お子さんがピアノを習い始めたのをきっかけに、自分も始めてみた、または始めようかなという読者様もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、始めてみたものの全く練習をしないお子さんに困っている、毎日のように「練習しなさい!」と言ってうんざりしていませんか?
「なんでうちの子はこんなにピアノの練習を嫌がるのかしら・・・」
月謝だって払っているのだから、練習しなければもったいないし、ピアノの先生から「ご家庭でももう少し練習させてください」なんて言われたら、困ってしまいますよね。
“練習を嫌がる”のには何かしらの原因があります。
かつての私のように、誰かに聞かれていると恥ずかしくて弾けない!なんて子もいると思います。
では、自主的に練習するようになるには、親子でどのような取り組みをすればよいのでしょうか。
今回は親子で練習に取り組む方法を以下のポイントに絞ってご紹介します!
- ピアノの練習を嫌がる理由を考えてみる
- 練習嫌いを克服する7つの方法
親子で取り組むことによって、自分の練習にもなるし、お子さんの練習嫌いも克服できて一石二鳥ですよ!
ピアノの練習を嫌がる理由とは?
では、そもそも子どもがピアノの練習を嫌がるのは何故でしょう?
その理由を少し考えてみましょう。
- ピアノが向いていなかった
- ほかの事に興味がある
- 目標設定が高い
- ピアノのレッスンについていけない
- 誰かに聞かれるのが恥ずかしい
兄弟や友達がピアノを習っているのをみて、なんとなく始めてみたけど、あまりその子には向いていなかったということや、ピアノに興味はあるけれども、それよりも他にやりたいことがあるということは、年齢が小さいほどよくあることだと思います。
また、ピアノに対する目標がその子のレベルに合っていない場合や、レッスン自体についていけていない場合だと、ピアノに対する気持ちが落ちてしまい、やる気がゼロになってしまっていることも。
他にも、誰かに聞かれていると恥ずかしいなんて子も少なくないんですよ。
私みたいな恥ずかしがり屋なタイプは、家に誰もいなければ練習ができるので、その子の性格を尊重してあげてくださいね。
では、次にどうしたら嫌がらずに自主的に練習するようになるかをご紹介します。
ピアノの練習嫌いを克服する7つの方法
お子さんが自主的にピアノの練習に取り組むには、親御さんのフォローがまだまだ必要なんです。
親子で取り組むことができる7つの方法をご紹介します。
どれもすぐにできることなので試してみてくださいね。
- 子どもとピアノの練習について話し合ってみる
- 時間設定をする
- 日々の練習を可視化する
- 親子で練習に取り組む
- いつでも弾ける環境にしておく
- 様子をみる
- ピアノから離れてみる
親子で練習する方法や、大人が実践しても効果がある練習法もあるので必見ですよ!
それでは詳しくみていきましょう。
方法1.子どもとピアノの練習について話し合ってみる
お子さんとピアノの練習内容について話し合ったことはありますか?
親が一方的に決めたことや、ただ「練習しなさい!」と言うだけではではなかなかお子さんには定着しません。
以下のポイントをおさえて話し合ってみましょう。
どうしたら毎日練習できるか考えてみる
~例~
- 一日のうちでどの時間にやるか
- 一回の練習時間はどのくらいなら可能か
方法2.時間設定をする
具体的に一日の練習時間が決まったら、タイマーをかけて練習に集中してみましょう。
もちろん、一日5分~でも全く問題ありませんよ!
意外にタイマーが鳴ると「もう時間?」と感じることが多いんです。
ピアノは毎日の積み重ねが大事で、一日5分を毎日練習するだけでみるみる上達していきます。
決まった時間でオンとオフを分けて集中してみましょう。
ちなみにこの練習法は大人にも効果があります。
ダラダラと練習するのではなく、メリハリをつけて練習することで集中力がアップするんですよ。
ぜひ試してみてくださいね♪
方法3.日々の練習を可視化する
毎日の練習が可視化できるとやる気に繋がります。
例えば、練習をしたら
- カレンダーにシールを貼る
- ぬり絵などを用意して一箇所色を塗っていく
など、練習後のお楽しみを作ってみると喜ばれます。
可視化することのメリットは、自分の頑張りが目に見えるということです。
その頑張りがやる気アップになり、毎日の継続へと繋がっていきます。
親子で取り組むならば、一ヶ月毎日練習を続けることができたら、ご褒美においしいケーキを一緒に食べる!なんていうのも楽しそうですよね♪
方法4.親子で練習に取り組む
「練習しなさい!」の声かけを「一緒に練習しよう」に変えて、親子で一緒に練習してみるのもオススメです。
親御さんがピアノ経験者であれば、わからないところを教えてあげたり、一緒に弾いてみたりしてみましょう。
指導という立場よりも一緒に弾いて楽しむというスタイルで取り組んでみてください。
また、親御さんがピアノ初心者の場合は「どうやって弾くの?」「この曲教えて?」という様な関り方をすると、お子さんも喜んで教えてくれるかもしれません。
一緒に練習することで、弾けるようになったときの喜びが二倍になること間違いナシです!
方法5.いつでも弾ける環境にしておく
ご自宅のピアノの蓋を常に開けておく、電子ピアノなら常にコンセントを入れておくなど、いつでもピアノが弾ける環境を作ってみましょう。
案外、その準備が億劫でピアノの練習をしないなんて場合もあります。
もちろん大人も些細なことが手間に感じることありますよね。
自宅でピアノが目に付いたときに「ちょっと弾いてみようかな・・・」と思うことができれば、習慣化にも繋がっていきますよね!
方法6.様子をみる
毎日毎日「練習しなさい!」と言い続けるのも疲れたという親御さんは、声かけをやめて少しお子さんの様子をみてみましょう。
よく子どもの時に、親にうるさく言われて「今やろうと思ったのに!」となったことはありませんか?
やらずにグズグズしていた自分も悪いけど、そう言われてしまうと、モチベーションが下がってしまいますよね。
毎日言われていたことが、急に言われなくなると子どもなりに気がついて焦るものです。
自主的に練習をするか、しばらく様子をみてみましょう。
方法7.ピアノから離れてみる
ここまで6つの方法をご紹介しましたが、どれもうちの子には効果がなかったという場合には、ピアノから少し距離を置いてみませんか?
ピアノ教室をしばらく休会してみることも必要かもしれません。
ピアノから離れてみたからこそ、感じることもあると思います。
「やっぱりピアノがすき」「また弾きたい」と思えるようになると親としてもうれしいのではないでしょうか。
だとしたら、あえて少し離れてみる時間をとってみてもいいと思いますよ。
お子さんがピアノから離れたからと言って読者様もやめる必要はありません。
それよりも親(読者様)が楽しく弾いている姿を見て、またピアノを弾きたいなと思う日が来るかもしれません♪
ピアノの練習とどう向き合うか
今回ご紹介した、練習嫌いを克服する7つの方法はこちらです。
- 子どもとピアノの練習について話し合ってみる
- 時間設定をする
- 日々の練習を可視化する
- 親子で練習に取り組む
- いつでも弾ける環境にしておく
- 様子をみる
- ピアノから離れてみる
どんな習い事もそうかもしれませんが、日々コツコツ練習することが上達への近道です。
自主的に練習するようになるために親子での工夫をしてみてくださいね。
私も将来、子どもが産まれたら、ピアノを始めてほしいと思っています。
もちろん子どもが「やりたい」と言ったらですが・・・
親子で一緒に弾くピアノ、とってもステキだと思います。
いつか親子連弾が叶ったら聞かせてくださいね♪
最後までお読みいただきありがとうございました。