ff通信3月第4弾♪ffサロンメンバー、国際根性無し連盟総裁さんにインタビュー!!

 

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こんにちは、丸田カナです!

 

3月も残り数日となり、春らしい陽気になったと思えば急に冷え込む日もあるなど、気温差が厳しく感じられますね。

 

季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですが、皆様もご無理のないようにお過ごしください♪

 

 

さて、今回は1月の仮想演奏会で素晴らしい演奏を披露してくださった、「国際根性無し連盟総裁さん」にインタビューさせて頂きました。

 

国際根性無し連盟総裁さんは、2020年の12月から仮想演奏会にご参加くださり、今年の1月にffサロンメンバーとして仮想演奏会へご参加くださいました。

 

一時期ピアノから離れられていたこともあり、ピアノ再開組でもある国際根性無し連盟総裁さん。

 

明確な目標を持ち日々の練習に取り組まれる姿勢や、演奏をお聴きするだけでは分からなかったお人柄を感じるエピソードなど、素敵なお話をたくさん伺わせていただきました!

 

ffサロンメンバー国際根性無し連盟総裁さんにインタビュー!!

国際根性無し連盟総裁さんからご提供いただいた、2年前のクリスマスコンサートにて「魔王」を弾き語りされたときのお写真

 

まずは、1月の仮想演奏会での演奏を改めてお聴きください♪

 

1月仮想演奏会での演奏
曲名 ワイマン 銀波
メッセージ 毎年1月に開催される「市民ピアノリレーコンサート」を目標に練習しております。

 

今回はワイマン作曲の「銀波」

 

選曲の理由は

 

1.派手で聴き応えがあるから。

 

2.前回「魔王」を披露したのですが、1年練習しても音を拾うのがやっと、本番では散々でした。

 

人前で披露する曲なら余裕をもって仕上げたい。

 

この曲は、現在私の所有する最も古い楽譜で45年振りに発掘して練習開始。

 

練習の進捗を確認するために毎月この曲の動画をupしています。

 

コンサート本番を目前にして「これからはなるだけ多くの種類のピアノに触れて、なるたけ多く人に聴いてもらうことが大切」と考えて12月よりストリートピアノ巡りを始めました。

 

今回の動画は12月上旬、「妙高市文化ホール」で収録したものです。

 

ストリートピアノも本番と同じ一発勝負なので、本当の実力が試せると考えました。

 

今回、私の演奏を聴いていたのは若いカップルでした。

 

演奏終わって席を譲ると彼氏が鞄から楽譜を取り出して演奏開始、私の知らない曲で上手い。

 

何とも微笑ましいピアノデート、二人の仲を邪魔してはいけないので早々にホールを後にしました。

 

ストリートピアノで9分に及ぶ大曲を見事に演奏されていますね!

 

波のうごめきやしぶきを上げる様子を表すような演奏が、広々としたホールに響き、雄大な海の景色が目に浮かぶようです。

 

では、ここからは国際根性無し連盟総裁さんとの対談形式でインタビューを行わせていただきます。

 

素晴らしい演奏をお聴きしながら、インタビューをお楽しみください♪

 

Q1.自己紹介をお願いします!

 

【国際根性無し連盟総裁さんからの自己紹介】

名前:国際根性無し連盟総裁
名前の由来:10年前、フルマラソンの大会で初めて途中棄権したこと(原因は、前年のサブ4達成から体重が10kg増えたこと)に反省して根性無し(ヘタレ)な自分を戒めるために始めた「栄光とヘタレの記録」というマラソン練習記録ブログ、(国際根性無し連盟が運営している)からきている。
ピアノ歴:音楽好きな母により年長時にヤマハ音楽教室 に入り、その後同じ先生のピアノ教室へ高校卒業まで通う。

 

母は音楽好きだが、対照的に父は音楽に興味なしベートーベンもバッハもショパンもみな同じ「ジャジャジャジャーン」て感じでした。

 

大学進学後、夏休み等の長期休み等で帰省した時だけ練習。

 

帰省したら演奏の感覚を取り戻すために先ずはハノン1冊弾き、そして昔の先生のところに通った。

 

この先生の元で最後に指導を受けたのは月光の3楽章だった。

 

大学卒業後はピアノから離れていたが22年前に長女がピアノ教室に通い始めたのを機会にピアノ再開(発表会で長女と連弾とかしていた)、3年前に長女の結婚式でピアノ演奏を披露するために教室の通い始め現在に至る。

 

国際根性無し連盟総裁さん:私の通っていた教室では、音大を目指すような優秀な生徒は中学進学と同時に専門の教室へ移っていました。

 

私はものすごく進みが遅く、ピアノは好きで練習もしてるのに、中1でソナチネ、高2でソナタに入るような状況でした。

 

当時の楽譜には初級用教材は赤帯(ソナチネ、ツェルニー30番)、中級用教材は黄帯(ソナタ、ツェルニー40番以降)、上級用教材には青帯が巻かれていて、高校生にもなって初級と書かれた赤帯の楽譜を使っている事を恥じていました。

