
ピアノ欲しいな〜
家にキーボードしかないのよね…
読者様はそう思っていませんか?
私もピアノを再開したのでピアノの購入を考えていて、楽器店の方や娘のピアノの先生に相談しているところなんです。
我が家には61鍵のキーボードがありますが、弾ける曲が限られてしまうという悩みがあります。(よくあるピアノは88鍵ですよね!)
安い買い物ではないので「欲しい!」と思ってもすぐに買えるものではなく、色々調べて理解した上でピアノを購入したいものです。
私も後悔したくないのでピアノについてよ~く調べ、今回その内容についてまとめてみました!
この記事を読んでいただき、ピアノを購入する前の知識の土台としてもらえると嬉しいです♪
ピアノの音色など特徴の違いは?電子ピアノと徹底比較
それでは早速、アコースティックピアノ(生ピアノ)と電子ピアノを以下の9項目について比較しました。
- 音色
- サイズ
- 寿命
- 価格
- タッチ
- 表現力
- メンテナンス
- しくみ
- 機能性
1. 音色
まずは音色から。
こちらの動画をご覧ください。
電子ピアノと生ピアノの聴き比べができますよ♪
いかがでしたか?
あまり違いがなかったように思われた方もいるかもしれません。
この動画ではどっちが生ピアノでどっちが電子ピアノなのか答えが解説されていませんでしたが、私はBが生ピアノ(スタインウェイ)だと思いました。
音色の違いを言葉で表現すると、グランドピアノは音の響きや広がりが感じられ、音に表情があるように聞こえます。
電子ピアノはしっかりとしたきれいな音。表情が乏しいためか、少しだけ音に硬さが感じられます。
特に、高音部での差が顕著に見られるように思います。
もし良かったら、こちらの別の動画もお聴きくださいね。
電子ピアノを作る技術は日進月歩。一昔前より確実に上がっています。
ピアノメーカーの開発努力によって、電子ピアノはどんどん生ピアノに近づいているんです。
それでは音色以外の部分も比べていきたいと思います。
どんどんいきますよ~!!
2. サイズ
おおよそのサイズ | 本体重量 | |
電子ピアノ | 幅140cm×奥行45cm×高さ100cm | 55kg〜85kg |
アップライトピアノ | 幅150cm×奥行50〜65cm×高さ110〜130cm | 190kg〜275kg |
グランドピアノ | 幅150〜160cm×奥行150〜275cm×高さ100cm | 260kg〜490kg |
こうやって数字で比べてみるとサイズが全然違うのが分かりますね。
電子ピアノは省スペースでコンパクトなため、なるべく場所をとりたくない方でもピアノを楽しむのに理想的といえます。
重さも生ピアノに比べてかなり軽いことがわかります。
3. 寿命
電子ピアノは必ず電源のある電化製品です。
洗濯機や冷蔵庫と同じように寿命は10年くらいだと言われています。
一方、生ピアノの寿命は平均60年。電子ピアノの6倍ですね。
4. 価格
生ピアノのうちアップライトピアノは新品で購入するとおよそ50万円〜120万円くらいです。(ちなみにグランドピアノは新品で130万円~です 汗)
寿命が1/6の電子ピアノを購入するなら費用も1/6に抑えたいと思ってしまうのは私だけでしょうか?
どうか10万〜20万までであって欲しい(笑)
その願いはズバリ、叶います!
電子ピアノは安いものだと10万円を切る場合も。
だいたい15万円以上出せば、タッチ感のしっかりした木製鍵盤の電子ピアノが手に入ります。
5. タッチ
生ピアノはたくさんの精密な部品から成り、指先の微妙な動きがハンマーに伝わる構造をしているため自然と手についてくるタッチを実感できます。
電子ピアノは可能な限り、生ピアノに近い感覚を再現しています。
鍵盤を押さえて離したあと鍵盤が戻るまでの時間を比べると、生ピアノの方が速いためスピーディーな曲を弾くには生ピアノの方が向いていると言われています。
6. 表現力
生ピアノはタッチによって音色・音質が変わるため表現に無限の可能性をもっています。
一般的な電子ピアノの場合は電子音源とスピーカーの性能によって音色が決まってきます。
弾く強さや角度・速度が同じなら同じ音として表れてしまうんです。
7. メンテナンス
『ピアノの調律費用はどれくらい!?気になる調律について教えます!!』でも触れましたが、生ピアノは年1回ほど調律する必要があります。
電子ピアノの場合は調律が不要で、お手入れといえば優しくホコリや汚れを拭きとる程度でいいんです。
8. しくみ
生ピアノは鍵盤を押すとハンマーが動いて弦をたたき、その振動が響板へ広がって音が出るしくみになっています。
一方、電子ピアノはアコースティックピアノのすべての音がデジタル録音されていて、鍵盤を押すとセンサーが感知し再生されるしくみになっています。
鍵盤を押した時の強さ・速度などの違いも異なる音として記録されているんです。
電子ピアノはスピーカーを通って音が出るので、生ピアノのほうが透き通った音がするのは当然といえば当然ですよね。
また、特に電子ピアノにおいて音の「響き」の部分を再現するのは難しいようです。
生ピアノでは、鍵盤を通してハンマーが弦をたたいたときに弾かれた弦だけでなく周囲の弦からもかすかに音が出ます。
これを共鳴と言いますが、このリアルな音を電子ピアノで表現するには相当高い再現技術が必要になります。
ということは、電子ピアノで生ピアノの音を表現するのはやはり不可能なのでしょうか?
