
「ツェルニーの教本はいっぱいあるけれど、リトルピアニストって一体どういう教本なんだろう?」
教本に関する情報は少なく、手に取ってみないと分からない部分も大きいです。
リトルピアニストもその一つ。
なので今回、有益な情報をお伝えできればと思います♪
まず難易度について言うと、ツェルニーリトルピアニストは初級レベルです。
レッスンを再開された方の復習や、大人からピアノを始めた方の初見練習などにも幅広く用いられています。
なにより、ツェルニー30番に入る前に使うことで、難なく中級レベルに進めるメリットがあります。
読者様もツェルニー30番を目指してリトルピアニストを使ってみませんか?
今回、リトルピアニストの特徴や使い方についてまとめました。
気になるツェルニー100番との違いにも触れていますので、ぜひ最後までご覧ください♪
今回の記事を読んでわかることは次の通りです。
- ツェルニーリトルピアニストで学べること
- ツェルニー100番とリトルピアニストの違い
それではリトルピアニストについて、惜しみなくお伝えしていきますね♪
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ツェルニーリトルピアニストのレベルと特徴
ツェルニーリトルピアニストを練習に取り入れようか悩んでいる方は是非、読み進めてみてください。
この記事を読み終えた頃には、きっと答えが見つかるはずです。
リトルピアニストはどんな教本?
教本ツェルニーの名前は、作曲家の名から来ていることを以前の記事「【ピアノ】ツェルニーをやらなきゃ損!?同時並行で上達できる教本も」でお伝えしました。
リトルピアニストはどんな人に向いている教本かというと、バイエルの次の教材を探している方におすすめの教本なんです。
その理由は、この教本をやっておくとその次のツェルニー30番へ、難易度的に無理なく入れるからです。
ツェルニー30番といえば、中級者の仲間入りとも言われる教本ですよね。
つまり、中級レベルにステップアップするための前段階に使われるツェルニーがリトルピアニストだということです。
ツェルニーを30番からやるには少し難しいという方にもおすすめできます。
初めのほうは短い曲が中心で、レベル的にやさしいものから始まり、少しずつ難しくなっていきます。
指づかいや速度にも注意して練習すれば、しっかりと実力がついていくでしょう。
スムーズな指運びをするための指番号が楽譜に書かれてあるので、安心してくださいね。
リトルピアニストのレベルは初級程度
リトルピアニストは、バイエル終了後に使ったり、早ければバイエル後半あたりから併用されたりすることのある初級レベルの教本です。
初級向けツェルニーは他にも、ツェルニー100番があります。(リトルピアニストと100番の違いについては後の章でお伝えしますね。)
ではリトルピアニストの最初のページを開いてみるとしましょう。
すると、初級者にも大切な楽典解説が書いてあります。
楽典とは、楽譜を読んだり書いたりするために必要な基本的な知識のことです。
この楽典がとても便利で、バイエル後半からの副教材として使用することができ、バイエルでの練習を補うのに適しているんです。
楽典を最初に見たときにはチンプンカンプンで何を言っているのかわからず、難しい言葉や記号がただ並んでいるだけのように見えるかもしれません。
ですが、自分で調べたり先生に教わったりしながら「どういうことなのか」を覚えていけば、それだけでしばらくのあいだは楽典の知識が十分と言えるほどになります。
リトルピアニストには、練習曲だけでなく詳しい楽典が書かれているのがポイントですね!
ツェルニーリトルピアニストとツェルニー100番を比較!どっちを使う?
