ピアノに興味はあるけれど、自分のペースで上達したい、仕事の休みが不規則、続けるかどうかわからないけどちょっとやってみたい・・・そんな読者様にぴったりなのが、独学でのピアノです!
以前、ピアノを独学で弾きたい!始め方とオススメの教材をご紹介!という記事にて、独学ピアノの始め方について解説しました。
こちらの記事でも少し練習方法についてご説明していますが、独学の場合は教えてくれる人がいないので、特に初心者の方は遠回りな練習をしてしまったり、間違った練習をして手を痛めてしまったりしがちです。
それがきっかけで挫折してしまう、なんて悲しいことも、残念ながらよくあります。
せっかくピアノの魅力に気づいたのに、そんなもったいない事ってありませんよね!
今回は、「独学でピアノを始めたけれど、どうやって練習すればいいかわからない」という読者様に向けて、以下の内容を解説します。
・独学でピアノを弾く時に取り入れたい4つの練習方法
・独学での練習時に気をつけたい2つの注意点
独学で、自分の好きな曲を弾きながら効率よく上達できたら素敵ですよね!
この記事でご紹介する練習方法を取り入れて、ワンランク上の演奏をしちゃいましょう♪
当サイトでは、独学でピアノに取り組みたい方はこちらの教材をオススメしています。
30日でピアノがマスターできるプログラムなので、もし良かったらどうぞ。
時間もお金もないけど、スラスラとピアノを弾けるようになるなんて、そんなウマい話はない!!と思っていませんか?楽譜が読めなくても大丈夫です!海野真理先生の「30日でマスターするピアノ教本&DVD」なら、その願いは叶ってしまうんですよ♪
ピアノを独学する時に取り入れたい練習方法4つ
独学ピアノのメリットとして、以下のことが挙げられます。
・好きな曲を自分のペースで弾ける
・毎週決まった時間を開けておく必要がない
・経済的負担が少ない
自分の好きなようにピアノを弾ける、というのが独学の一番の醍醐味ですよね。
しかしその反面、自分勝手なピアノになってしまったり、全然できていないのに「弾けた!」と思いこんでしまうことも。
この章では、独学でピアノを弾く人がより効率的に上達するために、取り入れるべき練習方法をご紹介します!
1. 苦手な譜読みはアプリで楽しく!
「独学なのに譜読みってする必要ある?」と考える読者様もいらっしゃるかもしれませんね。
独学ならなおさら、演奏動画の指使いを研究したり、耳コピで演奏すればいいのでは?と思ってしまうかもしれません。
ですが、独学ピアノだからこそ、楽譜が読めると、上達スピードも演奏できる曲の数も格段に変わってきます!
また、楽譜そのものから指示を読み取れるようになると、美しく自分なりのアレンジや表現ができるようになります。
そうは言っても特に初心者のうちは、譜読みをするのはピアノも思ったように弾けないし時間もかかりますし、あまり楽しくありませんよね。
そこでオススメなのが、ピアノアプリを使って譜読みを練習することです♪
アプリなので、休憩時間や寝る前、通勤中など、ちょっとした時間にゲーム感覚で勉強できちゃいます。
オススメの譜読みが練習できるアプリを2つご紹介しますね。
わかりやすい名前のアプリですね。
楽譜が出題されるので、対応する鍵盤をタッチするだけの簡単な解答方法です。
このアプリの良いところは、3オクターブ分のトレーニングができることです。
練習結果の見直しができるので、自分が苦手な部分や間違えてしまった部分を見て、苦手をなくしていきましょう!
(iOS向け)
こちらもそのものズバリ、譜読み練習用のミニテストがひたすら出題されるアプリです。
同じく楽譜として表示された音がピアノのどの鍵盤に対応しているのか、をタッチして回答していきます。
何問も解いていると、自動的に難易度が上がってきますので、気がついたら加線音符やシャープ、フラットなどもぱっと読めるようになっているかも!?
他にもピアノアプリはないの?と思った方は、ぜひこちらの記事をお読みください!
→ピアノが上手くなるアプリ!?ワクワクが広がるピアノ人生の始まり
譜読みは計算練習などと同様に、毎日ちょっとずつの積み重ねが力になっていきます。
焦らず気長に取り組んでいきましょう♪
2. 基礎練習を最初に組み込もう!