結論を言ってしまうと、この共鳴音を再現させた最新の電子ピアノがあるんです。
後ほどご説明しますね。
9. 機能性
電子ピアノは簡単に音量調節ができたり、ヘッドホンが使えたりと周囲への音を気にすることなく24時間演奏できるという大きなメリットがあります。
一方の生ピアノにはそういった機能はありません。
と言いたいところですが、実は生ピアノには後付け可能な専用の消音ピアノユニットというものが存在します。
これにより防音室がなくてもいつでも弾ける生ピアノへと変身することができるのです。(凄い時代ですね~)
こちらはサイレントピアノと呼ばれています。
生ピアノに消音ユニットを取り付けることで音量調節が可能になり、ヘッドホンも使えてしまいます。
消音ユニットの電源をONにすると電子音に変わる仕組みになっています。
ちなみに消音ユニット代+取付費で20万円ほど。
一旦総括
これまでの比較点を表1にまとめます。
◎、○、△、×の4段階で評価するにはちょっと無理があるかもしれませんが、可視化するとわかりやすいと思ったので♪(私の主観も多少入っています)
表1
電子ピアノ | 生ピアノ(アコースティックピアノ) | |
音色 | ◯ | ◎ |
サイズ | ◎ | △ |
寿命 | △ | ◎ |
価格 | ◯ | △(高価) |
タッチ | ◯ | ◎ |
表現力 | △ | ◎ |
メンテナンス | ◯ | ×(調律必須) |
しくみ | ◯ | ◎ |
機能性 | ◎ | △ |
やはりお手頃さから電子ピアノは人気が高いです。
「ピアノが欲しいけど、すぐに飽きてやめてしまったらどうしよう…」というような悩みを持っている方の最初の一歩としても電子ピアノは最適なお値段と言えます。
それに音程が狂うことはなく調律不要なので、維持費がかからないのも嬉しいポイントですよね。
ボリューム調整機能やヘッドホンが標準装備されているので早朝や夜間など時間を気にせず、気の済むまで練習することができます!
次に、電子ピアノのデメリットについても考察しておきます。
鍵盤のタッチ感が生ピアノに近づいているとはいえ、まだまだタッチが平坦で表現力の技術のつけづらさがあります。
指は動いているのに表現力が伴わないということになりかねないんだそうです。
また電子ピアノのペダルは、適当に踏んでいてもそれらしく聞こえてしまうことが多いといわれ、なんとなく踏む癖がついてしまうと直すのが大変です。
発表会など人前で弾くような特別な場面ではアコースティックピアノが多いと思いますが、電子ピアノに慣れすぎていると上手く適応できない場合も…。
電子ピアノと生ピアノ、それぞれ短所を克服しようと技術は進歩しその差は縮まっています。
そうは言っても、構造が異なるものなので完全にはその差は埋まりません。
条件に合ったピアノを購入することが大切ということになりますね。
もし迷ったときは先程の比較表1をご覧ください。
読者様が表の×や△の部分を許容することができれば、そちらを購入できるということになりますよ♪
ピアノ購入を考える上での重要ポイント
ここで、ピアノ購入の前に知っておきたい重要事項をお伝えします。
それは「ピアノ上達のために最も大切なことは何か?」ということです。(ピアノが好きなら上達したいと思うのは自然なことですよね)
「練習したいと思ったときにピアノに触れられること」が1番大事なんです。
これによって、上達するスピードが速くなると言われています。
つまり生ピアノ+防音室を用意することができたなら、最高の楽器と最高の設備により最も上達が速くなるということがわかるかと思います。(練習のやる気があること前提のお話ですが )
しかし防音室を完備するためには最低100万円の投資が必要です。
ピアノと合わせて150万円以上かかることになりますよね。(コンパクトカーが買えてしまいます…)
プロのピアニストを目指す方は別として正直そんな大金をかけるなんて無理です(笑)
それじゃあ防音室がなくても24時間練習可能なピアノを備えよう!
ということで、150万円は出せないけどまだ購入できそうなよくある電子ピアノよりももっとハイスペックなピアノを選択肢として考えてみたいと思います。
こちらも気になる!消音機能付きの新たな選択肢
例えば、電子ピアノの長所はそのままに、よりスペックの高いピアノがあったならどうでしょうか?
