昔習っていたピアノ、趣味で再開しようかな。
そんな風に思っても、ブランクが長いと不安になりますよね。
「ブランクが長すぎて上手く弾けないだろうな」
「あの感覚を取り戻せるのかな」
私も再開組なのですが、小学校を卒業してから10年ほどのブランクがありました。
今も楽しんでピアノを弾けているのは、無理せず、自分に合った方法を見つけることができたからだと思います。
大人になってからの趣味は長く続けた方が楽しいですし、指がスラスラと思い通りに動くと気持ちいいですよね!
自分のペースで練習できるのも、大人の趣味の良いところ。
今回は、以下の内容をお伝えしていきます。
- ピアノのブランクを乗り越えるための3つのコツ
- ピアノ再開時の練習方法で気をつけるべきポイント
- 再開組の大人におすすめの教材
ピアノを再開しようか迷っている方や、再開してみたけど上手くいかないと悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。
当サイトでは、独学でピアノに取り組みたい方はこちらの教材をオススメしています。
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ピアノのブランクを乗り越えるための3つのコツ
ピアノの経験がある方は、数日ピアノを練習しないだけで指が動きにくくなることを知っています。
だからブランクがあればあるほど、再開に勇気が必要なんですよね。
自己紹介ページでも書いているように、私は小学生の頃にピアノを挫折した過去があります。
大人になってピアノを再開したときには、うまくできない自分に腹が立ったり心が折れそうになったりしました。
感覚を取り戻すまで色々と悩みました。
しかし「自分のレベルに合わせた難易度で練習し、一曲をしっかりと仕上げる。そうやって少しずつレベルを上げていけばいいんだ!」と気がついてからは、順調に進めていくことができたように思います。
そうです、自分のペースでいいんです。
焦りは本当によくないですね。
そんな私の経験も踏まえて、ブランクを乗り越えるためのコツを3つお伝えします。
1. 頑張りすぎず楽しむ
練習あるのみ!でも無理はしない!ピアノを楽しむことだけを考えましょう。
頑張りすぎるとピアノを弾くことが負担になってしまいます。
さぁピアノを久しぶりに弾いてみよう!と思い立ったら、ピアノ教室に通っても自宅で練習するのでも方法はどちらでもいいんです♪
ポイントは思い出すきっかけづくりと続けるための工夫です!
もしブランクのせいで全く弾けなくなっていたとしても、0からスタートして技術を身につけるまでにかかる時間よりも少ない時間数で元の状態に戻れます。
実際再開してみたものの、かつてはスラスラ滑らかに弾けていた音階も、あれ?と手が止まるかもしれません。
それでも大丈夫。
昔ピアノを習い始めたときのことを振り返って、今までの道のりをたどってみましょう。
ピアノを一度経験したことのある方は、ブランクがあっても必ず弾けるようになります!
自転車に乗ることをイメージしたらわかりやすいのではないでしょうか?
久しぶりに乗ったとき最初は少しふらついたとしても、すぐに自転車に乗れるようになるのと同じだと言われています。
身体がしっかり覚えているんですよね。
だからブランクがあっても、ピアノに触れていくことで眠っている感覚を呼び覚ますイメージです。
2. 自分の味方やピアノ仲間をつくる
自分の頑張りを認めてくれるような仲間をもつと、モチベーションが下がった時に励ましてもらえるので頑張れます。
私もピアノを再開した当初、自分のできなさに落ち込むこともありました。
それでも練習していく中で、周りが上達を褒めてくれるという環境があったからこそ続けることができたように思います。
家族や友達などに演奏を聴いてもらう機会をつくると、上達したいという気持ちに火がつきます。
もし身近な人に聴かれるのが恥ずかしいという方は、ffサロン(オンラインサロン)に参加してみてくださいね。
ピアノ再開組の方が多く参加しており、サロン仲間の演奏に刺激を受けながら練習できる環境です。
\ピアノ仲間を見つけるならココ!/
一緒に始めませんか?「ピアノ」を通して、もっと楽しいこと。web上で誰でもピアニストになれる時代。超初心者でも臆することなく楽しめる全く新しい会員制ピアノコミュニティ、それがffサロン。この機会にぜひお気軽に参加してみてくださいね!
