こんにちは! ffスタッフのnocturnex(ノク)です。
バレンタインのチョコレート売り場に、いろいろなチョコレートが並んでいますね。
ご自分にご褒美チョコは買われますか?
私はシャンパントリュフが大好きです。
皆さまもお気に入りのチョコレートがありましたら、教えてくださいね。
今回はffピアニスト「みっけさん」のPR記事をお届けします♪
みっけさんはピアノを教えられていた経験もある、ベテランの方です。
ピアノも情緒たっぷりに丁寧に弾かれていて、いつもコメントもとても優しく、丁寧にお答えくださいます。
そんなみっけさんの魅力を存分にご紹介させていただきたいと思います。
みっけさんのプロフィール
まずは前回のインタビューでお伺いしていた、みっけさんのプロフィールをご紹介します。
- 物心ついたときからおもちゃのピアノで遊ぶ。
- 最初はお母様に連れられてオルガン教室に通う。
- 小学1年生の時にオルガン教室の先生のすすめもあって、アップライトのピアノを買ってもらう。(ピアノは音の出る大きなおもちゃという感覚)
- 大学受験でピアノの専攻を希望したが、お家の事情で断念。
- 仕事、結婚、育児、転勤のためピアノはたまに弾くのみ
- 育児が一段落してから指導グレードを取得し、子供の指導を行う。
- 指導と演奏の勉強をしていたが、お孫さんの世話と介護のため趣味の演奏に変更
- CM母指関節症を発症してしまい、ピアノも弾けなくなる時期が。。。
- 今は上手く付き合いながらピアノを弾いている
嬉しいニュースですが、2022年12月にもう一人みっけさんにお孫さんが増えました!
みっけさんの過去のインタビュー記事はこちらからお読みください。
ff通信7月第2弾!ffサロンメンバーのみっけさんにインタビュー!
みっけさんのピアノは、すごく温かくて柔らかくて優しいです。
私の質問にもいつも丁寧に、優しくお答えくださいます。
お話を伺っていて、ちょっとしたことに私と共通点があって、親しみを感じてしまいました。
ゆっくりな曲が苦手
nocturnex:以前のインタビューでおっしゃっていますが、みっけさんは本来はゆっくりな曲が苦手なんですね。
私も同じです。
みっけさん:そうなんです。
本来運動としてのピアノの方が得意なんだと思います。
「ツェルニー」や「ハノン」は嫌いという人がいますが、私は結構楽しく弾いてました。
逆にソナタの2楽章とかは間がもたなくて。
nocturnex: 私もまったく同じです。
どんどん早くなってしまうんですよね。
それで結局ミスタッチが多くなったりするんですけど、坂道を転がっていくように止められないんです。
みっけさん:大人になって習った先生は、私にはない音楽性を求められる方でした。
速く上手く弾いても「だから何?」って感じで(笑)
nocturnex:私も先生にそれだと結局スポーツ感覚で、弾いて終わりと言われました。
テクニックが難しい曲は弾かない方が良いと言われて。。。
私の課題は「泣きのピアノ」になったんです。
みっけさん:手を痛めて速く弾くことができなくなって、指を労わりながら弾かざるを得なくなりました。
でもゆっくり弾くことで、その曲の良さや音の流れを深く感じることができるようになってきました。
ああ、先生の言ってたのはこう言うことだったんだなって。
まだまだ全然出来てないですけどね。
nocturnex:すごくよくわかります。
同じ悩みを持つ方がいらして、とても嬉しいです。
ここからは、みっけさんの演奏動画をご紹介しながら、演奏についてお聞きしていきたいと思います。
みっけさんのピアノ演奏
それでは、みっけさんの演奏をお聴きしましょう♪
今回は仮想演奏会での演奏から2つの動画をえらんでいただきました。
ショパン エチュードOp.25-1「エオリアンハープ」
引用:Youtube
みっけさん:この曲は大好きな曲です。
初めて聴いたのはアシュケナージのCDでした。
なんでもないいつもの部屋が、この曲が流れた途端、とても優雅で温かな空気に包まれたような気分になりました。
自分で弾けるようになってからは、嫌な事があってもこの曲を弾くと心が豊かになって、弾き終わった頃には「まあいいか」と思えるようになっています。
なので一生弾いていたい曲です。
nocturnex:弾くと心が豊かになる曲って素敵ですね。
私もピアノを弾くと、気持ちが全く切り替わります。
「あ~良い曲とか良い和音!」って思いながら弾くと、特にそうですね。
ベートーヴェン ソナタ第17番「テンペスト」第3楽章
引用:Youtube
