「30~40代からピアノを始めたいのですが、遅いでしょうか?」
このような質問が私のもとに届くことがあります。
私の答えは
「ピアノに憧れを感じるのなら、何歳からでも大丈夫です! 」と声を大にして叫びたいです。
いつの時代もピアノは子供の習い事としての定番であり、人気がありますよね。
読者様のまわりにも小さい頃にピアノをやっていたという方は多いのではないでしょうか。
それだけ身近であり、多くの方に親しまれているピアノ。
始めるのが「いつから=何歳から」でも遅いということありません。
「やってみたい」そう思った時が最適なタイミングです。
定年退職をしてからピアノをスタートされる方もたくさんおられます。
あの「カンパネラおじさん」として有名な徳永義昭さんがピアノをスタートされたのは52歳の時です。
(仮想演奏会に参加された、海苔漁師の徳永さんのインタビュー(前編)はこちら)
読者様が見つけられた好きなこと、ワクワクすることに我慢せず、身構えずに、もっと気軽に第一歩をスタートさせてみてくださいね。
今回は、そのタイミングを逃さないで欲しいという思いでこの記事を書かせていただきました。
しかし、始めようにも何を準備してどうやって始めればいいのかわからないという方もいらっしゃるかと思います。
この記事では、ピアノを始めたいと思っている人のためのスタートガイドとして、ピアノ初心者が練習を始めてから発表するまでの手順を以下の3つの点から説明していきます。
- ピアノの選び方
- 練習方法
- 発表の場
ピアノ初心者が失敗しないピアノの選び方や練習方法を知りましょう。
最後は、発表の場として仮想演奏会に参加するメリットをご紹介しますので、ここをゴールとして定めてみてはいかがでしょうか?
「ゴール=目標」を決めることでモチベーションの維持につながります。
ffサロン(オンラインサロン)でも、私をはじめスタッフが仮想演奏会へのエントリーをサポートしています!
サロンでは、ピアノを一緒に頑張る「仲間」と、ピアノに関する質問や悩みを相談できる「環境」が手に入りますよ♪
\ピアノ仲間と一緒に上達を目指しましょう♪/
一緒に始めませんか?「ピアノ」を通して、もっと楽しいこと。web上で誰でもピアニストになれる時代。超初心者でも臆することなく楽しめる全く新しい会員制ピアノコミュニティ、それがffサロン。この機会にぜひお気軽に参加してみてくださいね!
それでは私と一緒にピアノの世界へ足を踏み入れてみましょう♪
【ピアノ初心者へのメッセージ】ピアノは始めたいときに始めればいい
「ピアノはいつから始めるのがいいか?」よくいただく質問ですが、私の答えはこうです。
気持ちが高ぶっているときに始めましょう!
その理由は、迷っている時間がもったいないからです。
「鉄は熱いうちに打て」ということわざがありますよね。
これは、物事はタイミングを逃さないうちに実行しないと成功しにくいという意味になります。
読者様の中には練習環境や子育てのタイミング、金銭的な問題などで、やってみたいとは思いつつもピアノを後回しにされてきた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そしてこの記事にたどり着かれたのなら、今こそピアノを始めるチャンスです♪
やらない理由を探して悶々とするよりも、どうやったらピアノを楽しめるかに時間をさきませんか?
このスタートガイドで、ピアノ初心者である読者様の最初の一歩の手助けができたら嬉しいです。
ピアノを準備しよう!初心者には電子ピアノがおすすめ
ピアノを始めたいなら、まずは”弾くもの”を準備しないと始まりませんね。
グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノ、キーボード・・・
考えればいろいろとあり、悩むと思います。
私の結論を先にお伝えすると、ピアノ初心者には電子ピアノやキーボードを選ぶのががいいと思います!
※ここではグランドピアノやアップライトピアノの「アコースティックピアノ」に対し、電子ピアノとキーボードをまとめて「電子ピアノ」としてご紹介していきます。
電子ピアノとキーボードにも違いがありますので、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ピアノの購入しようとネットで検索すると、電子ピアノとキーボードが表示されて迷うことがあるでしょう。この記事ではその2つの違いやメリットデメリットを解説し、初心者が後悔しない購入のポイントをご紹介していきます。迷われたらぜひお読みください!!
