ff通信7月第5弾♪仮想演奏会奏者克明さんにインタビュー!!

 

>前回のff通信7月第4弾はこちら

 

こんにちは!人生はffの管理人をしております丸田カナです。

 

連日猛暑が続いておりますが、皆さん体調を崩されていないでしょうか?

 

私もこの時期はどうしても夏バテになりやすいので、水分摂取や食事に気を付けて暑さに負けないように過ごしています!

 

 

 

さて、過去最多という多くの方にエントリーしていただいた7月の仮想演奏会でしたが、今回は7月の仮想演奏会で記念すべき5回目のエントリーをしてくださった、克明さんへインタビューをさせていただきます。

 

克明さんはニューヨークやオーストラリアなど世界で活躍されているピアニストで、現在はコロナウィルスの影響により日本で活動をされています。

 

克明さんの経歴で私がとても驚いたのは、19歳から独学でピアノを始められたということ。

 

「ピアノは小さいころから習わないと弾けるようにならないんじゃないか」、という固定概念を吹き飛ばされますね!

 

克明さんが初めて仮想演奏会にエントリーしてくださった際のインタビューでも、克明さんのご経歴や初めて仮想演奏会に参加いただいたご感想をまとめておりますので、ぜひこちらもお読みください。

 

 

仮想演奏会奏者「克明さん」にインタビュー

 

まずは7月の仮想演奏会での克明さんの演奏を、改めてお聴きしましょう♪

 

♪仮想演奏会での演奏をご紹介♪
演奏曲 「風の通り道」 久石譲
ピアノ歴 8年
メッセージ スタジオジブリ、となりのトトロより、風の通り道。

 

誰も経験したことのないウイルスの蔓延、日本全国を襲う自然災害。

 

屋外でゆったりした時間を過ごすということがなかなか叶わない昨今。

 

映像の中でだけでも蒼の世界を楽しんでもらえたらと思います。

 

美しい日本の大自然の中で、克明さんの繊細なタッチで奏でられるキーボードの優しい音色。

 

心に染みわたるように、スーッと胸に響きますね。

 

私自身、小さいときに田舎暮らしだったので、そのころ遊んだ田舎の風景を思い出して懐かしい気持ちになりました。

 

克明さんのメッセージにもあるように、コロナウィルスなどでの社会不安やストレスを忘れてしまうほど、映像と演奏の両方で癒されます。

 

では、今回のエントリー曲への思いや、これまでの仮想演奏会を振り返ってのご感想、また現在の活動状況など伺わせていただきたいと思います。

 

Q1.今回の演奏や動画へ込められた思い

カナ:今回のエントリー曲は誰もが聴き馴染みのある「風の通り道」の演奏で、大自然の中で奏でられる音色にとても癒されました。

 

今回の演奏や動画へ込められた思いについて聞かせてください。

 

克明さん:楽曲に関しては以前から演奏することの多い曲でした。

 

ジブリは日本以外での知名度も多いため、アメリカやオーストラリアで演奏していても評価が良く、風の通り道(Path of the Wind)は特に癒し系の曲調でピアノソロにもよく合うのだと思います。

 

また、今は特にコロナの影響により遠方へ出かけることも難しい中、作曲者である久石譲さんの故郷でもある長野の自然とともに演奏したいなという思いからの撮影でした。

 

カナ:海外でもよく演奏されていた曲なんですね!

 

日本だけでなく海外でもジブリや日本の音楽が愛されていることを聞けて嬉しいです。

 

演奏の雰囲気をより一層演出する素敵な映像でしたが、久石譲さんの故郷である長野での撮影というこだわりがあったのですね。

 

曲の背景やストーリーを大切にされる克明さんの思いを感じます。

 

Q2.今までの演奏会を振り返って、特に思い入れのある曲は何ですか?

克明さん:特に、、というと難しいですね。

 

すべての曲に関してエピソードがあるので、、

 

初回の3月に関してはストーリーがあるのは当然として。

 

4月のえんとつ町のプペルは、僕自身がNYにいた時に西野さんの個展に足を運んだ際に耳にしたから好きな曲ですが、えんとつ町のプペルのストーリーが特に僕と重なる部分がありました。

 

5月のガブリエルのオーボエは、コンサートなどでウォームアップを兼ねて最初に弾くことの多い曲です。

 

曲名、映画、作曲者のことは知らなくても広い世代で曲を耳にしたことのある人も多く、また曲自体は非常にシンプルでありながら深みのある曲なので、自身の作曲のお手本にしている曲の一つでもあります。

 

6月の「kiss The Rain」の作曲家であるYirumaは、僕自身彼を知ったのはアメリカにいた時でしたが、日本での彼の知名度は高くないものの、アメリカはもちろん世界中にファンが多く、それでいてこの曲含め非常にシンプルな曲が多いので、「ピアノソロで曲を書いていくなら複雑にしなければいけない」という感覚を持っていた当時の僕にとって救いにもなる曲でした。

 

カナ:今までエントリーされた曲の一つ一つが克明さんの人生に重なるものや、音楽に影響を与える深いエピソードのある曲だったのですね。

 

演奏や作曲、どちらも人に聞いていただくことを考えると、こうしなければいけないという固定概念のようなものにとらわれてしまうことがあります。

 

そういった考えから解放してくれた曲というのはとても大切な曲になりますね。

 

Q3.今までの仮想演奏会で、特に気になった方の演奏はありましたか?