生ピアノに限りなく近い最新の電子ピアノや、ボリューム調整可能な生ピアノ(サイレントピアノ)はご存じでしょうか。
ではそれぞれの特徴をまとめますね。
最新電子ピアノの特徴
こちら電子ピアノの最高峰、ハイブリッドピアノと呼ばれています。
- 電子ピアノとアコースティックピアノを融合させたピアノ
- 音量調節、ヘッドホンの使用OK
- 調律不要
- 一般的な電子ピアノと同じサイズ感
- 生ピアノの内部構造とデジタル音源を組み合わせたしくみ
- 生ピアノとほぼ同じタッチ感
- 共鳴音の再現レベルが高い
- 総合的に性能が上がってきているのは確かだけれど、響きや表現の部分はグランドピアノには敵わない
- 寿命は他の電子ピアノと同じ約10年なのにお値段が高すぎる贅沢なピアノ(アップライトピアノと同じくらいのお値段)
サイレントピアノの特徴
アコースティックピアノに消音機能をつけたピアノのことです。
- 音量調節、ヘッドホンの使用OK
- 消音ユニットは電化製品であるため寿命がある
- 定期調律の際に併せてユニットの調整が必要
- 消音モードに切り替えると、鍵盤を押さえたときにハンマーの動きが打弦直前で止まって弦をならさないしくみ
- 鍵盤の動きをセンサーで読み取ると電子音源がヘッドホンまたはスピーカーから発音される
- 調律師の高い技術によってタッチ感はほぼ生ピアノのまま
- 言い方を変えると、調律師の腕前によって連打しづらくなったりピアニッシモが出にくくなる場合もある
- 季節の変化による動作不良が起こったり、雑音の原因になったりすることがある
ここまでいかがでしたか?
せっかくなので表2にまとめました!
ハイブリッドピアノとサイレントピアノの項目を表1に増やした形です。
表2
電子ピアノ | 生ピアノ(アコースティックピアノ) | ハイブリッドピアノ | サイレントピアノ | |
音色 | ○ | ◎ | ◎ | ○(消音時電子音) |
サイズ | ◎ | △ | ◎ | △ |
寿命 | △ | ◎ | △ | △(ユニット寿命あり) |
価格 | ○ | △(高価) | ×(コスパ悪し) | △(高価) |
タッチ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
表現力 | △ | ◎ | ○ | ◎ |
メンテナンス | ○ | ×(調律必須) | ○ | ×(調律必須) |
しくみ | ○ | ◎ | ◎ | △(負荷がかかる) |
機能性 | ◎ | △ | ◎ | △(動作不良の可能性) |
ハイブリッドピアノとサイレントピアノ、気になったものはありましたか?
生ピアノに近い電子ピアノと電子ピアノの長所を取り入れた生ピアノ。
どちらを選ぶにしても「なんとなく要るような気がするから」という理由だけで数十万円も割高なお買い物をされるのは少しもったいないかもしれません。
迷ったときは、今必要かどうかをしっかり考え見極めましょう。
どのピアノを購入する?
では条件と予算の2点から、どのピアノを購入するのがよいのか考えてみましょう。
考え方その1(環境)
アコースティックピアノ
- プロを目指す方
- 生ピアノの音色は譲れないという方
- 昼間だけでも音を気にせず自由に弾ける環境がある方
電子ピアノ、サイレントピアノ
- 昼夜問わずいつでもピアノを弾きたい方
- マンションの取決めなどにより昼間もご近所への音を配慮する必要のある方
考え方その2(予算)
- 予算を抑えたい方は電子ピアノ
- 50万円以上かけられる方はアコースティックピアノ、サイレントピアノ、ハイブリッドピアノ
* * *
これらのことを全て踏まえた上で私が出した結論はこちらになります。
『20万円前後の電子ピアノを購入し、ときどき練習室などでアコースティックピアノを弾く機会をつくる』
サイレントピアノもいいなぁと迷いましたが、消音ユニットを起動させると電子音になってしまい生ピアノらしさが失われてしまうのが残念だと思いました。
私は20年ぶりに再開したばかりで、娘もピアノを習い始めたところなので、高額なピアノは現時点では必要ないのかなと思いました。
今の時代20万円出せばしっかりした作りの電子ピアノが買えます。
娘も私もピアノを楽しむためにはこの選択で十分だと思いました。
近隣への音はやはり気になりますし、朝や夜も弾くかもしれないことを考慮しました。調律不要なのも魅力的です♪
読者様はどのピアノに惹かれましたか?
ピアノの特徴を把握した上で自分に合ったものを選び、ピアノを楽しみましょう。
私は、次のお出掛けの際にでもまた楽器店にピアノを見に行こうと思っていますので、購入のご報告はSNSでさせてもらいますね♪
前回はちらっと覗いただけでしたが、今度は実際に弾き比べて感触を確かめ、納得した上で購入したいと思います。
そして10年後、寿命がきたらその時に必要だと思ったピアノを買うつもりでいます。
個人的に、その頃にはハイブリッドピアノの寿命が延びてくれていたらいいな~と期待しています♪
最後までお読みいただきありがとうございました。