「ピアノを弾いていると、力が入りすぎているみたいで、体がガチガチ!」
「一曲弾き終わると、手首が疲れてくる…。」
「柔らかい音色を出したいのに、うまく弾けていない感じがする。」
そんな経験をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
実は、手首をうまく使いこなせていなかったから起こる現象なのです。
そこで、本記事では、
・ピアノ練習の悩み 手首の悩みと原因とは?
・手首の悩み別 解決方法やトレーニング方法
についてご紹介します。
手首の使い方が分からないとお悩みの読者様も、この記事を読んで、原因と解決方法が分かれば、さらにピアノ技術が上達していきますよ!
ぜひ、最後までお読みくださいね。
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ピアノ練習の悩み 手首の悩みと原因とは?
ピアノ演奏で、手首の使い方って難しいですよね。
手首の悩みについて調べてみると、主に2つの項目についての悩みがありました。
- 手首が下がってしまう
- 手首が固い(脱力が出来ない)
今回は、この2つの悩みについて原因を探っていきます。
【悩み その1】 手首が下がってしまう
ピアノを弾く際に、どうしても手首が折れ曲がってしまい、寄りかかったようなフォームになってしまう…。
特に、初心者の方に多い悩みかと思います。
手首が下がってしまうと、早い動きの演奏曲を弾くのが大変になったり、手首に負荷がかかり痛めてしまったり…と練習のモチベーションも下がってきてしまいます。
正しいフォームで弾けるように直していきましょう!
手首が下がってしまう原因は、主に4つあります。
- 手首の筋力が足りない
- 姿勢が悪い
- 練習で電子ピアノを使っている
- 椅子の高さが合っていない
原因について、詳しく見ていきましょう。
原因① 手首の筋力が足りない
手首の筋力が足りないということ、それは手首の演奏フォームを維持する力がまだ足りていないことです。
ピアノの曲にもよりますが、数分間は、手首をキープして演奏することになります。
ピアノを一曲弾き終わって、ほっと一息…。
あれあれ?
ピアノに手首をもたれかけて休憩させていませんか?
ピアノの演奏時に正しいフォームを維持する事は、初心者には大変ですよね。
けれど、手首が疲れて辛くても、手首をピアノにもたれかけてはいけません。
理由は、癖になってしまうとなかなか直せないからです!
もたれかけていたわ…という読者様は、次回より意識して取り組むことで、すぐに改善していきますよ。
原因② 姿勢が悪い
演奏時に、姿勢が悪いことが原因の1つでもあります。
読者様は、ピアノを弾いているとき、猫背になっていませんか?
姿勢が悪いと、無意識のうちに体に力が入ってしまいます。
本来、使うべきところに力が入らず、結局指に力が入り、手首が下がる原因に…。
姿勢が悪い原因は、体幹が弱いことです。
体幹を鍛えることにより、姿勢も改善していきますよ。
引用:YouTube
上のみんなのピアノさんの紹介しているヨガストレッチは、ピアノの姿勢が悪いと感じている方へぜひおすすめしたい動画です!
ヨガを通して体幹を鍛えていく方法で、誰でも真似しやすい動きになっているので取り入れやすいですね。
運動は約3分でできるので、ちょっとした隙間時間にストレッチできるので、おすすめです!
ヨガ方法は、動画の9:23~のところでご紹介していますよ。
手首のフォームを直すのと同時に、背筋も伸ばして、演奏することを心がけましょう。
原因③ 練習で電子ピアノを使っている
普段、電子ピアノや、キーボードで練習していると、軽いタッチで弾けてしまうので、いざ、グランドピアノで弾こう!というときに、強い力を必要とします。
よって、普段通りに弾こうとすると、指の筋力が伴わず、弱い音になりがちなので、強い音を出そうと力を入れて弾かなければなりません。
余計な力を指先に入れるので、結果的に手首が下がってしまうのです。
原因④ 椅子の高さが合っていない
椅子の高さが低すぎると、下から腕を持ち上げて、鍵盤を弾く体勢になっていますので、自然に手首は下がってしまいます。
正しいフォームを身につけるために、椅子の高さも見直してみましょう。
引用:ピアノマーベル
正しい椅子の高さは、腕は床と並行になるように調節することがポイントです。
ひじの角度は90度になるように調節してみましょう。
また、お子さまの場合、足がきちんと床につかないことで体が安定せず、手首が下がってしまうことも。
そんな時は、足台を用意して、足元を安定させて練習していきましょう。
【悩み その2】 手首が固い(脱力が出来ない)
ピアノ演奏で、手首が固いと、手首や指先に余計な力が入ってしまい、疲れてしまったり、時には痛みを感じる方もいらっしゃるかと思います。
手首を柔らかくする=脱力して弾くということを聞いたことはありませんか?
上手く脱力できるようになると、音と音のつながりをスムーズに弾けるようになり、レベルアップした演奏ができるようになります。
では、どこに力が入りすぎているのでしょうか?
手首に力が入ってしまう原因は、主に2つあります。
- 全ての音を一生懸命弾こうとして力が入りすぎている
- オクターブや和音が届かないため力が入りすぎている
詳しく見ていきましょう。
原因① 全ての音を一生懸命弾こうとして力が入りすぎている
難易度が高い曲になると、ついつい余計な力が入りがち…。
上手く演奏できないとガチガチにりきんでしまったという読者様は、いらっしゃいませんか?