ピアノ初心者が電子ピアノを買うメリットとは?
私がピアノ初心者に電子ピアノの購入をお勧めするのは以下の理由からです。
- 価格が安い
- 練習環境に困らない
- 続かないときのダメージが少ない
電子ピアノは価格が安い
ピアノには、電子ピアノの他にグランドピアノやアップライトピアノなどがありますね。
ただ、これらのピアノは電子ピアノに比べて価格が高いです。
グランドピアノは100万円を超えるものが一般的ですし、次に安いアップライトピアノでも10万円からという製品が多いです。
30~40歳からピアノを始めようと思っている方にとって、家庭などがあると悩ましい金額ではないか思います。
なので、金額的に安い電子ピアノがおすすめです。
電子ピアノは練習環境に困らない
電子ピアノのメリットの2つ目として練習環境に困らない点があります。
- サイズがコンパクト
- 調律が必要ない
- 騒音対策ができる
- 練習に便利な機能がついている
ffスタッフのよしさんに写真をお借りしたのですが、22鍵盤と小さいサイズのキーボードがあります。
このぐらいのサイズなら練習場所には困らないですね!
気分の乗らないときは、座った足に載せて弾くなんてずぼらな練習方法も可能ですよ。(笑)
また、アコースティックピアノと電子ピアノとの大きな違いは、調律の必要がないことです。
アコースティックピアノでは年1回の調律は必須ですが、そのような整備代がかからない点もメリットですね。
3つ目のメリットは防音対策ができることです。
一般的な電子ピアノにはイヤホンやヘッドフォンをつなぐことのできる「AUX端子」があります。
これにより、マンションなのどの住環境や夜の練習にも対応できます。
イヤフォンやヘッドフォンは「ステレオミニプラグ」というサイズで、電子ピアノにつなぐ際には「ステレオ標準プラグ」に変換しないといけないものもあります。
4つ目のメリットは練習に便利な機能がついていることです。
- メトロノーム
- 自動伴奏機能
- 録音再生機能
これらの機能は初心者に限らず、中級者にもとっても便利なものです。
続かないときのダメージが少ない
電子ピアノは安くてコンパクトなものが多いので、万が一ピアノを弾くことに飽きてしまたとしても罪悪感は少ないでしょう。
始めるときは、金銭的なダメージが少なく気軽に始めることができます。
弾かないのであれば収納したり、立てかけたりして置いておくのにも場所に困るということはないでしょう。
ピアノアプリから始めるのもいい
電子ピアノといえども買うのは抵抗あるなという読者様には、ピアノアプリをおすすめします。
無料で、どこでも、気軽に、ピアノのを音を楽しむことができる3拍子が揃っています。
鍵盤楽器の音を楽しむことが目的であるならば、アプリから始めてみるのもいいでしょう。
おすすめのピアノアプリについての記事はこちらです♪
これからピアノを始めたい人は、気軽にどこでも練習できるピアノアプリから始めてみませんか? ①手軽に②どこでも③無料から④ピアノは楽しいを体験⑤飽きたら止められる 長年興味はあるけど避けてきたピアノ。その最初の壁をピョンっと乗り越える記事です。
レンタルを考えるのもあり
どうしてもグランドピアノやアップライトピアノで練習したい!欲しい!!という方にはピアノのレンタルを考えてみてはいかがでしょうか?
レンタルを使うことで、買うよりも費用を安くすませることができます。
また、レンタルなら1年に1回などピアノを定期的に替えることも可能です。
いろいろな種類のピアノを弾くことができるのもレンタルならではのメリットですね。
ピアノレンタルを詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください♪
ピアノを始めようと思っている読者様!もうすでにピアノはありますか?ピアノの練習を始める前にすること、それはピアノの準備をすること。こちらの記事では、ピアノを準備するために知っておくべきことをお伝えしています。ぜひ参考にしてみて下さい!