前の章でも触れましたが、リトルピアニストとツェルニー100番はどちらも初級者向きで、基礎を学ぶための練習曲集です。
絞るとするなら、楽譜の見やすさと弾きやすさなどからおすすめはリトルピアニストです。
そうは言ってもどちらを選ぼうかと悩んでいる人のために、2つの教本の違いについて具体的にお伝えしておきます。
読者様ならリトルピアニストと100番練習曲のどちらを用いるのが得策なのか考えてみてくださいね。
どんな曲が収録されているのかというと、リトル ピアニストのほうが100番練習曲より、いくぶん曲がきれいな印象なので弾いていて楽しいです。
100番練習曲の場合、最後から数えて10数曲は♯(シャープ)や♭(フラット)などの変化記号がかなり多くなり、楽譜を読むだけでも骨の折れる曲が多いです。(心も折れるかも?)
それに対してリトルピアニストは、変化記号が多くなっても4つなので無理なく学習できます。
♯や♭が多すぎないほうが譜読みはしやすいですよね。(逆に少なすぎると訓練になりませんが)
100番練習曲は、曲が細かくて譜面が読みにくい点から、少しとっつきにくいと思われる方がいるのも事実です。
同じ初級レベルの教本であっても、難易度に差があることがわかりましたね。(ひとまとめに初級といっても少し幅があるんです)
ツェルニー100番をもうちょっと深堀り
ツェルニー100番練習曲は、リトルピアニストと同様にバイエルを練習しながら技術をより早くマスターするのに使われています。
子どもから大人までの幅広い年齢層の学習者にとって良い教材だと言われます。
タイトルの通り1番から100番までの練習曲がおさめられていて、1番から順に進めていってOKです。
実際に進めていくとわかると思いますが、ツェルニー100番の最後のほうは次のステップであるツェルニー30番の最初のほうの曲よりも、実は難しかったりします。
教本の半分を終えたあたりからぐんぐん難しくなり、80番以降がきちんと弾けたらツェルニー30番をやっている人より上手いんじゃないかと思えるレベルになってきます。
講師によって考えはさまざまですが、ツェルニー100番を途中まで(だいたい60曲あたりまで)か抜粋して使う場合があります。
しかし、ピアノを本格的にやりたい人はリトルピアニストと100番練習曲の両方を使うなど、数をこなすことも大切だと言われます。
えっ?!両方??と思われますよね。(そりゃあ、全部できるならやったほうが良いんでしょうけど・・・)
どちらもすべてとなると、リトルピアニストは73曲、100番練習曲は100曲なので合わせて173曲!!(すごい数!)
例えば独学で、一つ一つと向き合っていると「いつ終わるんだ・・?」と、出口の見えない迷路をさまようことになるかもしれませんよね。
そんな読者様に、教本を進めていくパターンをいくつかお伝えしておきます。(実際に教室でも使われているパターンです)
教本の進行パターン3つ
※バイエルの次にツェルニーに進むことを仮定しています。
パターンA(本格的にやりたい人) | バイエル→ツェルニーリトルピアニスト→ツェルニー100番(抜粋あるいは全部)→ツェルニー30番 |
パターンB(大人と子どもの違い) | バイエルのあと、学習者がお子さんの場合には100番に進む前にリトルピアニストを挟む。
大人の場合にはリトルピアニストをやらずツェルニー100番に進む。 |
パターンC | バイエルのあと、ツェルニー100番はやらずにリトルピアニストだけをやる。 |
以上、3つのパターンをお伝えしました。
パターンBのように100番練習曲のみを選び、リトルピアニストをやらない人も中にはおられます。
ですが、子どもがツェルニーに取り組む場合に積極的にリトルピアニストを取り入れる講師がいることから、この教本は子どもにも理解しやすく弾きやすいことも分かるかと思います。(そう、リトルピアニストだけに!)
読者様ならどのパターンで練習を進めていきますか?
