ピアノの練習を毎日するメリットを最大限に‼︎効率的な練習法

 

ピアノの練習は短時間でも毎日した方がいいと言われますよね。

 

ピアノを始めた大人が上達しないのはなぜ?壁を超える4つのコツ」では、上達するためのマインドセットを中心にお話しました。

 

「ピアノを始めたけど、毎日どうやってどれくらい練習すればいいの?」

 

「もっともっと上達したい!だけど毎日たくさんの時間はかけられな〜い!」

 

毎日継続できている方も、そうでない方も、練習に対する悩みは尽きませんよね。

 

そんな読者様へ、今回はピアノの練習の効率をあげる方法を具体的にお伝えしたいと思います。

 

  • 毎日練習するメリットを理解して、モチベーションアップ!

  • あなたの練習法をチェック!即改善して効率的に♪
  • 効率的にできたら短時間練習でいい?毎日の練習時間の長さはこう設定する!

 

せっかくやるなら効率的に♪

 

憧れの曲まで最短距離で走り抜けちゃいましょう!

 

ちょっとご紹介

当サイトでは、独学でピアノに取り組みたい方はこちらの教材をオススメしています。

30日でピアノがマスターできるプログラムなので、もし良かったらどうぞ。

 

 

ピアノを毎日練習するメリット

 

繰り返しになりますが、ピアノの練習は毎日した方がいいと言われますよね。

 

「毎日練習する必要性」を理解していないと、嫌々ながらやるようになるか、もしくは継続が難しく感じるのではないでしょうか。

 

「毎日継続することが大事」という共通点でいうと、最近私がピアノと同じように頑張っているのはダイエットです!

 

ダイエットは、1日ぐらいなら♪と暴飲暴食すると、体重という形で数字にあらわれます。(シクシク)

 

一方、ピアノの場合は1日サボったからと言って、数字のようにはっきり確認できないんですよね。

 

ですが、毎日練習を継続することで、確実に実力はアップしていくんです

(これ、私自身にも言いきかせています!笑)

 

その理由は、ピアノを毎日練習することで下記の3つのメリットがあるからです。

 

  1. 筋肉がつく
  2. 忘れてしまうことを防げる
  3. ピアノが目の前になくても、上達へのひらめきが生まれるようになる

     

    順番に、詳しくご説明しますね。

     

    メリット1.筋肉がつく

    ピアノを弾くためには手の筋肉・腕の筋肉・体幹が必要です。

     

    筋肉は1日にしてならず!なんて言葉をどこかで聞いた気がしますが、全くその通りなんです。

     

    普段の生活で使うことのない筋肉は、意識的に使わなければすぐに衰えます。

     

    楽曲をスムーズに弾くためには筋肉が必要なので、おのずと毎日の練習が必要になるのです。

     

    ハノンを弾くことは指の筋トレになりますので、1日1回弾くことを課題にする先生もいるようですね。

     

    ピアノをうまく弾くための筋トレなんてものもありますので、また別の機会にご紹介します!

     

    メリット2.忘れてしまうことを防ぐ

    ところで昨日の夕飯、覚えていますか?

     

    人は忘れる生き物です。

     

    せっかく練習して「おっ!できるようになったぞ」と思うことも、毎日の継続なしには、また翌日には忘れてしまいます。

     

    「できて」は「忘れて」を繰り返していると、課題曲もなかなか上達せずにピアノが楽しくなくなってしまうという悪循環に陥ります。

     

    そんなことにならないために、毎日の練習で「忘れる」ことを防ぐのも大事な要素なんです。

     

    「できて」は「楽しくなって練習したくなる」の繰り返しで上達していく・・・この好循環を作りましょう♪

     

    メリット3.ピアノが目の前になくても、上達へのひらめきが生まれるようになる

    仕事でも好きなことでも「何か」に真剣に向き合っている時って、他のことをしていても、ずーっと心の片隅でその「何か」を考えていることってありませんか?

     

    疑問や問題が生じた時にも、トイレやお風呂、通勤中などなんでもない時にパッと!解決に向かえるいいひらめきが降ってくる・・・

     

    毎日ピアノと弾いていると、向き合っていない時間もイメージの中で、「あっ!こうしたら弾ける気がする!」と、上達へのひらめきと出会えるようになります。

     

    これも、毎日練習してこそですよね!

     

     

    以上、ピアノを毎日練習する3つのメリットをご紹介しました。

     

    上達するイメージが湧いてきましたでしょうか♪

     

    モチベーションが上がったところで、次は具体的に毎日どのように練習を行えば効率的になるのかをチェックしていきましょう!

     

     

    あなたのピアノの練習法をチェック!毎日の練習を効率的にする方法

     

    毎日の練習を効率的にするためには、まず練習方法を振り返ってみる必要があります。

     

    読者様はどのようにピアノの練習に取り組んでいますか?

     

    当てはまってしまったら、できるところから少しずつ改善してみてくださいね!

     

    ストレッチ&基礎練習をしない

    練習の始まりからすぐに好きな曲に取り組んでいませんか?