譜読みと同じくあまり好きな人がいないであろう、指の基礎練習。
独学なのにつまらないピアノは弾きたくないよ~!と思う読者様も、多いと思います。
ですが、ハノンやスケールを弾いてから練習をするのと、ただ好きな曲だけを弾くのでは、毎日の練習の効率がまったく違ってくるんです!
・表現力が高まる
・自然な指使いが身につく
・ケガをしにくくなる
音の強弱やスラーなど、表現力が高まるとピアノの音色が美しくなるだけでなく、曲が仕上がるまでの期間が短くなります。
また、指使いが身につくと、楽譜にいちいち指番号を振って、それを読みながら練習する・・・という必要はなくなります。
自然に無理のないフォームがわかるようになるので、負担がかかりにくく、きれいに音を出せる手の形が作れるようにもなるんですよ。
何よりも重要なのは、ケガをしにくくなることです。
水泳をする時に、いきなり水に飛び込むのは危険ですよね。
ピアノも同じです!
準備体操をすることで、なめらかに指が動くようになり、練習の効率がアップします♪
最初の5分間だけでもいいので、指を練習する時間を取り入れてみましょう!
3. お手本と自分の演奏を聴き比べよう!
憧れの演奏者さんや、自分の今弾いている曲の模範演奏などを聞くと、勉強にも、モチベーションアップにもなりますよね!
さらにステップアップしたい人は、ただ聴くだけではなく、自分の演奏を録音したり録画したりして、お手本の演奏と聴き比べてみましょう。
特別な機材は必要なく、スマホの録音機能や、カメラ機能で十分です。
曲がある程度できあがってから、などと考えているといつまでも録音ができなくなってしまうので、「練習時の最後の演奏」や「週に1回」などと決めてしまいましょう!
録音したものを保存しておくと、自分の成長記録にもなりますよ♪
弾いている時は、弾くことに集中してしまうからか意外に気にならないのですが、録音して冷静に聴いてみると、思わぬ欠点が見つかったりします。
「えっ、自分はこんなにピアノが下手だったの!?」「指がガニ股になってる!」と最初は凹んでしまうかもしれませんが、客観的に自分の演奏が聴けている証拠です。
ちょっとしんどいですが、お手本となる演奏と自分の演奏を何度も聴き比べ・見比べてみましょう。
自分の演奏に足りないと思う部分を1つずつ直していくことで、より早く素敵な演奏に近づいていけます!
4. 毎日少しでもいいから練習しよう!
レッスン日や時間が決まっていないのが、独学ピアノのいいところですよね。
ですがその反面、始めた時の熱が冷めてしまうと、今日は疲れたから・・・なんとなくやる気が起きないから・・・とピアノの練習がおざなりになりがちなのも、また独学ピアノによくあることです。
数日やらなかったピアノの練習を再開するのは、いつもの練習をする以上にエネルギーがいるものです。
私はよく、先生に「1日ピアノを弾かないと、1週間前の指に戻ってしまう」と言われていました。
さすがにそれは言い過ぎかもしれませんが、ピアノに触れなかった分弾けなくなってしまうのは事実です。
練習を再開しても最初は思うように弾けず、「自分はもっと上手に弾けたはずなのに!」とフラストレーションを感じてしまうことも。
練習も億劫だし、やっても楽しくないし・・・となると、だんだんピアノから離れていって、自然消滅・・・ということにもなりかねません。
それを防ぐためにも、毎日少しでもピアノに触れるように心がけましょう。
「〇〇の後はピアノタイム」などと決めてしまうのもいいかもしれません。
あんまりやる気が起きないな、という時は、「お風呂にお湯がたまるまで」や「1曲だけ」など、ピアノへのハードルを下げてみましょう。
意外に一度始めてしまうと、「もうちょっとやりたい!」という気持ちが出てくることも多いので、そうなったらしめたものです!
どうしてもピアノにさわれない、という時には、譜読みやイメージトレーニング、ピアノアプリの活用や演奏動画の視聴などでピアノ気分を盛り上げていきましょう♪
こちらの記事では、毎日のモチベーションアップについてもっと詳しく解説しています。
→【初心者・独学者向け】ピアノ練習のモチベーションアップ法7選!!