 

当時バンドとか伴奏の依頼とかたくさん来たけど下手であることが露呈する事を恐れてすべて断りました。

 

空手や柔道の帯の色が実力を示すのとおなじで、楽譜の帯の色も実力を示している。

 

長年空手道場に通っているのにいつまでも白帯を締めている道場生のような感覚でした。

 

大学生になると、理工系学部だったので周囲は男だらけ、ピアノが弾ける人が自分だけになりました。

 

ピアノに関しての比較対象が無くなると、高校時代までの感情が無くなってしまいました。

 

片手で音階を1オクターブ弾くだけで周囲に人が「すごい」と言います。

 

まして黒鍵を使って両手で弾くのは異次元の世界。

 

現在は、毎年1月に開催される「市民ピアノリレーコンサート」を目標にして1年計画で練習しています。

 

先日16日のコンサートで「銀波」披露したけれど、序盤で躓いてしまい崩れてしまいました。

 

リハーサルではとてもいい感じだったのに、なかなかうまくいかないものですね。

 

カナ:とても丁寧に自己紹介をありがとうございました。

 

お名前の由来が気になっていたのですが、マラソンでのエピソードが由来となっていたのですね。

 

フルマラソンを走られて、しかもサブ4を達成!

 

本格的にマラソンを行われていて「根性無し」とはとても思えませんが、ご自身への厳しさの表れに感じました。

 

国際根性無し連盟総裁さんのブログ「栄光とヘタレの記録」も、ぜひ皆様ご覧ください♪

 

 

ピアノ歴について、高校生の頃は周りと比べてしまう時期もあったとのことですが、環境の変化でそういった気持ちがなくなったのですね。

 

娘さんがピアノ教室に通い始められる機会にピアノを再開されて連弾をされたことや、結婚式でピアノ演奏をされたエピソードもとても素敵です。

 

仮想演奏会で演奏された「銀波」、ピアノリレーコンサートの本番では序盤に躓いてしまったとのことですが、仮想演奏会でのストリートでの演奏も雄大な海と波の様子が思い浮かぶような素晴らしい演奏でした!

 

Q2.練習で特に意識して取り組まれた点について

 

カナ:「銀波」は昨年5月の仮想演奏会でも演奏してくださいましたが、その時と比べて練習を重ねられたことが伝わってきました。

 

練習で取り組まれた点はたくさんあると思いますが、特に意識されて取り組まれた点について、ぜひ教えてください。

 

国際根性無し連盟総裁さん:先ず音を一つずつ確認する事、間違えたまま暗譜して曲のイメージが出来上がってしまうと、修正が効かなくなります。

 

できるだけ速度を落として弾く練習で音を確認する。

 

自宅の電子ピアノとグランドピアノは打鍵感覚が違うので、同じ速度では弾けません。

 

あと、鍵盤を一つずつ確実に押さえること。

 

昔、あるライブハウスで演奏した時、物凄く重い鍵盤のピアノで自宅の電子ピアノと同じ感覚で弾いても音が出ない。

 

1つずつ確実に鍵盤を押さえることの重要性を感じました。

 

ピアノ再開時に目標としたのが、ツェルニーシリーズ完全制覇。

 

30番までは昔教室で終わっているので40番以降は自主練習で進めています。

 

1000回練習したら次へ進むという練習方法で、現在60番の7曲目練習中。

 

60番はいわゆる超絶技巧のための練習曲なので、音を拾ってつなげることさえ難しい。

 

80歳の誕生日までにこの曲集を終えることを目標に進めています。

 

カナ:譜読みや初めの確認の部分から、とても丁寧に行われているのがうかがえます。

 

本番での打鍵感覚の違いも想定して練習されているのですね。

 

私も本番で、緊張と打鍵感覚の違いで平常心で弾けなくなってしまったことがあったので、とても参考になります。

 

ツェルニーシリーズの完全制覇を目標とされているのですね!

 

そして現在60番を練習中とのこと、尊敬します。

 

1000回練習したら次に進むという練習方法も、1曲を1000回弾くだけでも大変と思いますが、ずっと継続して行われているのは素晴らしいですね!

 

目標が達成されること、私も応援させていただきます。

 

 

仮想演奏会へは今まで6回ご参加いただきましたが、仮想演奏会へご参加くださることで練習を行う上での変化などはありましたか?

