことありませんか?
それはひょっとすると、リズムにちゃんとのれていないのかもしれません。
ピアノとリズムは切っても切れない関係ですよね。
リズムをまったく無視していては、せっかく素敵な曲を弾いていてもハチャメチャな演奏になってしまいます。
実はピアノがなかなか上手くならない方の中には、「自分にはリズム感がないんじゃないか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ピアノを弾くうえで欠かせないリズム感を養っていただけるよう、動画を中心に読者様に役立つ内容をお届けしますので、ぜひ参考にしてみてください♪
【この記事でお伝えしたいこと】
- ピアノとリズムの関係
- ピアノのリズム感をアップする練習方法
ピアノに欠かせないリズム感
音楽に関わる人なら誰でもおさえておきたい、音楽の三大要素をご存知でしょうか?
【音楽の三大要素 = メロディー・リズム・ハーモニー】ですね!
リズムは音楽を奏でるうえで欠かせない要素なんです。
こちらではピアノの鼓動「リズム」のことについて、まずはお話させていただきますね。
ピアノがなかなか上手くならない理由はリズムが原因?!
リズムに正しくのることができていないと、ハチャメチャな演奏になってしまうということは冒頭でお伝えしましたね。
リズムを重視する理由は以下の通りです。
- 楽譜どおりに弾くことができない
- リズムがズレると違和感が生じて楽しく演奏できない
- アンサンブルなど数人で演奏する場合にうまく合わせられない
- 表現豊かな演奏ができない
そう、リズムがしっかりとれていないと、規則性が保てず聴いていて不快になってしまうような、残念な演奏になってしまうんですね。
そもそもピアノでいうリズムはどのように表現されるのでしょうか?
以下の動画は、「リズム=拍」の重要性についてとても分かりやすい内容となっていますので、ご覧ください♪
引用:YouTube
拍の種類をピアノ演奏と手を叩くことで詳しく説明されているので、思わずなるほど~と声が出てしまいました。
こちらの動画では、特に以下2点について強調しています。
- 拍がなければ音楽と言えず、ただの音。
- 拍を理解すればもっと美しい演奏ができる!
動画を観ていただくと、同じ曲でも拍がある場合とない場合ではまったく違うことがわかりますね。
ぜひ拍の大切さを理解していただき、これを機にもう一度、リズムを意識することをはじめてみませんか?
裏拍がとれる人はリズム感がある?!
リズムには表拍と裏拍の2つが存在しますよね。
その裏と表をしっかりと理解していないと、ちゃんとしたリズムが刻めないんですね。
特に私たち日本人は、日本語で言葉を発するときの特徴や、表拍でリズムをとる日本音楽に慣れ親しんでいるため、裏拍を難しく感じるようです。
それでは表拍と裏拍について分かりやすく解説していきますね。
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表拍 | タン | ツ | タン | ツ | タン | ツ | タン | ツ |
裏拍 | ツ | タン | ツ | タン | ツ | タン | ツ | タン |
※(ツ)は休憩部分
「タン」にアクセントを付けて、1~8までを口に出してみて下さい。
このように、表拍では休みの部分で反対に音を刻むのが裏拍なんですね。
なんとなく、表拍の方がリズムがとりやすいのではないでしょうか?
それは私たちは普段から聞こえてくる音を基準(表拍)にしてカウントしているからなんですね。
裏拍を刻むには、表拍で受動的にリズムをとるのと反して積極的にリズムをとりに行く感覚になります。
一定のスピードで裏拍をずっと刻み続けられる人は、リズム感を持っている人と言えるんですね。
洋楽は、裏拍にアクセントを付けた曲が多いことから、普段から洋楽をたくさん聴くと、裏拍を感じるのに役立つので注意して聴いてみましょう!
表拍と裏拍をかんたんに理解するのにオススメな動画
引用:YouTube
こちらの動画は、英語学習を目的としていますが、表拍と裏拍について童謡で歌に合わせてとってもわかりやすく説明されています。
英語で歌っている場面もあるのですが、裏拍を意識するとなんだかより自然でリズム感も増してかっこいいんです!
そして英語は裏拍なんだとか!
