テレビやラジオ、または外出している時に、ふと素敵な音楽が流れてくる時がありますよね。
「この曲素敵だな!ピアノで弾けたら、もっと楽しいだろうな!」
そう思い、楽譜を探して、いざ練習してみよう!と試みるのですが…
「う~~~ん…。譜読みが苦手で一生懸命練習しているのに、さっぱり曲にならない。」
と挫折してしまった経験ありませんか?
私は、たくさんあります…。
今回は、私と同じような経験をしている読者様へ
3つについて詳しく解説していきます。
この記事を読んで、譜読みを速くするコツをつかめば、ピアノ上達間違いなし!
さらにピアノを弾くことが楽しくなってきます。
ぜひ、最後までご覧くださいね。
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譜読みが苦手 まずは原因を知ろう!
譜読みに苦手意識を持っている方は、たくさんいらっしゃると思います。
では、なぜ「譜読みが苦手」と思ってしまうのでしょうか?
実は、譜読みが苦手な原因には、様々な要素が入り交ざっています。
・ト音記号譜は読めるがヘ音記号譜が苦手
・♯や♭が多くなればなるほど読めない
・加線が増えると読めない
・3和音がすぐ読めない
・臨時記号(曲の途中で♯や♭がつくこと)があると止まる
・音はとれるがリズムがとれない
・一小節~二小節のフレーズ読みができない
・音符と鍵盤の位置が一致するまでに時間がかかる
・楽譜を片手ずつなら読めるが、両手同時読みができない
・音符は読めるが、スラーや強弱記号、発想記号が入ると分からなくなる
・楽譜を次々に読むスピードが遅い
・はじめに耳で覚えてしまい、楽譜から読み取ることに慣れていない
まず、どちらの原因が読者様の「譜読みが苦手」という意識を持たせてしまっているのか、しっかり把握することが大切です。
自分のピアノ練習時を思い出して、苦手項目をチェックしてみましょう。
譜読みが苦手な方の原因改善方法
さて、譜読みを速くするには、どのような技術を身につければいいのでしょうか?
それぞれの原因項目については、ピアノを弾く時に、次の3つの事を意識すれば改善していきます。
・弾き始める前によく楽譜を読みこむ
・すぐに暗譜して弾くことをやめる
・鍵盤を見ないで弾く方法を覚える
詳しく解説していきましょう。
弾き始める前によく楽譜を読みこむ
・ト音記号譜は読めるがヘ音記号譜が苦手
・♯や♭が多くなればなるほど読めない
・加線が増えると読めない
・3和音がすぐ読めない
・臨時記号(曲の途中で♯や♭がつくこと)があると止まる
・音符は読めるが、スラーや強弱記号、発想記号が入ると分からなくなる
楽譜をみて最初の一ページ、一行、一小節…すぐに弾き始めていませんか?
実は、私もこのパターンでした。
すぐどんな曲か弾いてみたい!という気持ち、分かります。
しかし、そこはぐっと我慢して、全体の曲の流れを知るために、じっくりと楽譜に目を通しましょう。
曲全体を通してみると、フレーズがパターンになっているところや、似たような曲調部分が出てきます。
全体のイメージがつかめたら、片手ずつ指使いもチェック。
難しい指使いや、よく読み間違う部分が出てきたら、ペンで印をつけ、何度もそのフレーズを練習していきましょう。
すぐに暗譜して弾くことをやめる
・音はとれるがリズムがとれない
・楽譜を片手ずつなら読めるが、両手同時読みができない
・はじめに耳で覚えてしまい、楽譜から読み取ることに慣れていない
上記のお悩みは、フレーズごとに暗譜して弾き始めている方に当てはまります。
ワンフレーズごとに見て暗記して…を繰り返して弾くと、譜読みに時間がかかります。
その上、暗譜の段階で間違えて覚えてしまうと、後で直すのが難しくなってきますよね。
暗譜方法で練習している方は、譜読みの仕方を見直していきましょう。
鍵盤を見ないで弾く方法を覚える
・一小節~二小節のフレーズ読みができない
・音符と鍵盤の位置が一致するまでに時間がかかる
・楽譜を次々に読むスピードが遅い
弾く時に、鍵盤ばかり見てしまっていると、指先にのみ焦点が合っている状態になります。
楽譜を次見るときに、どこまで弾いたのか瞬時に探せないので、曲の流れが止まってしまいますよね。
鍵盤を一点集中して弾いている方は、姿勢の良い状態をキープしつつ、鍵盤を見ないで指の位置を覚えることに慣れていきましょう。
鍵盤全体を把握し、楽譜を見ながら弾く練習をしていけば、少しずつできるようになってきます。
プロのピアニストやピアノの上級者のように、楽譜をさっと見て、パパっとかっこよく弾けたらいいのに…と思うかもしれません。
譜読みトレーニング方法! コツをつかんでスキルアップを目指そう!
次は、具体的なトレーニング方法をご紹介していきます。
何事にも通じることですが、たくさん練習することが、上達への近道です。
どんなに上手な方でもはじめはみんな初心者でした。
何度も何度も失敗を繰り返して、自分で練習方法を見つけて、上手になっていくものです。
毎日トレーニングを積み重ねていくことで、少しずつ上達しますのであきらめないことが大切です!
