自分の手がごつくてピアノを弾くのも嫌になる!という方はいませんか?
ピアノを演奏する方は「指が長くて、すらっと細い」というイメージを持たれている読者様も多いのではないでしょうか。
しかし、指にコンプレックスを持っていてピアノを弾くことに嫌悪感を抱くのはもったいないことです!
手の形やごつさはピアノを演奏する上では全く関係ありません。
この記事では、ピアノを弾く手がごついことが気になるという読者様のために、ごつい手のメリットについてご紹介します。
・手がごつい原因とは?
・ごつい手なんて関係ない!演奏上のメリットとは
ぜひ、最後までお読みくださいね。
手がごついことに原因はあるのか?
手のごつさは何か原因があるものなのでしょうか?
遺伝性のものである
手の大きさや形は持って生まれた場合が多いということも要因の1つとして挙げられるでしょう。
つまり、遺伝的な要素が大きいということになります。
遺伝で最も影響を受けやすいのが「骨格」と言われています。
特に背の高さや手足の長さ、形などは、遺伝の影響を多く受けるとされています。
おそらく家族の中に、自分と同じような手の大きさの方がいるのではないでしょうか。
生活習慣の中で変化していく
職業柄などで手を使うことの多い仕事であると指の形が変わっていくということもあります。
諸説ありますが、例えばよく重いものを持つ重労働の仕事の人は、指が太くなりやすい傾向にあるとも言われています。
その原因は、重いものを持つことで指回りの関節に負荷がかかるため、指周りの筋肉がそれにともない発達するからです。
仕事に限らず、日頃使っている関節をカバーするためにその周りの筋肉が発達していくということは自然なことです。
ごつい手なんて関係ない!演奏上のメリットとは?
ごつい手でピアノを弾くことにも素敵なメリットがあります。
どのような良いことがあるか3つご紹介いたしましょう。
力強い演奏ができる
男性ピアニストと女性ピアニストとでは演奏に圧倒的に差が出るところがあります。
それは演奏の「力強さ」です。
そもそも男性の場合、筋肉量も多く骨格も女性と比べしっかりとしていますよね。
つまり骨格のしっかりしているごつい手の方は、演奏するときも力強く弾くことができるということになります。
これは、男性に限らず、女性の演奏者にも言えることです。
曲を弾く上で力強く演奏しなければならない場面は多々ありますよね。
実際、私にピアノを教えてくださっていた先生は、女性でしたが男性のようにごつい手をしていました。
手首もしっかりとしていて、握力も男性くらいある先生でした。
しかし、オクターブ以上の和音が出てくるような楽曲は、そのようなしっかりした手でないと演奏することが難しいのです。
ごつい手であるからこそ弾くことができる曲もあります。
ギャップがある
「ピアノを弾く」=「ほっそりとした長い指」であるというイメージを勝手に抱いていませんか?
もしかするとピアノを弾いたことのない方も、なんとなくそのような印象があるかも知れません。
そんな印象があるからこそ、ごつい手の方が繊細な演奏をピアノで奏でていたら素敵なギャップではないでしょうか?
実際に世界で活躍しているピアニストの中には、ごつい手の方もたくさんいます。
ごつい手であるからこそ、曲を演奏し続ける持久力が自然とかねそなわっているといえます。
そもそも弾いている手元まで見えていない
一体どれくらいの人が演奏している人の手元まで見ているでしょうか。
ピアノを習っている方は先生に手元を見られることはあるかもしれません。
しかし、一般的に演奏を聴きに行って、弾いているときの表情に意識が向くことがあっても、手元まで常に見ているという観客はあまりいないと思うのです。
コンプレックスは手や指に限らず、自分が気にしているほど周りの方は、見ていないものです。
ピアノを演奏する際、多くの方が意識を向けている表情などの表現力について詳しくご紹介している記事もありますのでぜひご覧ください。
ピアノを弾く手がごついのはダメ?演奏するのに手の形なんて関係ない! まとめ
今回は、ごつい手でピアノを弾く際のメリットについてご紹介しました。
最後にもう一度改めて確認しておきましょう。
- 力強い演奏ができる
- ギャップがある
- そもそも弾いている手元まで見えていない
ピアノを弾く方が「指が細くて長い手」という方ばかりではありません。
手の大きさや指の長さなどを気にすることなく、楽しんで演奏をされることが1番ですよ!
また手の大きさを活かして、力強い演奏や難しい曲にも挑戦できるかもしれませんね。
こちらの記事では指のトレーニングについてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ピアノの上達のために筋トレをお考えの向上心あふれる皆さま!○○を鍛えすぎると不利になるという研究があります。やみくもに筋トレを始めてしまう前に絶対に知っておいて欲しいです。もちろん、具体的な筋トレ方法もご紹介しますよ。ぜひお読み下さい。
少しでも読者様の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
私は、よく周囲の人に「そのゴツイ手でピアノが弾けるんですか?」
と聞かれるので、「毎日厳しく身体を鍛えているプロレスラーがゴツイ体をしているのと同じで、ピアニストは毎日手を鍛えているから手がマッチョでごつくなる、当たり前のこと」だと答えている。
国際根性無し連盟総裁さん、記事へのコメントありがとうございます。
手のゴツい人が上手にピアノを弾くと意外な感じがするのかもしれませんね。
ピアノは繊細なイメージがあるからだと思いますが、そのように練習を重ねて手を鍛えることが大切になりますね。