ピアノを弾いて腱鞘炎になる原因とは?おすすめの対策をご紹介!

 

ピアノを弾いていて手首や肘に痛みを感じたことはありませんか?

 

長時間ピアノを練習していると「腱鞘炎」になることがあります

 

「腱鞘炎なんてめったにならないでしょう?」と思っているそこの読者様!

 

腱鞘炎はたくさんピアノを練習する方だけでなく、ピアノの初心者やしばらくピアノに触れていなかった方も注意が必要なのです。

 

腱鞘炎になってしまうとせっかくの楽しい演奏も苦痛になってしまいますよね……。

 

今回は腱鞘炎の原因と予防方法をご紹介します。

 

腱鞘炎とは?ピアノ練習で起こりやすい症状は?
・腱鞘炎の原因と予防方法
・なってしまった時の対応方法

 

ぜひ最後までお読みくださいね。

 

 

腱鞘炎とは?ピアノ練習で起こりやすい症状は?

 

そもそも腱鞘炎とはどのような症状なのでしょうか?

 

症状

 

腱鞘炎とは、筋肉と骨をつなぐ腱の周囲を覆う「腱鞘」が炎症を起こすことで発症します

 

症状としては、痛みを感じたり腫れて動かしにくくなったりします。

 

手首あたりに痛みを感じる方が多いですが、肘に痛みを感じる上腕骨上鞘炎と呼ばれるものも、ピアノを弾く方に起こりやすい腱鞘炎といえます。

 

しかし、一言に腱鞘炎といっても様々な種類があります。

 

ピアノを弾く方に最も起こりやすいのは、ド・ケルバン病と呼ばれるものです。

 

ド・ケルバン病とは?

 

ド・ケルバン病とはどのようなものなのでしょうか?

 

引用:くすりと健康の情報局

 

ドケルバン病は、親指を伸ばしたり広げたりする動きをする腱が、それらを包んでいる腱鞘との間に炎症を起こして発症します。

 

症状としては、手の甲に腫れや痛みが起こり、親指を曲げたり広げたりする時に手首が痛みます。

 

 

腱鞘炎の原因と予防策

 

では、どのような動きをすると腱鞘炎になってしまうのでしょうか?

 

原因を見ていきましょう。

 

腱鞘炎の原因

 

腱鞘炎は主に、「長時間の指の使いすぎ」で起こります。

 

ピアノのような指を使って楽器を演奏する人はもちろん、スマートフォンの長時間の使用やボールなどを握るようなスポーツを行う人も発症しやすいと言われています。

 

また腱鞘炎は、女性ホルモンの働きに関連性があることも認められており、妊娠期や更年期の時期の方も注意が必要です。

 

効果的な予防方法

 

ピアノを演奏する上で腱鞘炎を防ぐ予防方法も確認しましょう。

 

腱鞘炎予防方法
  • 適度な休憩をとりつつ練習する
  • できるだけリラックスした状態で弾く
  • 指や手首を冷やさない

 

では一つずつ詳しく見ていきます。

 

適度な休憩をとりつつ練習する

 

長時間ピアノを弾き続けると当然のことながら、手や指先にも負荷がかかります。

 

疲労が溜まったままの状態で練習し続けると、腱鞘炎が発症する危険性があると言えるでしょう。

 

短い時間で区切って練習をしたり、適度に休憩を入れたりしながら手や指先を休ませることが必要です。

 

できるだけリラックスした状態で弾く

 

力が入った状態での練習は筋肉に必要以上の負荷がかかるため、おすすめできません。

 

またピアノを弾く姿勢が乱れていることで指先にも余分な力が入ってしまうでしょう。

 

なるべく身体全体の姿勢も確認しつつ、指先の力も抜いて練習することが大切です。

 

力を抜いてピアノを弾くことが難しいという方はこちらの記事も併せてお読みください!

ピアノで手首が下がる!脱力出来ない!原因と解決方法は?

 

指や手首を冷やさない

 

手や指先のケアも必要不可欠です。

 

疎かにすると疲労が蓄積され筋肉がどんどん固くなっていきます。

 

大切なことは「なるべく冷やさない」ということ。

 

しっかりと練習した後は温かいお風呂に入ったり、アームウォーマーで手首を温めたりなどのアフターケアも忘れずに行いましょう

 

 

腱鞘炎になってしまったら?

 

予防していても腱鞘炎になってしまう可能性がないとは言い切れません。

 

もし、なってしまった場合の対処方法も確認しましょう。

 

腱鞘炎の対処方法
  • 練習を中止する
  • ピアノの弾き方を見直す

 

練習を中止する

 

練習中に手や指先に少しでも痛みを感じたらピアノの練習は中止しましょう

 

無理に続けると徐々に症状は悪化し、別の部分まで痛みが広がる可能性があります。

 

日常生活にまで支障をきたすことがないようにできる限り身体を休ませることが大切です。

 

症状が軽ければ、テーピングや湿布などの外用薬で様子をみましょう

 

状態が悪化するようであれば病院を受診し、医師の診察を受けることをおすすめします。

 

 

ピアノの弾き方を見直す

 

弾き方が原因で腱鞘炎を起こしている可能性がある方は、ピアノを演奏する姿勢を見直してみましょう

 

崩れている姿勢のまま演奏を続けているとその弾き方を続けている限り、繰り返し腱鞘炎になってしまうことも考えられます。

 

基本に立ち戻り、椅子の高さや位置、譜面台の角度などを調整してみましょう。

 

極力、身体に負担がかからない姿勢を身につけることが大切です。

 

 

ピアノを弾いて腱鞘炎になる原因とは?おすすめの対策をご紹介!まとめ

 

今回は、ピアノを弾いて腱鞘炎になる原因と対策方法をご紹介しました。

 

ピアノを長時間弾く方だけではなく、どんな方でも腱鞘炎になる可能性はあります。

 

腱鞘炎は主に「長時間の指の使いすぎ」で起こります。

 

おすすめ予防方法も確認しておきましょう!

 

腱鞘炎の予防方法
  • 適度な休憩をとりつつ練習する
  • できるだけリラックスした状態で弾く
  • 指や手首を冷やさない

 

予防していても腱鞘炎になってしまった時の対処方法も振り返ります。

 

腱鞘炎になってしまった時の対処方法
  • 練習を中止する
  • ピアノの弾き方を見直す

 

日々の演奏の中で少しでも指や手首に痛みを感じたら無理せずに休憩をしてくださいね。

 

こちらの記事でも、ピアノを弾いていて起こる腱鞘炎についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。