おすすめの教本と、練習方法をまとめた動画をご紹介しますので、ぜひ練習時に参考にしてみてくださいね。
譜読みトレーニングにおすすめの教本
やさしいトレーニング 譜読みチャレンジ 1
引用:Amazon
ドリル形式の問題集です。
小学生にも分かりやすい内容となっているので、楽譜が読めないけど、基礎の基礎を学びたいという方向け。
ドリル形式なので、ちょっとした家事の合間や移動時間などの隙間時間に、音階を読む練習をしたいという方におすすめです。
きれいにうたいましょう ソルフェージュ 1 世界の民謡編
引用:Amazon
音楽の基礎「リズム」「メロディー」「ハーモニー」をすべて学べる、一冊持っていて損はない教本です。
こちらは、幼児の教本としてだけではなく、音高や音大でも使用されています。
ピアノだけではなく、他の楽器を専攻しても授業に取り入れられるほど、音楽の基本を学ぶにはぴったりの教材です。
「ソルフェージュ」とは初見で楽譜を読み取る力のことです。
「聴音練習」といって耳で聞いたメロディーを正確な音程やリズムで書きとる練習などに、よくピアノ教室教材で用いられます。
ソルフェージュは、楽譜を中心とした音楽理論を実際の音に結び付ける訓練を指す。
これらの訓練を通じて得られる能力、特に読譜能力はソルフェージュ能力と呼ばれる。
引用:Wikipedia
ソルフェージュを練習することで、正しい音程、リズムを初見で読み取る力が養われます。
ソルフェージュについては、下の動画でも分かりやすく紹介されています。
引用:YouTube
全訳コールユーブンゲン 信時潔:訳/大阪開成館
引用:Amazon
声楽・歌曲として、有名なコールユーブンゲン。
初歩的な音程、リズム、読譜の練習に最適の教本です。
コールユーブンゲンの楽譜内容が載っている動画もございます。
下にご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
引用:YouTube
和声の練習帖
引用:Amazon
和声の練習帖とは、和音で、終止形でよく使われる形が載っている教材です。
曲の終わり方の流れを和音で弾いて練習します。
和音を楽譜から読み取る練習におすすめです。
和声の練習ってどのようなものなのか分からない方は、下の動画を参考にしてください♪
引用:YouTube
その他、自分に合った教本の選び方について、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ピアノの独学を始めるならまずは教本選びから!教本・教材選びはあなたのピアノ人生を左右するかもしれません。こちらは読者様のピアノライフがよりよい方向に導くための教本ガイドです。教本の順番とその理由となる教本ごとのレベルをまとめています。
譜読みトレーニング動画の紹介
【ピアニストの譜読み練習方法】 ピアニストはこうやって譜読みする①【熊ん蜂の飛行】森本麻衣
引用:YouTube
ピアニストの方は譜読みをどのようにしているのか知りたくありませんか?
ピアニストの森本麻衣さんの動画では、初見から譜読み~弾けるようになるまでの練習風景を撮影して動画を公開しています。
ひとつひとつ丁寧に細かく練習をしていることが分かりますね。
プロのピアニストがだんだん弾きこなしていく過程をみていると、自分も弾けるように、コツコツ練習しよう!という気持ちになってきますよね。
上手く譜読み練習が進まない時に、モチベーションをアップさせてくれる動画です。
【加線符読みが苦手な方向け動画】線の上にはみ出た音符を読むコツを教えます!
引用:YouTube
「音大卒があなたのお困り助けます」チャンネルでは、線からはみ出た音(加線符)を読むのが苦手な方におすすめの練習方法をご紹介していました。
5度と7度、または8度(1オクターブ)の間隔を覚えることで、加線を速く読めるようになっていくということを説明しています。
参考:【リズム読みが苦手な方向け動画】 正確に、リズムを演奏するコツ!
引用:YouTube
譜読みからは少しずれますが、「音大卒があなたのお困り助けます」チャンネルでは、リズム読みが苦手な方へおすすめの動画もございます。
付点音符や3連符って難しいですよね。
この動画では、音符の仕組みを一から説明し、取りにくいリズムも細かく練習する方法を分かりやすく教えています。
ぜひ、参考にしてみてください!
【譜読みが苦手な方へ】原因は?トレーニング方法も解説!まとめ
「譜読みが苦手」とひとくくりに言っても、さまざまな原因があります。
読者様は、どれが苦手分野だったのか明確にできましたでしょうか?
苦手な分野を、1つ1つ練習し解決していく事が、上達の近道になりますよ♪
今回のポイントをおさらいします。
・ト音記号譜は読めるがヘ音記号譜が苦手
・♯や♭が多くなればなるほど読めない
・加線が増えると読めない
・3和音がすぐ読めない
・臨時記号(曲の途中で♯や♭がつくこと)があると止まる
・音はとれるがリズムがとれない
・一小節~二小節のフレーズ読みができない
・音符と鍵盤の位置が一致するまでに時間がかかる
・楽譜を片手ずつなら読めるが、両手同時読みができない
・音符は読めるが、スラーや強弱記号、発想記号が入ると分からなくなる
・楽譜を次々に読むスピードが遅い
・はじめに耳で覚えてしまい、楽譜から読み取ることに慣れていない
・弾き始める前によく楽譜を読みこむ
・すぐに暗譜して弾くことをやめる
・鍵盤を見ないで弾く方法を覚える
どんなに有名なピアニストでも地道な努力がなし得る技。
誰しも、はじめからスラスラ弾けていたわけではありません。
しっかりと、コツコツ練習を繰り返して、音に乗って、楽しくピアノが弾けるようになっていきましょう♪
読者様のスキルアップを心から願っています!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。