おすすめの電子ピアノ2020年版【初心者向け】
今からピアノを始める30~40代の方に向けたおすすめの製品をご紹介します。
- 価格が安い
- 練習環境に困らない
- 続かないときのダメージが少ない
先ほどご紹介した、この3点の特徴を踏まえた電子ピアノです。
インターネットで手軽に買える物の中から選びました。
- CASIO SA-76 電子キーボード
- KORG microPIANO マイクロピアノ
- KORG SP280 電子ピアノ
CASIO SA-76 電子キーボード
引用:CASIO公式サイト
手軽に買えて、コンパクトで安い電子キーボードです。
音色が100種類も備わっていて、簡素なメトロノーム機能もついています。
初めて鍵盤楽器に触る方におすすめです。
変換プラグが必要ですが、イヤフォンやヘッドフォンをつないで弾くこともできます。
本体を支えるスタンドがないので、自宅の机に置いて練習することをおすすめします。
KORG microPIANO マイクロピアノ
引用:KORG公式サイト
かわいらしく高級感のある見た目に、本格的なピアノの性能が備わっている優れものです。
36音色も搭載されていて、たくさんの種類の演奏を表現できます。
単3電池6本を使用しますが、専用アダプターもついているので安心ですね。
スピーカーが内蔵されているので、日々の練習だけでなく、好きな時に演奏することができますよ♪
ヘッドフォン端子がついているので、イヤフォンやヘッドフォンをさして演奏することもできます。
KORG SP280 電子ピアノ
引用:KORG公式サイト
自宅での練習だけでなく、ストリートやライブハウスでの演奏ができる電子ピアノです。
30音色も搭載されていて、幅広いジャンルに対応しています。
また、メトロノーム機能も備わっています。
その他にも、ヘッドフォンや外部スピーカーにつなぐ端子がついています。
付属品として、譜面立と専用スタンドがついているので、別で購入する必要がありません。
ピアノ初心者におすすめ!効率の良い4つの練習方法とは?
ここからは、初心者におすすめの練習方法について解説します。
- 名曲を選ぶ
- いきなり1曲弾こうと思わない
- 片方の手で弾く
- 短い時間、毎日弾く
ピアノ初心者の方は基礎練習をした方がいいという思い込みで、繰り返し基礎の練習をする傾向があります。
しかし、基礎練習だけではなかなか上達を感じられず、続けていくのが大変になります。
鍵盤と音階の位置を覚えるなど基本中の基本を覚えたら、さっそく曲の練習をしていきましょう♪
名曲を選ぶ
名曲を選ぶ理由は、よく知っている曲の方がモチベーションが維持しやすいからです。
楽譜を見ることが苦手な方もいらっしゃると思いますが、名曲であれば頭の中に流れる音と楽譜が一致しやすいです。
苦手意識があっても「意外と読めた!」ということがあります。
それが名曲ならではの力ですね。
もちろん、ピアノ初心者に向いている曲があるのも事実なので、曲を練習するための楽譜の選び方を紹介したいと思います。
- テンポの速い曲は選ばない(♩=100~130がおすすめ)
- ヘ音記号が少ないもの
- 和音がシンプルなもの
初心者におすすめの曲選びについてはこちらの記事をご覧ください。
ピアノが【超】初心者の方でも、童謡を弾いてみたい!って思いますよね。子どもに童謡を弾き歌いできるのを夢見ていても、実際童謡って意外と難しい!そんな方向けに、童謡を選ぶ時のポイントやオススメの楽譜についてまとめてみました!参考にしてください。
ピアノ初心者でも簡単に弾けるディズニーの楽譜をお探しですか?難しそうに聴こえるディズニーの名曲ですが、やさしくアレンジされた楽譜がたくさんあります。この記事ではオススメの楽譜・曲集をご紹介。ぜひお気に入りの楽譜を見つけて練習してみましょう。
ヘ音記号は難しいと思っている人、一度つまずいてしまったことのある人も、この記事を読めば、ヘ音記号のことが理解できてなんだか面白いと思える内容になっています。ヘ音記号の音符を読むためのポイントも是非、参考にしてみてください。
いきなり1曲弾こうと思わない
