「ピアノで腱鞘炎(けんしょうえん)になるの?」
こんな疑問を持たれた読者様もいることでしょう。
実は、ピアノを長時間弾いたり、負荷のかかる弾き方をすると「腱鞘炎」になってしまうことがあります。
「でもそれって、ピアニストを目指している人の話でしょ?」
そんな声も聞こえてくるのは分かっています。
でも、腱鞘炎は、これからピアノを始める初心者の方や、久しぶりにピアノに触れる人にこそ気をつけてほしいことなんです。
そんな私も昔、腱鞘炎になりました(苦笑)
ひどいと痛みで手を動かすことができなくなってしまい、日常生活にも支障が出てきます。
腱鞘炎になってしまうとピアノを楽しく弾くことができなくなってしまいますよね。
そこで今回ご紹介する内容はこちらです。
- 腱鞘炎にならないための予防法
- 腱鞘炎になってしまったときの対処法
楽しいピアノライフのためにも正しいケアを行いましょう!
腱鞘炎にならないための予防法とは
ピアノを弾いて腱鞘炎になってしまう原因は、長時間の練習と手や腕などに力が入っているということです。
腱鞘炎にならないためにも、これから紹介する予防法をしっかり確認しましょう!
予防法① こまめに休憩をとる
長時間の練習は、手や腕などに大きな負担がかかります。
1回の練習時間を短く設定し、こまめに休憩を取りましょう。
初心者の方や久しぶりにピアノを弾く方は特に注意が必要です。
楽しさのあまり、練習に没頭してしまったということがあると思いますが、タイマーで区切るなどして休憩を挟みましょうね。
予防法② 脱力を心がける
ピアノを弾く際に、力が入ってしまっていませんか?
一生懸命弾こうと意気込むほど力が入ってしまいます。
力の入った弾き方を続けると次第に痛みが出てきます。
適度に全身の力を抜き、負担のかからない弾き方を身につけましょう。
私はうまく弾けないときに力が入ってしまうことがあります。
そんなときは、一度脱力して、大きく深呼吸をしてみてください。
自然と力が抜けて綺麗な姿勢で弾くことができますよ♪
予防法③ 手や腕のストレッチをする
運動をする前にストレッチを行うのと同じで、指や手首、腕などを伸ばしたり、回したりしてみましょう。
ストレッチをすることで筋肉や筋などをほぐすことができます。
腱鞘炎にならないための準備運動と言ったところでしょうか。
練習の合間の休憩や練習終わりにもストレッチは有効です。
ぜひ、こまめにストレッチを行ってみましょう。
予防法④ 手や腕を温める
筋肉や筋をほぐすにはストレッチ以外にも、温めることが効果的です。
温める方法としては、練習後お風呂でぬるま湯につかる、ホッカイロで温める、手袋をするなどです。
練習後に手を冷やさないようにしっかり温めてケアしましょう。
腱鞘炎になってしまったときの対処法
どんなにケアをしていても、痛みが出てしまうことがあります。
安静はもちろんですが、痛みが引かない場合は、整形外科などを受診しましょう。
ここでは自宅でできる腱鞘炎になってしまったときの対処法をご紹介しますね。
対処法① 安静にする
痛みが出てしまったら安静にしましょう。
ここで痛いのを我慢して弾き続けてしまうと、痛みが慢性化したり、長引いたりして日常生活まで辛くなってきてしまいます。
楽しいはずのピアノが楽しめなくなってしまうので、無理は禁物です。
どうしても、発表会が近づいていて弾かなくてはいけないというときは、サポーターやテーピングで悪化しないように心がけましょう。
また、お医者さんにも相談して、無理のない練習時間を設定し取り組みましょうね。
対処法② ピアノの弾き方を見直す
ピアノを弾くときの姿勢が正しくないと、痛みが消えても練習を再開すれば痛みもまた戻ってきてしまいます。
そんな繰り返しをしないためにも、ピアノを弾くフォームを見直してみましょう。
椅子の高さや位置が間違っていると、手や腕に負担がかかります。
基本のところから確認をしてみてください。
また、弾き方も重要です。
無駄に、鍵盤を強く弾いたりしていませんか?
こういった弾き方は指や手首に痛みが出てしまうので気をつけましょう。
対処法③ ピアノの鍵盤を見直す
姿勢や弾き方に注意していても腱鞘炎になってしまう場合は、原因がピアノにあるかもしれません。
鍵盤が重いピアノで練習をしていると負担がかかり、痛みが出てしまいます。
鍵盤の重さは、調律師に相談して変えることができますよ。
それでもダメな場合はピアノを買い換えるのも一つの手段です。
ピアノは高価な物なのでなかなかむずかしいかもしれませんが、長くピアノを続けるには、自分に合ったピアノを選び、ピアノを楽しみましょう。
腱鞘炎を恐れずピアノを楽しもう
今回ご紹介した、予防法と対処法をおさらいしましょう。
- こまめに休憩を取る
- 脱力を心がける
- 手や腕のストレッチをする
- 手や腕を温める
- 安静にする
- ピアノの弾き方を見直す
- ピアノの鍵盤を見直す
腱鞘炎にならないために、予防を心がけましょう。
それでも痛みが出てしまったときは、無理はしないようにしてくださいね。
腱鞘炎が慢性的になってしまうと、ピアノを楽しめなくなってしまいます。
私も痛みがしばらく続いたとき、本当に辛かったです。
弾きたいのに弾けない、無理をすると痛みは増すばかりで悪循環でした。
私は、こまめに休憩とストレッチを行うことで良くなりました。
腱鞘炎について、ピアノの先生に相談したところ、ちょっとした弾き方の癖や姿勢などが原因になることもあるそうです。
なかなか自分では気がつきにくいことなので、一度先生に確認してみるのもオススメですよ!
今回ご紹介した予防法と対処法を覚えて、楽しいピアノライフを送りましょう♪
最後までお読みいただきありがとうございました。