ピアノの独学での練習方法、2つの注意点とは?
きっと、ピアノを自分の心ゆくままに楽しもう!と思って読者様は独学ピアノを始めたことと思います。
それなのに、途中でやめてしまったり、ピアノを楽しめなくなってしまうとしたら、もったいないですよね。
そんな結末にならないように、次は独学ピアノの注意点2つについてご説明します。
独学ピアノで陥りやすいワナを知って、思う存分ピアノをエンジョイしましょう!
1. フォームに気をつけよう!
独学ピアノで一番気をつけなければいけないのは、ピアノを弾く時のフォームです。
・指使いや手の形、脱力
・腕の形や力の入れ具合
・姿勢
・椅子の位置や高さ
これらは、ピアノ教室に通っていれば先生に教えてもらえますが、独学ではそうは行きません。
「別に誰に見せるもんじゃないから、変でもいいし」と思われるかもしれませんが、フォームが正しくないと、美しくない、ピアノが弾きづらい、というだけでなく、腕や指を痛めてしまいやすくなります。
変なフォームでピアノを弾くと、腕や肩が痛くなったり、腱鞘炎になってしまうこともあります。
一度変なクセがついてしまうと、直すのは大変です。
特に初心者のうちは体全体に変に力が入ってしまいやすいので、注意が必要です。
演奏動画などをよく見て、自分のフォームが正しいかどうかを常に気にするようにしましょう。
ピアノによる腱鞘炎を予防する方法や、なってしまった場合の対処法について、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひあわせてお読みください→ピアノで腱鞘炎!?予防法と対処法を知って痛みよさらば!!
2. 目標を設定しよう!
ピアノ教室に通っていると、定期的に先生のレッスンを受けたり、発表会があったりなどで練習の目的ができますが、独学では自分から行動しない限りどちらもありません。
自分で考えないと、ただ漫然とピアノに向かってしまうので、「たくさん練習しているはずなのに、全然上達しない」ということにもなってしまいます。
そうなると練習の意味もわかりませんし、面白くなくなってしまいますよね。
ですから、意識的に目標を立てて練習をしていきましょう!
コツは、毎日、毎週単位でクリアしていく「小さな目標」と、数カ月、もしくは年単位の「大きな目標」の2つを決めることです!
大目標があれば、そこから逆算して毎日の目標が決められますし、ピアノの練習をより継続しやすくなります。
強弱の表現を練習しよう、もっと早くなめらかに弾けるようになろう、などの小さなステップを毎日、そして毎週の目標として掲げることで、着実に進歩していきましょう!
上達を実感し、モチベーションをアップする方法として、演奏日記をつけてみたり、SNSでピアノ仲間とつながるのもおすすめです。
大きな目標として、発表会などへの参加を決めるのもいいですね!
仮想演奏会ならば、誰でもオンラインで発表ができるので、独学ピアノの人にもおすすめです。
一曲全部が弾けなくても、30秒以上の演奏動画であればOKなので、例えば「今月は曲の前半部分だけ、来月は1曲を完成させて参加しよう!」などの形でも大歓迎です。
仮想演奏会に参加された方にはffサロンへのご案内もしていますので、そこでピアノ仲間を探してもいいかもしれませんね♪
ピアノの独学でのオススメ練習方法と注意点のまとめ
独学だと、ピアノ教室に通うときに比べて上達スピードが遅くなってしまいがち、とよく言われます。
ですが、今回の練習方法を取り入れれば、独学でもより効率の良い上達が可能です。
・譜読みをアプリで身につける
・基礎練習を最初に行う
・お手本と自分の演奏を聴き比べる
・少しでもいいから毎日練習する
また、独学ピアノには、独学だからこそ陥りやすいワナがありました。
・フォームが変になりやすい
・目標がなくなりやすい
この2つのワナにはまらないように、「演奏動画でフォームをチェック」し、「小さな目標と大きな目標を立て」て毎日練習するようにしましょう!
好きな曲を好きなように練習するだけでなく、どんどんピアノが上手くなったら最高ですよね!
オススメの練習方法を取り入れて、独学でのピアノライフをもっと楽しんでくださいね♪
お読みいただき、ありがとうございました!