「あの曲が弾けるようになりたい!」
「でもなかなか練習する時間が取れなくて、ちっとも上達しない・・・」
熱い想いを胸に抱えて始めたピアノも、「練習時間の確保が難しい」という大人ピアノならではの問題がありますよね。
練習時間がとれないとなかなか上達できず、それによって練習のモチベーションが下がってしまうということも・・・。
そんなお悩みを解消するために、ピアノの前に座れる時間が限られる大人だからこそ、スキマ時間を活用してみませんか♪
今回の記事では、スキマ時間におすすめの「ピアノを使わない」練習法をご紹介します。
「ピアノの前に座っているときだけがピアノ練習ではない」ということができるのは、大人ピアノならではの良さですよね♪
当サイトでは、独学でピアノに取り組みたい方はこちらの教材をオススメしています。
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ピアノ初心者がスキマ時間にできる練習(曲の練習編)
大人ピアノを始めた読者様の多くは、すでに弾きたい曲が決まっているかと思います。
「とにかくピアノが弾けるようになりたいな」とまだ決まった曲がなくピアノの練習をされている読者様は、ぜひ「これを弾きたい!」という曲をひとつ、見つけてみてくださいね。
なぜなら、私たち大人は、限られた時間の中で練習時間をやりくりしなければならないためです。
子どものピアノのように漠然と「弾けるようになることを目標として教本を1から始める」というのは、モチベーションが保ちにくいんです。
残念ながら子どもほど吸収率も良くないですしね・・・。
だからこそ、大人のピアノ初心者は「これを弾けるようになるぞ!」という情熱が大切なのです。
そしてクラシックの良さがわかったり、自分の人生と重ねた1曲を選べたりするのは大人ピアノだからこそできることなんです。
さぁ、心に決めた1曲を弾けるようになるべく、ピアノの前にいないスキマ時間を活用していきましょう!
ピアノ初心者に、まずおすすめするスキマ時間を使った練習法は、曲のインプットとアウトプットです。
それぞれ見ていきましょう♪
曲を聴いて、観て、完璧にインプットしよう
目標とする曲が決まったらまずやりたいのは、曲を頭・身体の中に完璧にインプットすることです。
もちろんCDなどで聴くのも良いですし、動画サイトにもたくさんのピアノ演奏動画がアップされています。
動画の場合は、まずは初心者向けの練習動画よりもプロのピアニストが演奏として弾いている動画を繰り返し観る(聴く)のがおすすめです。
「でもプロの演奏は速すぎてとても弾けないから、初心者のピアノの練習にはならないんじゃないの?」と疑問に思った読者様もいらっしゃるかと思います。
ピアノ初心者が、最初にプロの演奏を繰り返し聴くことをお勧めする理由は次の2点です。
- その曲が大好きになる
- 楽譜の情報を覚えられる
-
なんといってもプロの演奏のすごさは、その曲が心にまで染みてくることですよね。
聴いた人の感情が揺さぶられ聴くたびにその曲が好きになってしまう、といったすごい力があります。
これは、「その曲を弾きたい!」というモチベーション維持にとっても効果的です。
そして、プロの演奏を聴くもうひとつの大きな利点は、楽譜の情報を覚えられること。
楽譜には音符だけでなく、リズムや強弱・ペダルの長さなど、その曲を表現するための情報がたくさん載っています。
音符を読むだけで精いっぱいの初心者には、そこまでとてもとても対応しきれませんよね。
それが、プロの表現力豊かな演奏が頭の中に入っていると、いざ自分が弾くときもそのイメージで弾こうとできるのです!
プロの演奏がバッチリと自分の中に入りきってから、自分の実力に応じた練習動画を観ながら練習していくとより効率よく学べますよ♪
大人ピアノの初心者やピアノ再開組がよく選ぶ曲「エリーゼのために」を例にとってみましょう。
引用:YouTube
YouTubeの検索窓に「エリーゼのために ピアノ」と入力するだけで、「初心者」「ゆっくり」「ペダル」など、練習段階に応じたたくさんの検索候補が出てきます!
プロの演奏をインプットしつつも自分が練習したいところをピンポイントで学べる動画を探すのが、上達への近道ですよ♪
鼻歌でアウトプット
インプットと並行して、アウトプットもしていきましょう。
タイトル通り「鼻歌」がおすすめです。(もちろん鼻歌ではなくて、本気で歌えるならそれに越したことはないと思います!)
歌ってみると最初は「実はメロディーやリズムがよくわかっていなかった」という箇所に気が付くことができますよ。
そしてだんだんと、ドレミで言える箇所が出てきたり、左手の部分まで歌えるようになってきます。
指も動くようになってくると、もう立派なイメージトレーニングです。
何より、歌っているときの自分は完璧にピアノが弾けているイメージなので、気持ちがいいですよ~。
家事などとも並行して行えるので、まさにピアノを使わないピアノ練習です。
私の友人は自転車での通勤中、人通りが少ない場所ではそこそこの声で気持ちよく歌っているそうです(笑)
ピアノ初心者がスキマ時間にできる練習法(基礎トレーニング編)
次にご紹介するのは、読者様のピアノ人生を長い目で見たときに大切な「基礎トレーニング方法」です。
運動系の習い事でも、まずは準備体操から始めますね。
ピアノも同じです。
基礎トレーニングをしっかりしておくと、1曲目よりも2曲目、2曲目よりも3曲目と、新しい曲に挑戦するときの壁の高さがどんどん低くなっていきますよ。
指のストレッチ
スキマ時間でできるピアノのための基礎トレーニング、まずは指のストレッチです。
ダンサーが柔軟体操をするのと同じように、ピアニストは指の柔軟体操をしましょう。
- 指と指の間をひとつずつゆっくりと広げる
- 両手の人差し指~小指を、それぞれ先から根本まで合わせて(手のひらは、くっつかないように反らす)、押し合う。
- 両指を合わせて、親指同士、人差し指同士・・・を回転させる。
- 人差し指から小指を順番に、親指とタッチする。
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それぞれ10秒ずつを2~3セット行いましょう。
伸ばすのは、無理せず気持ちいいと感じられる範囲にしてくださいね。
指のストレッチを紹介した動画もたくさんありますのでぜひ参考にしてみてください。
引用:YouTube
引用:YouTube
ちなみに、指は「第2の脳」だと言われているのをご存じですか?