     

    もちろんそんな日があっても良いとは思うのですが、スポーツと一緒で、より効率的に練習を行うのであればストレッチと基礎練習は欠かせません。

     

    まずは、練習の始まりには指のストレッチを行いましょう。

     

    プロの演奏家でもストレッチは行うと言います。

     

    朝一や何日かピアノに触らない日が続いた場合は、特に指が感覚を忘れていますので必須ですよ。

     

    練習曲のフレーズやスケールを、正しい指使いを意識しながら弾くことをストレッチとしてもいいですね。

     

    練習曲については、「ハノン弾き始めた途端、眠くなる」なんて声もちらほら聞こえてきます(笑)

     

    地味でつまらないと感じるかもしれませんが、指の運び方やリズムの取り方などを意識して基礎練習を行いましょう。

     

    筋トレもどこの部位を鍛えているかを意識すると効果が違うと言われますが、ピアノも何を習得しているのか意識する」ことがポイントです。

     

    どんな曲でも滑らかに演奏できるようになるために、必要な作業なので頑張りましょうね。

     

    何も考えずに練習する

    ただなんとなく好きな曲や練習曲を弾いて、「なんかさっきよりはうまく弾けた気がする!」で終わらせてしまっては、時間の使い方がちょっともったいないですね。

     

    同じ時間の使い方なら、録音をしてみてはいかがでしょうか。

     

    客観的に聞くことで、テンポの遅れや抑揚の無さ、いつもつまずく箇所に気づくことができます。

     

    以下の記事では、スマホでの動画の撮影の仕方を詳しくお話ししています。

     

    音だけの録音ではなく、動画に残すことで、さらに指番号の確認ができたり、YouTubeで共有することでフィードバックがもらえたりといいことづくめです!

     

    苦手な箇所がはっきりしたら、重点的に反復練習や片手ずつの練習を行いましょう!

     

    毎回曲の初めから弾く

    限られた時間の中で効率よく練習するには、部分部分を練習するのが効果的です。

     

    1曲の中にも、「ここは大体弾ける」というところと、曲の盛り上がり部分など「なんとなく難しい」と感じるところがあるはず。

     

    録音して苦手な箇所をはっきりさせるという方法を紹介しましたが、「ここは大体弾ける」と感じる部分の細かい調整は後回しにして、まずは部分練習で苦手を克服しましょう。

    (得意なところを弾きたくなりますけどね。)

     

    苦手部分の小節を、メトロノームを使って一拍ごとに遅れのないようリズムをとる練習は、私が日々行っている練習の中でも効果が出ていると感じています。

     

    ゆっくりなテンポから、少しずつテンポをあげて目標に近づけていくのがおすすめです!

     

    この方のTwitterは、今お話したこと全体をとっても要約してくれてます。


    各ポイントを意識して行って、上達スピードを早めちゃいましょう!

     

     

    ところで、毎日効率的にできるんだったら練習は5分くらいでもいいのかな?

     

    そんな疑問が生まれる方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながらそうではありません。

     

    では、毎日の練習時間はどのように設定すればいいのでしょうか。

     

     

    毎日のピアノ練習時間の長さ

     

    毎日の練習時間は最低30分くらいは欲しい・・・と言いたいところですが、それも練習内容によります。

     

    前述の通り、毎回同じところでつまづき、それを改善しようとしなければその30分は有意義なものにはならないからです。

     

    また、課題曲が長いほど、目標が高いほど必要な練習量は多くなります。

     

    そこで、どれくらいの練習量が必要かをご自身で考える為に、まず目標を設定してみてはいかがでしょうか。

     

    目標設定

    「○月○日までに〜の曲を仕上げる」

    「○ヶ月後の発表会に参加する」

    などです。

     

    そして目標に設定した日付から逆算して

    目標の細分化

    「○日までに全体を通してスムーズに弾けるようになる」

     

    「○日までに暗譜する」

     

    「○日までに□小節まで弾けるようになる」

     

    と目標を細分化して、必要な量を練習するんです。

     

    細分化した目標と比べて遅れがあれば、練習量を増やさなければならないとおのずと感じますよね。

     

    同じ「30分練習をする」ということでも、目標を意識しながらの30分とそうでないのとでは、練習の密度も変わってくるはずです。

     

     

    とは言え、毎日忙しいですよね。

     

    どうしても時間が取れない日は、課題曲を指が忘れないよう1回通して弾き、できなかった部分練習は次の日に少し長めに練習するなど、工夫して楽しんで取り組んでくださいね。

     

     

    ピアノの練習は毎日の積み重ねが大事‼︎上達への近道は効率化

     

    当記事のポイントをまとめます!

     

    まず、「毎日なんて時間取れないし、なんだか「絶対毎日」と言われると、やらされている感があるな・・・」という感情とサヨナラする為にメリットを理解しましょう。

     

    毎日練習のメリット
    • 筋肉がついて難しい曲を滑らかに弾けるようになる
    • 忘れてしまうことを防いで、上達が早まりピアノが楽しくなる
    • ピアノが目の前になくても、上達へのひらめきが生まれるようになる

     

    次に毎日の練習の仕方を見直し、効率をあげましょう。

     

    効率アップの3つのポイント
    • 練習前に指のストレッチ・練習曲を丁寧に取り組む

    • 録音して、課題を発見する
    • 毎回通して弾こうとはせず、苦手部分の練習(テンポ遅めや片手練習など)を重点的に行う

     

    そして、練習時間の長さを設定する方法として、発表会などの目標を設定して、曲を仕上げる日までどれくらいずつ練習すればいいか逆算する方法をご提案しました。

     

    あまりガチガチに考えすぎてピアノを楽しめないと本末転倒ですので、まずは方法を知っていただき、取り入れられそうなところから始めてくださいね。

     

    今回は効率的な練習法、ということでちょっと熱くなってしまいましたが、「毎日・・・毎日・・・」と言われると疲れちゃうときもあります。

     

    そんな時は、無理せず・焦らず一息つきましょう。

     

    誰のためでもない、あなたのためのピアノライフを楽しんでくださいね。

     

    最後までお読みいただきありがとうございました!