克明さん:毎月参加者が増えていてすごいなと思いつつ、仮想演奏会を拝見しています。

 

参加者皆さん個性的で非常に面白いのですが、強いて上げるとすればピアノリレーに参加することになった方々初め、カナさんを含めたスタッフの方々でしょうか。

 

運営に携わる方々が積極的にピアノを弾くようになり、ピアノに関わっていく、というところに改めてピアノの魅力を感じたように感じます。

 

カナ:私たちffサイトのスタッフの演奏なども聞いてくださり、ありがたいです!

 

仮想演奏会に参加された方の演奏を聴いて私たちスタッフもピアノを再開するなど、とても刺激をいただいています。

 

またそれらがこれからピアノを始めたいと思っている方やブランクがあるけど再開したいという方などの、挑戦するきっかけになっていただけると嬉しいですね。

 

Q4.演奏されるときや作曲をされるときに大切にされていることは何ですか?

カナ:克明さんの演奏を聴かせていただくと、曲のストーリーを感じさせるような、何か語り掛けてくるような魅力に引き込まれます。

 

オリジナル曲を作曲されたり、既存曲もご自身でアレンジされたりされている克明さんですが、1曲の演奏を作り上げていく中で克明さんが大切にしていることはどんなことでしょうか?

 

克明さん:オリジナルを書くときは特に1曲1曲景色があり、ストーリーがあるのでいかにその景色に音を落とし込めるか、当時の感情を音色に乗せられるか、だと思っています。

 

そこから派生して、カバーを弾く際にも「なぜ自分がこの曲を弾くのか」の答えを自分で探しながら曲に熱を込めていく、という具合でしょうか。

 

感覚的な部分が多いですが、過去仮想演奏会にエントリーさせていただいた曲のように、過去の自分に寄り添っていた曲だったり、何かのイベントなどで演奏した曲(バンドなどで演奏したものはピアノソロに直して)だったり。

 

「ヒットしているから」や「人気だから」という理由だと感情がこもらないので「理由」は大切にしています。

 

カナ:その曲を弾く「理由」や「想い」が大切なんですね。

 

克明さんが1つのフレーズ、そして1音1音を噛みしめるように弾かれているように感じるのは、1曲を仕上げていく過程で、その曲を弾く「理由」や「想い」を1つ1つの音に込めているからなんだと感じます。

 

私も「この曲が弾きたい」と思った想いを大切にして日々の練習に取り組みたいな、と思います!

 

Q5.今後の活動のご予定や目標について

カナ:初めて仮想演奏会へご参加いただいた際のインタビューで、コロナウィルスの影響により海外での活動が行えなくなってしまったこと、そして今後の活動として自宅で過ごす人のために癒しとなる動画を挙げていきたいと語っていただいていましたよね。

 

今回の「風の通り道」もですが、帰国されてから幾つか素敵な動画を上げられていて、克明さんのそういった願いが込められているのかなあと感じました。

 

動画を上げられる中での周りからや視聴者の方からの反響などはありましたか?

 

また、今後の活動のご予定や目標など教えてください!

 

克明さん:そうですね、動画の投稿が続いていくことで少しずつ反響は増えてきました。

 

とはいえ再生数が伸びないことにも頭を悩ませている部分なので、試行錯誤しています。

 

現状、少しずつ演奏の場は戻ってきましたが、それでも感染拡大により再延期や中止になったりまだまだ先の見えない状況は続いています。

 

とはいえ、生演奏の場を通して改めてお客さんと直接関われる場があることに幸せを感じました。

 

YouTubeの投稿は続けつつ、自宅からのライブ配信を増やしていこうと、様々なアプリを試しているところです。

 

カナ:少しずつ演奏の場は戻ってきているのですね!

 

やはり観客の方に直に聞いていただけて、その反応を感じられるのは嬉しいですよね。

 

ライブ配信での演奏を増やしていくご予定なのですね!

 

音楽はいろいろな可能性を秘めていると感じますが、演奏活動が屋外で中々行えない時だからこそ、新たな活動の可能性が見えてきますね。

 

克明さんの今後の活動もとても楽しみにしています!

 

克明さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました!!

 

演奏へ思いを込めること、そして伝えること

 

今回、克明さんから色々なお話を伺わせていただき、演奏される曲1つ1つのエピソードやその曲を弾く「理由」を大切にされていることを感じました。

 

どうしてもピアノの練習をしていると、なかなか上手く弾けなかったりしてスキルの面にとらわれてしまうことってありますよね。

 

でも自分がどうしてこの曲を演奏するのか」、「どんな風に奏でたいのか」、そうやってピアノに向き合うことで音色や演奏も変わってくるのではないかと考えさせられました。

 

そうやって思いを込めて奏でられる演奏は、きっとそれを聴く人にも言葉のように伝わる何かがあるのではないかと思います。

 

そんな風に思いを込めた演奏を、ぜひ皆さんも仮想演奏会で誰かに届けてみませんか?

 

仮想演奏会は初心者の方や、大人になってからピアノを再開された方も多く参加してくださっています。

 

「ピアノ演奏を誰かに聴いてほしいけど勇気がない」そんな方もぜひチャレンジしてみてくださいね♪

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

 


勇気を持ってチャレンジ!

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