3. 目標を立て、上達を見える化する
1カ月以内にこの曲を弾けるようになるぞ!とやさしめの曲を選び、完成させると自信につながります。
昔弾いたことのある曲でもいいんです。
達成できそうな目標を立て、実際に達成できたらしっかり自分のことを褒めてあげましょう。
自分の演奏をときどき録音し、成長の記録を残して上達を目に見えるようにしておくと自信につながります。
このサイトで毎月開催している仮想演奏会へのエントリーを目指すのもいいと思います。
仮想演奏会は、演奏動画を撮って投稿する新しいピアノ演奏会です。
参加した演奏者の皆さんからも、毎月動画を撮ってエントリーを目標にすることがモチベーションアップにつながっていると感想をいただいています。
仮想演奏会はピアノの経験年数やスキルに関係なく、どなたでも参加できるものです。
ffサロンのスタッフの話なのですが、20年以上ぶりにピアノを再開して仮想演奏会に参加している人もいますよ。
趣味はピアノ~と言ってすごく楽しそうにしています♪
ピアノを始めたばかりの人、自分と同じくらいのレベルの人、自分よりレベルが上で目標の存在となる人もいます。
さまざまなピアノ愛好家の演奏を聞くと、知らなかった曲に出会えたり、表現方法について新たな発見があったりと刺激を受けます。
読者様も、ぜひ一度仮想演奏会をご覧になってみてくださいね!
ここまで、ピアノのブランクを乗り越えるための3つのコツをお伝えしました。
- 頑張りすぎず楽しむ
- 自分の味方やピアノ仲間を作る
- 目標を立て、上達を見える化する
なんとなく、ピアノを再開した自分の姿が想像できましたか?
目標が設定できたら、練習に移りましょう!
感覚を思い出させるためには、具体的にどうやって練習に取り組めばよいのでしょうか?
ピアノ再開時の練習方法で気をつけるべきポイント
ピアノを再開した大人が気をつけるべきポイントは、最初から難しい曲を弾こうとしないことです。
ショパンが好きだからといきなりショパンを弾くのではなく、ブルクミュラーなどに戻ってみましょう。
テンポもゆっくりから。
ブランクがあってピアノを再開する大人は、以下の曲のどれかから始めるのがおすすめです。
- 過去に一度弾いたことのあるやさしい曲
- 好きな曲の簡単なアレンジ版
- 一曲が短くて旋律が美しい曲
最初は上手くいかず挫けそうになることもあると思います。
「以前はこれだけ弾けていたのに・・・」と理想と現実のギャップに落ち込むこともあるでしょう。
難しい曲から始めてしまうとそれが浮き彫りとなってしまいます。
昔はこれだけ弾けてたもん♪と開き直ったり、自信を持っていても大丈夫です。
細かいことは気にしない!うまくいかなくても気にしない!間違えても全然OK!というように、自分に甘くて良いので心にゆとりを持って取り組みましょう。
色々と指を動かしながら試していくとだんだんと指がほぐれてきます。
何よりもピアノを楽しむことが、感覚を取り戻し上達するための近道です。
近道と言っても、長時間の練習は身体への負担が大きいので避け、1日10分でもいいのでなるべく毎日コツコツ続けることが大切です。
指の関節や肘、腕などに傷みや違和感がある場合は力の使い過ぎのサインなので、無理をせずに休憩することを考えましょう。
腱鞘炎について気になる方はこちらの記事をご覧ください。
楽しむために始めたピアノが自分の心身に負担になっていたなど、本末転倒にならないようにしたいものですよね。
今日は忙しくてピアノが弾けなかったという場合は、寝る前にピアノのCDなどの音源を聴くだけでも刺激になり、勘を取り戻すための練習になります。
うまく弾けなくても、少しでも弾ける自分を好きになるのが続ける秘けつです♪
ピアノを再開した大人におすすめの教材
おそらく指導者のなかには「ハノンやツェルニーから始めたほうがいい」など基礎を大切にする方もいますが、つまらないなぁと感じる場合もあるかと思います。