この解釈は、きっとピアノにも役立つことに違いないと思い、こちらの動画をオススメいたしました。
歌や他の楽器の音楽、英語学習やダンスなんかでも、表拍と裏拍トレーニング方法はたくさんありますよ~。
ピアノのリズム感をアップする簡単トレーニング
リズムの重要性についてはしっかりとご理解いただけたと思います。
では、さらにリズム感を養うにはどうしたらいいのでしょうか・・・?
それは、楽譜を深く理解し、体でリズムを感じることです。
やはり音に関することは、目と耳で確かめていただくことが一番だ!と思い、リズムで悩む読者様に役立つ動画をピックアップさせていただきました!
リズムの基礎知識を学ぼう
引用:YouTube
まずはじめに音符の読み方から入るこちらの動画がおすすめです。
初心者向けで、とっても優しくわかりやすい内容になっています。
リズムを覚えるのに、まずは音符の種類や拍子の意味を知らなければ、楽譜を見て弾くことができませんね。
- 音符の読み方
- 拍子の種類
- リズムトレーニング
音符の種類は、全音符・2分音符・4分音符・8分音符をピザやケーキをわけることに例えて子どもでもわかるような説明にしてくれています。
はじめは混乱しやすい拍子の種類についても、音符の数え方をホワイトボードに図で書き、それを見ながら理解することができます。
音符と拍子を使ったトレーニングも、とても効果的なんです。
拍子に合った音符の長さをメトロノームに合わせ、実際に口に出し手を叩いて刻む練習をすることで、楽譜を見て自然とリズムがわかるようになるんですね。
すでに基本的な知識を学んだ方も、ぜひおさらいとして参考にしてみて下さい!
裏拍をとる練習
引用:YouTube
結論からお伝えすると、「リズム音痴=裏拍がとれていない・楽譜をパッと見て瞬時にリズムを判断できない」とこの動画では説明しています。
2つのパターンに分けて同リズムに合わせて手を叩くことをオススメしている内容なのですが、その中で、「叩きやすい方と叩きにくい方」が存在します。
そう、「叩きにくい方=裏拍にアクセント」ということになります。
そして普段聞き慣れていないリズムはやはり分かりづらく感じてしまうんですね。
しかし、ちゃんと克服できるようなアドバイス付きなんです!
- 楽譜に沿ってリズムに合わせて手を叩いてみる
- お気に入りの曲を聴きながらメトロノームを使用し、その曲の中で刻まれる拍を感じてみる。
右手と左手のリズムを合わせる練習
引用:YouTube
読者様の中でも、両手で弾いた時に左と右の手のリズムを合わせることが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな方にピッタリの練習法を、こちらの動画で学べてしまいます!
まず、「楽譜を見て急に左と右一緒に弾かない!」これが基本です。
はじめから合わせようとしても、いきなりはどうしても難しいので、以下の順序に沿ってみて下さいね。
- 左・右別々に弾きこんで練習する
- 弾きながらリズムを声に出す(ワン・トゥー・スリー・フォーなど)
- ゆっくりなテンポで左・右合わせて弾いてみる
こちらでもオススメされているものがやはりメトロノームですね。
もしも手元にない方や、使い方を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね♪
ピアノの練習にはメトロノーム!必須アイテムのおすすめはこれ!
ピアノ+リズム感で躍動感のある演奏を♪
「ピアノから音を出す」ということにばかり意識をとられてしまい、なんだか自分の演奏がいつまでたってもしっくりこないと感じることはありませんか?
そんな時はリズムを見直してみることが大切ですね。
リズム感を身につけられないと、どことなく平坦で薄っぺらい演奏になりがちで、楽しく演奏することができませんよね。
リズムをしっかりと理解し、曲で表現できるとより厚みが増し、躍動感あふれる演奏に近づくことができるんですね。
リズム感のあるピアノ演奏は、曲の強弱や感情をよく表わしているので、聴く人の印象に残ります。
- 音符・拍子を学ぶ
- 表拍・裏拍を覚える
- メトロノームでリズムを刻む練習をする
- リズムを口に出す
- 手を叩くなど体を使ってリズムを刻む
ピアノにこだわらなくても、リズム感を養う意味では色々な音楽に触れることが大切です。
他の楽器の演奏を聴いてみたり、歌をうたったり、ダンスをしてみたりなどいいですね。
普段から楽しく音楽を感じて、それを自分の好きに表現することがピアノのリズム感アップにはとっておきの方法ではないでしょうか。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。