ピアノを始めようと思っている読者様!
もうすでにピアノはありますか・・・?
初心者がピアノの練習を始める前にまずやること、それはピアノの準備をすることですね。
ピアノがないことには何も始まりません。
一言でピアノと言っても、ピアノには種類もあり、かかる費用もそれぞれ。
入手方法も選ぶ必要があります。
こちらの記事では、ピアノを準備するために知っておくべきことをお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみて下さい!
【ピアノ初心者がまずやること】ピアノの種類について知ろう!
まずはピアノを始める前に、たくさんあるピアノの種類から、読者様のスタートにぴったりなピアノを見つけることから始めましょう。
さて、ピアノにはどんな種類があるのでしょうか?
一般的によく使用されている3種類のピアノを紹介していきます!
グランドピアノ
グランドピアノの名前を聞いて、イメージが湧く方も多いかもしれませんね。
そう、3本脚で鍵盤部分が広く、先に向けて小さくすぼんだ形をしている、誰でも見たことがあるピアノです。
大きな形をし音が大きく響き渡ることから、天井が高く広い部屋で使用することをおすすめされています。
そういえば、大きなコンサートホールや、学校の体育館などの広い場所で見かけるピアノはグランドピアノですよね。
グランドピアノのグランドとは、英語でGrand(壮大、豪華)を意味し、その大きくて豪華な形、壮大に響き渡る音色からネーミングされたわけなのです。
プロのピアニストがコンサートなどで愛用しているので、ピアノを習う人なら誰でも憧れるピアノです。
アップライトピアノ
アップライトピアノは、四角の胴形でグランドピアノより小さめです。
一般家庭でよく使用されており、より身近な存在かもしれません。
引用:YAMAHA
ピアノの構造は、内部のハンマーが弦を叩くことで音が出ます。
アップライトピアノは、このハンマーが弦をたたいた時に、元に戻るまでグランドピアノよりも時間がかかります。
よって、プロのように鍵盤を連打するような動作をすると、どうしてもグランドピアノより音色が劣るようです。
しかし、グランドピアノより場所を取らず、そこまで広い部屋を必要としない家庭的なピアノとして浸透しています。
電子ピアノ
電子ピアノは、通称デジタル・ピアノとも呼びます。
引用:YAMAHA
電気ピアノとどう違うの?と思われる方も多いことでしょう。
分かりやすく説明すると・・・
- 電気ピアノ = ハンマーが弦を叩いて音を出す
- 電子ピアノ = ハンマーや弦がなく、デジタルで音を出す楽器
同じようで同じでないことが分かりましたね。
電子ピアノは、音量が自由に調整できたり、色んな音が出せたりします。
アコースティックピアノ(グランドピアノ・アップライトピアノ)ではできないことが実現するのは魅力的ですね。
スピーカーに繋いだり、ヘッドフォンを使うこともできるので、用途が広がることから人気があります。
【初心者に合ったピアノの入手方法】レンタル?それとも購入?
ピアノの種類を決めたら、次はピアノをゲットしましょう!
「ピアノは自宅にないとダメなの?」
その答えは・・・?
もちろん、学校や公共施設などでピアノに触れられる機会はありますが、ピアノはコンスタントかつ継続的な練習が必要です。
となるとやはり、自宅でいつでもピアノに触れられる状態にしておくことが望ましいです。
大きく分けて、ピアノを入手する方法は・・・
- レンタル
- 購入
以上の2つですね。
それぞれの方法について説明していきます。
レンタル
思い切ってピアノを購入するのは、金銭的にキツいなと思っている読者様。
そしてとりあえず、続けられるか分からないけれど弾いてみたい!という方にとって、購入することはハードルが高いですよね。
でも安心してください。
買わなくてもレンタルすることが可能なんですよ。
ピアノレンタルの方法やポイントを見ていきましょう。
インターネットでレンタル会社を見つける
レンタル会社は様々で、イベント用に短期で貸し出している会社もあれば、自宅での練習用に長期で貸し出しているところも。
まずは気になるレンタル会社が、読者様のように自宅で練習する方ににピッタリなサービスを提供しているかをチェックしましょう。
使用期間を決める
どのくらいの期間ピアノをレンタルして使用するかは、とても重要でしっかりとプランする必要があります。
もしも将来的にピアノを購入する予定のある方は、それまで短期でレンタルする方法で良いのかもしれません。
しかし、まだ購入のメドが立たない場合、予算に合わせて長期で借りられるかどうかを各レンタル会社のホームページで確認してみましょう。
ピアノの種類を決める
ピアノの種類についてはもうチェック済ですね。
すでにどのタイプのピアノでスタートしたいか決めた後は、そのピアノのレンタル料金を調べてみましょう。
希望のピアノのレンタルサービスが、お住いの地域に対応しているかも重要なポイントになってきます。
送料の有無をチェック
ピアノはとても大きな配達荷物のため、送料が発生する場合どれくらいかかるか把握しておきたいですね。
レンタル会社の中には、受取・返却の送料がかからないところも。
低予算で始めたい場合、送料無料は嬉しいサービスです。
万が一の故障をカバーできる保証の有無
自宅で気を付けながらピアノを使用していても、予期せぬアクシデントなどでピアノに傷がついてしまったり、故障することもあり得ますね。
万が一を予測して・・・
- レンタル会社から修理費を請求されるのか
- 故障時の保証はレンタル料金に含まれているのか
こちらをレンタルする前に確認しておきましょう。
おすすめのピアノレンタル会社
ピアノレント | 月々6000円~ |
日本ピアノホールディング | 月々5000円~ |
オトレント・YAMAHA | 月々4200円~ |
購入
「ピアノを一生かけて楽しむんだ!」
すでにそう決まっていたら、この先長いお付き合いになるお気に入り、いえ、生活の中で欠かせないパートナーとして、家に迎え入れたいですね。
ここからは購入する上で重要なポイントを説明していきますね。
購入方法
ピアノの購入方法は2つあります。
- インターネット
- 実店舗
インターネットで検索してみると、格安なピアノを見つけてついつい購入したくなってしまうことも。
しかし、もしもこれからずっと長くピアノと付き合っていきたいのであれば、お店に出向いて実際にピアノを触ってみましょう。
その理由は、同じメーカー、器種だとしてもタッチ感や音色が微妙に違うことが当たり前だからです。
お店で実際に音を出してみれば、自分にしっくりくるピアノが見つかるはずです。
初心者の段階では、その微妙な違いが分からないかもしれませんが、お店でプロからアドバイスをもらえるのは大きいですね。
新品それとも中古?