つまらないと感じてしまうと長続きしないので、曲の中で指を動かすことを意識してやっていきましょう♪
それではおススメの教材をご紹介しますね。
ギロック
引用:楽天
- はじめてのギロック(ビギナーのためのピアノ小曲集)
- ギロック叙情小曲集
どちらも全音楽譜出版社から発売されている教本です。
ウィリアム・ギロック(1917-1993)は、指導者に対して熱心な指導をしていたアメリカの作曲家として有名で、ギロックの曲は旋律や響きが美しく発表会の曲としても使われることが多いんです。
どれも一曲が短いですが、弾き映えするものが多いためおすすめです。
子どもの頃は感情を込めるという部分まで気をまわすことのできなかった人も、ギロックなら表現を学ぶのに適した教本となっています。
大人のための独習ブルクミュラー25の練習曲
引用:楽天
この本に載っている曲の長さは見開き1ページくらいなので、無理なく一曲一曲と向き合えます。
また楽譜の表示が大きくて見やすいのも嬉しいポイントです。
ブルクミュラーは子どものための教本としてもよく用いられますが、大人のためのものも出版されています。
独学でも学べるように演奏のポイントなど詳しい解説付きなのでおすすめです。
子どもの頃に習った年数やブランクの期間によって到達度には個人差がありますが、やる気になれば絶対また弾けるようになりますよ♪
教本については、ピアノ教本の順番って!?難易度と豆知識・レッスンポイントを紹介のページでも詳しく解説していますので参考にしてみてくださいね。
楽譜の読み方からやり直したい!〜初級者の方へ〜
ブランクが長く、楽譜の読み方をすっかり忘れてしまった・・・という方もいると思います。
昔は楽譜を見ながら弾けてたのに!と落ち込む必要はありません。
少し学び直すだけで、元通りに楽譜が読めるようになるので安心してくださいね。
こういった悩みをお持ちの方におすすめしたいのが、初心者のために作られたDVD付のピアノ教本です。
海野真理先生の「30日でマスターするピアノ教本&DVD」には、ピアノ初心者が早く曲を弾けるようになるための秘密がたくさん詰まっています!
独学とは違い、プロの先生がDVDで丁寧に解説してくれるのが短期間で上達するためのポイント。
DVDなので外出せずに自宅で習えて、しっかり身につくまで何度でも繰り返し見られます。
大人からピアノを始めた方だけではなく、再開組の方にも使われている教本です。
DVD付ピアノ教本についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、興味があればぜひご覧になってみてくださいね。
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ピアノをまた始めようか悩まれている読者様へ
ここまでいかがでしたか?
改めて、右手と左手で違う動きをし、足はペダルを踏むという複雑な動きが昔はよくできていたな、と思いますよね。
しかしよく考えてみると、ピアノは鍵盤を押せば音が出る、全く初めて弾く方にも優しい楽器とも言えます。
ヴァイオリンなどの弦楽器だと、まず音を出すことも音程をとることも難しいですよね。
読者様も両手で弾けることの心地よさを噛みしめ、その喜びを次の活力にしましょうね♪
私がお伝えしたいのは、再開を考え始めた今がチャンスだということです!
行動あるのみ!今すぐ実行してみましょう。
さっそく教本選びを始めてみる、レンタルピアノの利用や安く購入できそうな中古ピアノを検討してみる、など何でも良いんです。
「ピアノってやっぱりいいなぁ」そう思えたなら最高です!
あなたの最初の一歩と軌道に乗るまでの歩みはじめを心から応援しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。