大人のピアノと頭痛【痛いけど弾きたい!痛いから聴きたい!】

 

「今日はピアノの練習をたくさんしたなぁ~」っていう日に、なんだか頭が痛くなる時がありませんか?

 

私は根詰めて練習した日に限って、頭全体が締め付けられるような痛みを感じ、少し横になる時があります。

 

そして、横になったら静かに休めばいいのに、スマホで一生懸命に原因や解消法をリサーチして、さらに気分が悪くなるという悪循環に陥っています。

 

今回は「大人のピアノと頭痛」について、このようにからだを張って(笑)いろいろ調べましたので、以下のことについて、ぜひ読者様と共有したいと思います。

 

  • ピアノを弾くと頭が痛くなるのはナゼ?
  • セルフケアの方法とピアノを弾く時に気を付けること
  • 頭痛に効くクラシック

 

 

ピアノを弾くと頭痛がするのはナゼ?

 

ピアノを弾くと頭痛がする、その原因を探っていきましょう。

 

病気ではないのに頭が痛くなるという頭痛には、大きく分けて3つの種類があります。

 

「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」です。

 

このなかで、ピアノ頭痛の多くは「緊張型頭痛」に当てはまります。

 

「緊張型頭痛」

頭全体が締めつけられるような痛みがあります。

精神的なストレスや、長時間同じ姿勢がつづくといった身体的ストレスが原因で首や頭の筋肉が緊張し、血流が悪くなることで起こると考えられています。

また、目の使い過ぎによる疲労が筋肉のコリを引き起こし、頭痛を誘発することもあります。

引用:エスエス製薬ホームページ

 

ということは、ピアノ頭痛の原因は主に2つということですね。

 

  • 筋肉(首や肩)のコリ
  • 眼精疲労

 

いい感じに脱力するということを忘れ、からだ全体をガチガチにしてピアノを弾いてしまう私。

 

確かに、首から肩にかけてのコリがひどいです。

 

また、譜読みが苦手なので、眉間にしわを寄せて楽譜をにらみつける私。

 

このことが目を酷使していたのですね(当たり前)。

 

脱力に関しては、ピアノの音色を美しくする指の使い方|脱力とタッチの基本と練習方法でもご紹介しておきながら、なんともお恥ずかしい限りです。

 

とはいえ、そもそも「緊張型頭痛」は誰にでも起こり得る頭痛であり、ちょっとしたことに気を付けるだけで対処ができるんですよ!

 

 

ピアノ頭痛から解放されるためにできること ~セルフケア~

 

では、この悩ましい頭痛から解放されるため、普段からできるオススメのセルフケアの方法をご紹介します!

 

ただし、激しい頭痛やめまい・吐き気がある場合など、いつもと違うと感じた時は、必ず医師の診断を受けてください。

 

 

日常生活編

ピアノ頭痛は「緊張型頭痛」に当てはまることは前述しましたが、そのセルフケアは意外と簡単ですよ。

 

  1. 温める
  2. マッサージやストレッチ
  3. 適度な運動

 

まずは、温めてからだの血流を改善することです。

 

入浴が1番効果的ですが、蒸しタオルで首や肩の周辺を温めるだけでも充分です。

 

精神的にもホッとできますので、日々のストレスも忘れさせてくれますよ。

 

私は最近、首回りを温めるグッズ(シートや湯たんぽ)にはまっています。

 

寝る前に温めると、寝付きも良くなる気がしてオススメです!

 

 

次の対処法は、マッサージやストレッチをすることです。

 

私は今パソコンに向かっていますが、長時間同じ姿勢でいると首や肩がじわ~っと重たくなってきます。

 

同じような経験がある方は非常に多いと思いますが、そんな時は少し休憩してみてください。

 

そして、後頭部辺りや首・肩をマッサージしたり、簡単なストレッチをしたりして、からだ全体をほぐすようにしましょう。

 

ストレッチって何したらいいの?と思われた方は、日本人なら誰でもできるラジオ体操がベストです!笑

 

 

最後の対処法は、適度な運動をすることです。

 

一見すると頭痛と運動は関係がなさそうですが、頭痛がからだの血流や筋肉のコリからくるものだとしたら、運動不足は大敵ですね。

 

とはいっても、無理は禁物ですので、普段運動をされない方はウォーキングから始めてみてくださいね。

 

 

ピアノを弾く時

次は肝心のピアノを弾く時ですが、それはズバリ「楽な姿勢でピアノを弾けるように心がけること」です。

 

引用:YAMAHAホームページ

 

上の画像を見てください。

 

ピアノを弾くときの正しい姿勢は、マナーとしての正しい姿勢とは違います。

 

要するに、背筋を適度に伸ばして肩の力を抜いた時に、鍵盤上で指と腕が動かしやすい姿勢が理想です。

 

そのためには、椅子の高さの調整も必要ですね。

 

椅子に深く腰かけないことで前後左右の可動域が広くなり、呼吸のコントロールもラクになります。

 

また、からだ全体でバランスをとることができ、首から肩にかけてのコリが軽減できますよ。

 

「日常生活編」でのセルフケアに「適度な運動」がいいと書きましたが、腰に重心を置くことを考えると、体幹トレーニングも有効かもしれませんね。

 

 

ほかには、譜面台の高さも非常に大事です。

 

これは、ピアノの種類によってどうしようもない(動かすことができない)ケースがほとんどですが、高さが合ってないと姿勢の悪さと目の疲れにつながりますので、頭痛への道にまっしぐらです。

 

ぜひ暗譜ができるように練習に取り組むといいですね。

 

そもそも私のように、楽譜をにらみつけているようではどうしようもないのですが。。。

 

 

頭痛とうまく付き合いましょう ~頭痛に効くクラシック~

 

バイエル薬品株式会社が2014年に行った「頭痛に効く・聴く名曲クラシックグランプリ」という調査をご存じでしょうか?

 

男女9,802名が選んだ、頭痛に効くクラシックの名曲TOP10が発表されています。

(投票結果はこちらのサイトからもご覧になれます)

 

1位にはショパンのノクターン第2番 変ホ長調 Op.9-2が輝いていますが、美しく穏やかな旋律で、頭痛に効くと評価されるのも納得です。

 

個人的に、私は7位のジムノペディ第1番が好きです♪

 

静かで幻想的、目を閉じてゆっくりと湖に沈んでいくような感覚がして、非常に心地いいメロディーに癒やされます。

 

一方、9位の弦楽セレナーデは「オー人事、オー人事」でおなじみのCMで使用されていた曲なので、仕事を連想してしまいかえって頭が痛くなる気が・・・。

 

人によって感じ方も様々ですので、読者様に効く1曲を探してみてくださいね。

 

 

大人のピアノは大人の余裕をもって制する!

 

今回いろいろなことを調べたり、実践したりして感じたことは「大人のピアノには余裕が大事!」ということです。

 

大人になってピアノを再開してからは自発的に弾いているはずなのに、ついつい余裕がない状態でピアノと向かい合っていたなぁと反省しました。

 

きっとこのことが、肩コリ・眼精疲労となって頭痛をもたらしてしまっていたのですね。

 

今日から気持ちを新たに、正しい姿勢で練習したいと思います!

 

それでも、痛くなるようなら日常のセルフケアとクラシックで癒されたいと思います。

 

ぜひ読者様も取り入れてみてくださいね♪

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。