ツェルニーリトルピアニストの練習の取り入れ方
リトルピアニストは、単なる指の訓練目的の練習曲集ではありません。
曲想を読みとる力や、フレーズを意識する教材として最適なんです。
それぞれの曲によって、穏やか・軽やかなど曲想が違うので、その違いを意識しながら曲を仕上げていきます。
ただ指を動かすだけの練習として用いた場合の難易度はそれほど高くないため、初級者が音楽的表現を学ぶにはうってつけの教材。
練習時の注意点、それは初心者にありがちな、肩から指までのラインをガチガチにした弾き方ではこの曲集はうまく弾けません。
姿勢や脱力には気をつけて練習しましょう。
脱力についてはこちらの記事をご覧ください。→ピアノの音色を美しくする指の使い方|脱力とタッチの基本と練習方法
指がよく動く人は、センスを生かして表現の仕方を習得していけば、この先もいろいろな曲を弾きこなすことができます。
リトルピアニストは表現力を磨くことも助けてくれるのです。
例えば、再開後ポップスの演奏をメインにしてきていて、これからクラシックに挑戦しようと思っている人の教本としてもおすすめできます。
初級レベルのあいだにリトルピアニストで基本をしっかり学び、これからたくさんの曲を弾くきっかけになるといいなと思います♪
ちなみに、譜面に出てくるリピート記号は基本的に省略し練習していって大丈夫です。
また教本の半ばに各調のスケール練習があるのですが、そちらも省略されることがよくありますよ。
省けるところは省いて進めましょう!
リトルピアニストで学べること(利点と欠点)
リトルピアニストは100番練習曲と同程度のレベルのものですが、実際には100番練習曲やバイエルでは習得できない技術が加えてあり、さらに応用曲を収録してあるという最大の特徴があります。
一言で言い表すと、リトルピアニストは100番練習曲よりも音楽的に充実しているのです。
それだけでなく弾きやすさからリトルピアニストを選ぶ人は多いです。
一曲が長くないので、限られた時間のなかでの練習に取り入れやすいメリットもあります。
伴奏パターンや音域の変化がそれほど激しくないため、読譜力が自然とつきやすく初見練習にもよく用いられます。
言い換えると欠点として、臨時記号はあるものの6割以上がハ長調中心なので調性をしっかりとは学べないこと。
そこで調性を身につけるためにもブルグミュラーを取り入れましょう。
ブルグミュラーなら長調・短調さまざまな調の曲が詰まっています。(ブルグミュラーの良いところはこれだけではありませんがまた次の機会にお伝えしますね!)
そもそも以前の記事「ピアノ教本の順番って!?難易度と豆知識・レッスンポイントを紹介」で、ブルグミュラーについてこう紹介しました。
バイエルの次にブルグミュラーに進むのが一般的で、ブルグミュラーとツェルニー100番を併用することがあると。
ツェルニー100番とリトルピアニストはレベルが類似しているので、つまりはブルグミュラーとリトルピアニストを並行して用いることはごく自然ともいえるでしょう♪
#・♭のバランスよいブルグミュラーと、次を見据えたリトルピアニストを使い効果的に学ぶという選択肢も視野に入れてはどうでしょうか?
独学で練習に励んでいる読者様に伝えたいこと
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ツェルニーリトルピアニストのレベルは?100番練習曲との比較も まとめ
今回はリトルピアニストをトータル的に解説しました。
- ツェルニー100番と同じ初級程度であるが、リトルピアニストのほうが易しい
- リトルピアニストは♭や♯が少なめ(増えても4つまで)
-
リトルピアニストは少しずつ難しくなるが、100番練習曲は後半からどんどん難しくなっていく
- バイエルでの練習を補うため、バイエル後半に併用する、あるいはバイエル終了後に用いる
- バイエルやツェルニー100番にはない応用曲が収録されていて音楽的に充実している
いかがでしたか?
ピアノを始めてまだ年月の浅い人にも、ピアノを再開したばかりの方にも、リトルピアニストは使い勝手のいい教本です。
初級者全員が使っているような王道の教本だ、とは言えませんが知る人ぞ知る教本の一つです。
中級レベルを目指してリトルピアニストを弾き進めてみませんか?
今後の読者様にとって、リトルピアニストで学ぶことがたくさんの曲を弾くことにつながるよう応援しています。
最後までお読みくださりありがとうございました。