 

国際根性無し連盟総裁さん:特に変化はありませんが、何度も撮り直しが利く練習室よりも一発勝負のストリートピアノのほうが実力が測れると判断しました。

 

最近思う事ですが、弾きこんで暗譜して体が覚えてしまうと、他のことをしながら(テレビを見ながら、考え事をしながら)弾けるようになります。

 

ところが鍵盤を見てきちんと弾こうと思ってもどこを押さえていいかわからなくなる。

 

何も考えずにボーと弾いてると手が勝手に弾いてくれるのに、いざしっかり弾こうとするとわからなくなる(チコチャンに叱られそうです)という現象が起きてしまう。

 

今回のコンサートでもこの現象が起きてしまい、無意識に弾ける何でもないところで躓いてしまいました。

 

ダラダラ回数弾くよりも、一つずつしっかり確認しながら進めて行くことが大事だと感じています。

 

ピアノに限らず日常生活でも同じことがいえます。

 

そんなわけで来年のコンサートに向けてベートーベン交響曲7番の練習を始めたところです。

 

カナ:録音だけでも緊張感がありますが、やはり聴かれる方がいて一発勝負のストリートピアノは、より本番を想定した練習になりますね。

 

本番で意識してしまって、普段何でもなく弾けるところがうまくいかないということ、とても分かります。(私もボーッと練習していて、チコちゃんに叱られそうです。)

 

来年のコンサートは「ベートーベン交響曲7番」を弾かれる予定なのですね。

 

こちらも練習が大変と思いますが、練習の過程をまた仮想演奏会で拝見できること、楽しみにしています!

 

Q3.1月の仮想演奏会で特に印象に残った方

 

カナ:1月の仮想演奏会にエントリーされた他の奏者さんの演奏で、印象に残った方はいらっしゃいましたか?

 

国際根性無し連盟総裁さんnaomiさんの「明日への手紙」、ピアノ弾き語りは私も挑戦したことがあるのでその大変さがよくわかります。

 

先ず発声しながら手を動かすこと自体ができません、歌詞が表示されているのも良いです。

 

カナ:naomiさんの弾き語り、優しい歌声とピアノの音色がとても素敵でしたよね!

 

歌詞もつけてくださっていることで、歌詞のメッセージがより伝わり、聴いていて暖かい気持ちになりました。

 

国際根性無し連盟総裁さんも、最初に参加してくださった仮想演奏会で「魔王」の弾き語りを披露してくださいましたよね。

 

「魔王」での弾き語りを聴くのは初めてで、演奏も歌声も迫力があってとても印象的でした!

 

国際根性無し連盟総裁さんの「魔王」の弾き語りはこちら

 

Q4.今後の課題として取り組みたいこと

 

カナ:では、最後に今後の目標としては「ベートーベン 交響曲第7番」の演奏や、ツェルニーシリーズの完全制覇についてお聞きしましたが、その他の目標や今後の練習での課題として取り組みたい点について教えて下さい。

 

国際根性無し連盟総裁さん:課題として、先ず読譜力をつけたい。

 

初見演奏が苦手です、初見の楽譜を見てもどんな曲なのか全く解らない。

 

誰もが知ってる名曲は最初から曲のイメージが出来ているが、ツェルニーの曲は知らない曲ばかりなのでそれが無い。

 

元絵のないジグソーパズルを組んでいるような楽しみがあります。

 

あと、伴奏とかセッションなんかできるといいですね。

 

以前ジャズのライブを聴きに行きましたら、ライブハウスのオーナーからバンドのメンバーに「ピアノの〇〇さん」と紹介されてしまい、飛び入り参加することになってしまったのですが、まったく何もできませんでした。

 

数十年練習してきたのに全くの初心者と同じ。

 

長い時間かけて一つの曲を仕上げるのもいいけど、もっと気軽に「あの曲弾いて」と言われればアレンジしたり即興で弾けるように(ハラミちゃんみたいに)もなりたいです。

 

ピアノは奥が深くて人生たった100年ではまるで足りません。

 

カナ:初見で見事に弾かれる方、憧れますよね。

 

ツェルニーの練習は、初めて聞く曲ばかりという点で、読譜力をつける練習にもなりそうです!

 

「元絵の無いジグソーパズルを組んでいる」、そのようにご自身のイメージを作りながら、知らない曲を練習していくのってワクワクしますね。

 

即興でセッションなどができたら素敵ですよね。

 

アレンジして即興で弾くというのは、普段のピアノ練習とは違うスキルが必要になり難しいですが、一人で演奏するのとはまた違った楽しみがありますね!

 

基礎の部分も丁寧に練習を継続しながら、新しいことにも目標を持たれていて、ピアノを深く追求し楽しまれていると感じました。

 

今回はインタビューでたくさんの貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。

 

 

積み上げてきた成果をオンラインで披露する「仮想演奏会」

 

ツェルニー60番や市民ピアノリレーコンサートのための練習をとても丁寧にされながら、ストリートピアノでの本番を想定した練習も取り入れられている国際根性無し連盟総裁さん。

 

目標に向かって自身の課題と向き合い、地道に練習を重ねていく一方、アレンジや即興演奏といった新しいことへも挑戦したいというお気持ち、私もとても刺激をいただけました。

 

また、「銀波」を2回の仮想演奏会で披露していただき、練習の成果を見せて頂けたことがとても嬉しく感じました。

 

 

仮想演奏会で素晴らしい演奏を聴かせてくださる参加者の皆様の演奏のどれもが、地道な練習の積み重ねで奏でられています。

 

ぜひ皆様も、ご自身の練習の成果を仮想演奏会で披露してみませんか?

 

皆様のご参加、楽しみにお待ちしています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 


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