手指の表面積は全身の表面積の1割ほどしかないそうですが、大脳の領域の約3割が手指を使うために使われるそうです。
つまり指先のストレッチは、ピアノのトレーニングになるだけでなく、脳のトレーニングやリフレッシュとしてもピッタリなんですね!
ピアノと脳トレの関係が詳しく知りたい方は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
ピアノが脳トレに超効果的ってご存知でしょうか? 「こどもの習い事はピアノだけでもいい」なんて世間で言われているほど、ピアノはこどもの知的能力アップに最適です。大人にとっても、ピアノが脳に与える影響は嬉しいことばかりなので必見です!
ピアノを弾くときに指が思い通りに動かない!とお悩みの方は、こちらの記事でその原因をわかりやすく解説しています。
指が独立して動かない理由を知っておくことで、自分に必要なトレーニングが見えてきますよ♪
ピアノ練習をしていて指が動かないと悲しくなりますね。この記事では、指が動かないのはなぜなのか、指が動かないときどのように練習したらいいのかについて解説します。読めば指を独立させ、なめらかに動かす方法がわかりますよ。練習の参考にしてください。
譜読みの練習
ピアノ初心者のための基礎トレーニングとしてもうひとつ、スキマ時間におすすめなのが譜読み練習です。
最初は音名付きの楽譜を使用していても、そのうち自分で楽譜が読めるようになったら素敵ですよね。
スキマ時間にできる譜読み練習法にもいくつかあります。
- ワークを使う
- アプリを使う
- 弾きたい曲の音名付き楽譜を覚える
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きちんと理論を学べるワーク
引用:ヤマハの楽譜出版
音楽の理論をきちんと学びたい、紙媒体がお好みの読者様におすすめなのはワークです。
たとえばこちらは楽譜の読み方を1から丁寧に解説してくれる一冊です。
単元ごとに練習問題がついているワーク形式なので、ひとつひとつ定着をはかりながら学べます。
ゲーム感覚のスマホアプリ
引用:App Store
とにかく音符の位置を覚えたい、ゲーム感覚で譜読みの練習をしたいという方におすすめなのはスマホアプリです。
たとえばこの「ピアノ楽譜の譜読みアプリ」では、『楽譜を読みとり、正しい鍵盤を押して回答する』というのをクイズ形式で行えます。
正解でも、回答までに3秒以上かかると〇ではなくて△なのも面白いところです。
繰り返すうちに、楽譜と鍵盤が一致していくでしょう。
もっと譜読み力を鍛えたい方は、こちらの記事で今すぐできる改善方法とトレーニングをご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください♪
「譜読みが苦手」「楽譜がスラスラ読めない」「もっと素早く譜読みができたらいいのに」そんな悩みをお持ちの方へ。譜読みに苦手意識を持っていませんか?今回は、原因と改善方法や譜読みを速く読めるようになるトレーニング方法をまとめて解説します!
好きな曲で!音名付きの楽譜
今現在自分が練習している曲をベースにして譜読みを学びたい方は、音名付きの楽譜を読み込むという方法がおすすめです。
ひとつひとつの音符の位置と音名を一致させながら繰り返し歌ってみることで、音符の位置を自然に覚えられます。
慣れてきたら暗記シートのように、音名を隠しながら歌ってみるのもおすすめです。
もともと音名が付いている楽譜がほしい場合は、初心者向けに「30日でマスターするピアノ教本&DVD」という教材があります。
自宅ではDVDで学び、スキマ時間には楽譜を見ながら音を覚えるという使い方をすることで、効率よくピアノが弾けるようになりますよ。
名曲を数多く収録しているので、まだ目標とする曲が決まっていない方は、ぜひこの中から選んでみるといいと思います♪
「30日でマスターするピアノ教本&DVD」については、こちらの記事で詳しく説明しています♪
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ピアノ初心者がスキマ時間にできる練習法まとめ
今回の記事では、ピアノ初心者にとって上達の近道ともなる「スキマ時間にできるピアノを使わない練習法」をご紹介しました。
- プロの演奏を聴いてインプット
- 鼻歌でアウトプット
- 指が動くようにストレッチ
- ワークやアプリ、音名付きの楽譜で譜読み練習
家事をやりながら、通勤しながら生じるスキマ時間のうち、ぜひ5分でも10分でも上記トレーニングにあててみてください。
たとえピアノの前に座れる時間が1日10分でも、その上達度は変わってくるはずですよ。
鼻歌でイメージできた読者様の演奏に、少しでも早く近づけますように♪
この曲いいな!と思った楽譜の手に入れ方はこちらの記事でご紹介しています。
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最後までお読みいただきありがとうございます。