基礎練習はほどほどに曲を弾いて練習しましょうとお伝えしましたが、練習の仕方にもポイントがあります。
それは「いきなり1曲を弾こうと思わない」ことです。
ポップス曲の場合、次のような構成になっていることが多いです。
- イントロ
- Aメロ
- Bメロ
- サビ
- 間奏
- アウトロ
この曲の構成に注目して、部分的に練習するという方法がいいでしょう。
- 今日はイントロ部分だけを練習
- 明日はAメロを練習する
というようにいくつかに分けて弾くといいでしょう。
部分別の練習に慣れてきたら、1曲を通して弾いてみましょう。新しい課題が見えてくると思いますよ♪
片方の手で弾く
ピアノは両手で弾くイメージをされる方も多いと思います。
しかし、そうなる前に右手と左手は別々に弾いて練習しましょう。
こちらも、日によって練習する手と箇所を変えてみるのもいいと思います。
- 今日の練習ではイントロの右手部分を弾く
- 明日はイントロの左手部分を弾く
- 明後日は両手で弾く練習をする
段階を追って練習することで、上達のスピードが早くなり、モチベーションの維持にもつながります。
弾けないなと感じたら、部分的に練習するようにしてみましょう。
短い時間、毎日弾く
練習時間と練習頻度はどちらも大切なのですが、初心者は練習頻度を確保したほうがいいでしょう。
週に1回や2回、3時間のまとまった練習をするよりも、1日5分であっても毎日練習することでピアノが上達する速度が上がります。
先ほど、私が日によって曲の部分や手を変えて練習をしていみるというお話をしたのもこのためです。
短い時間でも毎日の練習でモチベーションが上がり、ピアノを弾く時間が楽しくなると思います。
5分でもいいので、毎日ピアノの鍵盤を触って音を出してみましょう。
独学でピアノを練習しようと思われているなら、間違った練習で手を痛めたり、初心者にありがちな遠回りをしないために、こちらの記事も是非ご覧ください。
独学ピアノを始めたはいいけれども、どんな練習をしたらいいの?とお悩みの方必見!独学の上達スピードがアップし、よりピアノがきれいに弾けるようになる練習方法と、独学で練習する際の注意点をご紹介します。この練習方法でどんどん上達しちゃいましょう♪
- 好きな曲を弾きたいけれど、自分にはレベルが高すぎる
- 楽譜の読み方がわからないし、自分に合った楽譜の探し方を知らない
- ピアノ教室に通う時間がない
上記の悩みをお持ちの方におすすめなのが、ピアノ初心者向けのDVD教材を使うことです。
完全初心者向けに作られているので、ピアノに触れるのがまったくの初めてでも、このDVD教材を選べば間違いありません。
自宅でテレビを観る代わりに、一流のピアノの先生の指導を受けてみてはいかがでしょうか?
\おすすめDVD付きピアノ教材について詳しく知りたい方はこちら/
時間もお金もないけど、スラスラとピアノを弾けるようになるなんて、そんなウマい話はない!!と思っていませんか?海野真理先生の「30日でマスターするピアノ教本&DVD」なら、その願いは叶ってしまうんですよ♪ ffサイト限定特典もお見逃しなく!!
ピアノ初心者も参加OK!仮想演奏会を目指して練習してみましょう♪
これからピアノを始めようと思っている30~40代の読者様には、電子ピアノがおすすめです。
このように初心者におすすめのピアノの選び方と練習方法をお伝えしてきました。
- 価格が安い
- 練習環境に困らない
- 続かないときのダメージが少ない
- 名曲を選ぶ
- いきなり1曲弾こうと思わない
- 片方の手で弾く
- 短い時間、毎日弾く
そして最後に...私と一緒に仮想演奏会に参加しませんか?
せっかくピアノに興味を持ち、忙しい中を縫って練習しているのですから、発表の場をもってみるのはどうでしょうか?
「誰かの前で発表する」という明確なゴールの意識を持つことで、ピアノを弾くことがさらにワクワクするでしょう。
目をとじて想像してみてください。仮想演奏会に並ぶあなたの姿を。
自分のためのピアノから、誰かのためのピアノになります。
ピアノをきっかけに人生を彩る最高の仲間を増やしていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。