新品=質がいいけど高い
中古=質は新品より劣るけど安い
こんなイメージがありませんか?
しかし!
質に関して言えば、しっかりと定期的にメンテナンスをすれば新品でも中古でも長く使用できます。
アコースティックピアノの新品であれば60年以上も持つと言われています。
ということは、例え30年前の物でもあと30年ぐらいは使えるということですよね。
では電子ピアノはというと、だいたい10年~20年と言われています。
この場合寿命が短いので、一生使用したいとすれば新品を選んだほうが長く使用できますね。
予算
ピアノを購入する上で最も気になることは、ズバリピアノの値段ではないでしょうか?
人によって予算や好きなタイプのピアノは違うと思いますが、まずは種類別に相場を把握しておきましょう。
グランドピアノ
中古であれば、100万円以下でも購入可能ですが、高価なものは1000万円以上もします。
とにかくピアノの中で一番高いものがグランドピアノです。
なぜそんなにも高価なのかというと、ピアノに使われる部品数が圧倒的に多いからです。
そして、1点ずつ丁寧に手作業で作られるので、出来上がるまで長い時間を要します。
アップライトピアノ
グランドピアノよりお手頃で、一般家庭で使用する人が多いアップライトピアノ。
中古なら50万円以下でも購入可能です。
新品でも100万円以下のものも。
かといって、アップライトピアノも高価なものもありますので、まずは予算に合ったものを取り扱うお店に行ってみましょう。
電子ピアノ
3つのピアノの種類の中で一番お財布にやさしい、電子ピアノ。
予算はというと、中古なら2万円程、新品でも安いものなら10万円以下で購入できます。
更にアコースティックピアノに近いものを求めるとすると、何十万~100万円以上するものまであります。
ピアノを使い続けるのにかかせない調律
調律はピアノを使い続けるために欠かせない定期健診です。
調律をおろそかにしてしまうと、ピアノの寿命も縮まってしまいます。
調律を必要とするピアノ、それは・・・
- グランドピアノ
- アップライトピアノ
そう、電子ピアノ以外は調律が必要なんです!
調律ってなに?
- 調律
音程を調整するチューニング。ピアノの弦の張り具合を調節し、音律が正確になるようにする。
- 整調
部材の歪を整え、鍵盤のタッチを調節し、鍵盤の動きを正常にする。
- 整音
ピアノ内臓のハンマーの調節で音質・音色を整えていく作業。
上記3つを主な作業とし、調律をすることでピアノがいつまでも元気で美しい音を奏でられ、気持ちのいい弾き心地をキープできるのです。
頻度
どれくらいの間隔で調律をする必要があるかというと、最低1年に1回と言われています。
ピアノが置いてある部屋の環境や、湿度の関係で弦の張り加減も変わってくるため、場合によっては頻度が増すことも。
また、新品のピアノは弦の弾力が落ち着くまでの間、2年ぐらいまでは年に数回の調律をすすめられています。
費用
調律に必要な費用は、平均的な価格であればグランドピアノで1回1万5000円前後~、アップライトピアノは1万2000円前後~。
しかし、調律・修理会社によっては定期的に調律を依頼することで安くなることもあります。
希望の調律師さんが自宅に来てくれる際に、出張費がかからないかどうかのチェックも必要です。
まずは、自宅から近い範囲で調律してくれる会社がないかどうか調べてみましょう。
初心者がピアノを始める前にやるべきことは?
ピアノを始めたい読者様にとって、まずはピアノを準備することからスタートする必要があるとお分かりいただけましたね?
- どのピアノを使うか
- レンタルか購入かを決める
- 予算を考える
- 調律が必要かどうか
日々の暮らしを華やかにしてくれる、ピアノ。
せっかくピアノを始めるのであれば、自宅でたくさん練習に励み、気持ちよく楽しく弾けるようになりたいですよね。
これから長いお付き合いをすることになるので、ぜひ読者様にピッタリのお気に入りのピアノを見つけてください。
読者様のピアノ生活のスタートを応援しています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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