また、早い曲調のピアノ曲なら、手首が固いとうまく音と音をつながらず、焦ってしまい、慌てて弾いた演奏になってしまいます。
ピアノというのは、音を出す瞬間は力を入れますが、次の音を準備するために緩めることで、音のつながりがスムーズに聞こえてきますよね!
よって、手首の脱力を覚えることが重要になってきます。
原因② オクターブや和音が届かないため力が入りすぎている
左手の伴奏や、難易度の高い曲だと、指を開いて演奏しなければならない場合が多くあると思います。
しかし、子どもや小柄の女性の場合だと、どうしても鍵盤に届きにくい和音や音階があり、苦戦されている方もいらっしゃいますよね。
一生懸命鍵盤を抑えようとして、手首を固めがちになってしまいます。
そこで、少しでも指先が開けるように、ストレッチをご紹介している動画がありました。
引用:YouTube
上の三浦コウさんの動画では、鍵盤を使ってストレッチしていますが、鍵盤上ではなくても床などを使って、ストレッチできますね。
練習前後に数分で取り入れやすく、継続して行えるストレッチですので、ぜひ参考にしてみてください。
手首の悩み別 解決方法やトレーニング方法
さて、「手首が下がってしまう」「手首が固い(脱力ができない)」について、原因をみていきました。
次は、実際にピアノを使ってのトレーニング方法をご紹介します!
ぜひ、練習時に取り入れてみてくださいね。
手首が下がる方へ おすすめのトレーニング方法
引用:YouTube
上のよこやま音楽教室 横山記代さんの動画では、手首が下がるのを一瞬で直す方法を分かりやすく解説しています。
関節を全部曲げて弾くことを意識することで、自然と正しいフォームができるので、まさに一瞬で直せちゃいますね!
あとは、日ごろ意識して取り組めば、正しいフォームで弾けるようになるでしょう。
引用:YouTube
先ほどご紹介した、よこやま音楽教室 横山記代さんの動画では、実際に手首が下がって演奏していた方が、トレーニングを受けて改善した動画もありました。
指先を曲げることを意識して演奏することにより、改善していることが分かりやすくご紹介しています!
実際に成果が出ると、うれしくなりますよね。
指先を意識して、弾くことを取り入れてみましょう。
引用:YouTube
よこやま音楽教室 横山記代さんの動画では、指先を鍵盤にあてる弾き方を意識することで、自然と手首が上がることもを説明しています。
動画内では、指先がべたっとした弾き方をみせ、より分かりやすく手首が下がってしまう状態を見せていました。
改めて、指先に鍵盤をあてて、意識することの大切さを気づかせてくれた動画になっています。
手首が固い(脱力ができない)方へ おすすめのトレーニング方法
引用:YouTube
かみやまさみさんの動画では、一本一本指を使っての脱力方法を紹介しています。
ピアノを使って、1つ1つの指をストレッチしているような動画です。
こちらの動画を実践したら、すぐに効果があらわれそうなくらい関節まわりを柔らかく使っています。
一緒にスタッカートの練習法も入っていて、こちらも柔らかく手首を使って演奏することの大切さが分かる動画です。
引用:YouTube
Kana Kさんの動画では、子どもへ手首の脱力の仕方を教える動画となっていますが、大人でも実践しやすい内容となっています。
腕全体の力を、一回緩めて演奏することで、脱力を覚えていく方法です。
演奏前にすぐ意識して実践できますね!
引用:YouTube
ピアニスト 森本麻衣さんの動画では、肩の下の外側の筋肉を意識することで、脱力が自然とできることをご紹介していました。
優しい曲でも、激しい曲でも、この筋肉の使い方をマスターすれば、脱力して弾きこなせます。
脱力していないガチガチ状態を「ロボット」と表現し、初心者でも分かりやすく説明していました。
ピアノと、筋トレの関係性については、こちらの記事でも紹介しています。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
ピアノの上達のために筋トレをお考えの向上心あふれる皆さま!○○を鍛えすぎると不利になるという研究があります。やみくもに筋トレを始めてしまう前に絶対に知っておいて欲しいです。もちろん、具体的な筋トレ方法もご紹介しますよ。ぜひお読み下さい。
またこちらでは、ピアノ演奏時の椅子の高さ、体幹の重要性について紹介しています。
ピアノ練習に励んでいる方へ。ミスタッチに悩んでいませんか?それは一生懸命にピアノと向き合っている証拠でもあります。ミスタッチに沢山悩んできた私だからこそ伝えられる解決策があります。ミスタッチに悩んでもピアノを楽しむ事は忘れないで下さいね。
ピアノで手首が下がる!脱力出来ない!原因と解決方法は? まとめ
ピアノ演奏で、手首を上手に使いこなせるようになると、音の強弱をしっかりと表現することができます。
また、早い曲調になっても、柔らかい手首を使いこなすことにより、スムーズに音と音をつなぐことができますね。
手首を下げずに弾くこと、そして脱力を覚えることにより、さらに素敵な演奏にレベルアップしますね。
ぜひ、手首の使い方に悩んでいる方は、ご紹介したトレーニング方法を実践して、解決できればと思います。
最後まで、この記事を読んでいただきありがとうございました。