みっけさん:この曲は、学生時代に1番たくさん練習した曲かもしれません。
当時は速く弾く事がかっこいいと思っていましたが、今は感情込めて弾くようにしています。
認知症を患った母が、だんだんいろんな事がわからなくなっていく中、この曲を弾くと涙を流して「胸が締め付けられる」と言っていました。
それでこの曲だけはいつでも弾けるようにしていました。
思い出の曲なので、これもずっと弾いていたい曲です。
nocturnex: 「テンペスト」で認知症のお母様が涙を流したというお話は、ズシっときますね。
ずっと弾いていただきたいです。
みっけさん:母はピアノを習いたかったのに習わせてもらえず、私に夢を重ねていたのかもしれません。
今ピアノが弾けてるのは母のおかげだと思っています。
ここ何年かは、母のためにと色んな曲を弾いていました。
耳だけは肥えていたので、素人ながら結構ダメ出しされて。
でもそのことが母の刺激になっていると思い、私もダメ出しされながら楽しんでました。
nocturnex:私の母ももう亡くなりましたが、認知でした。
意外な共通点がありますね。
みっけさん:「エオリアン・ハープ」と「テンペスト」の2曲は、指を速く動かさないといけない曲です。
でもおばあちゃんになってもいつまでも、たとえゆっくりでもそれなりに美しく弾いていたいです。
nocturnex: ぜひずっと弾き続けていただきたいと、私も思います。
仮想演奏会に参加して
みっけさんは今回で仮想演奏会は9回ご参加されています。
とてもしっとりと情感に訴える素敵なピアノです。
演奏会に参加されていることについてお聞きしたいと思います。
nocturnex: 仮想演奏会について、前回のインタビューでみっけさんは「【心に響きました】と温かいコメント下さる方もいて、、励みになります」とおっしゃっています。
ご自分の演奏について、いろいろ思ってしまうところもあるようなのですが、何か気を付けているようなことがありましたら教えてください。
仮想演奏会にエントリーする曲について
みっけさん:曲選びについては、基本的に弾きたい曲を弾いています。
CM母指関節症が完全に治ったわけではありません。
気をつけてないとまた再発してしまうので、過去に弾いた曲の中から、負担がかからず弾けそうな曲を選んでいます。
これだけはずっと弾いていたい‼︎と思う曲を、指と相談しながら少しずつ試しています。
だからとても時間がかかってしまって、なかなか新しい曲に取り組めません。
練習していて苦労する点も、同じですね。
今はとにかく指と相談しながらって感じです。
指くぐりがNGなので(親指を入れ込む動作)アルペジオは並行移動でやったりとか。
nocturnex:アルペジオの平行移動ですか?
初めて聞きました。
みっけさん:ただ、この方法は昔とある先生からアルペジオを速く弾く最適な方法だと教わっていまして、それが今役に立っています。
例えばハ長調のアルペジオだと、ドミソ→ドミソ→ドミソ、、という風に並行移動させるのだそうです。
習ったものの、なかなか実践できてなかったのですが、今は実践せざるを得ない状況です。
nocturnex:アルペジオを指くぐりで弾いて、はずしてしまうことも多いので、平行移動で早くはずさないで弾けたら、助かるかもしれません。
今度試してみます。
CM母指関節症と上手く付き合っていかないといけない経験は、絶対お聞きになりたい方いらっしゃると思いますよ。
私も腱鞘炎持ちですから、参考にさせていただきたいです。
これから弾きたい曲を教えてください
みっけさん:今弾いてみたい曲は 「シューベルト の即興曲op.90-3」ですかね。
練習していますが、手こずっています。
この世を去る時、この曲を聴きながら旅立ちたいな〜と思います。
それからショパンの「別れの曲」 この曲も母が大好きだった曲でよく弾いてあげていました。
弾いていると切なくなります。
nocturnex:名曲ですよね。
みっけさん:今は指の問題で弾けないので。。。
あと「 ショパンのソナタop.35」 、「シューマンの幻想曲」 。
もし指が治ったらもう一度弾いてみたいです。
夢の世界に連れて行ってくれる曲です。
大曲なので、体力的にももう無理かもしれませんが、叶うならあの感覚をもう一度体感したいです。
こうやって振り返ると色んな曲させてもらってたんだな〜とありがたく感じます。
曲を通して色んな夢を見させてもらった気がします。
その経験に感謝しつつ、今は目の前のできる曲を頑張れたらなと思います。
nocutnrex: みっけさんは以前のインタビューでショパンの「舟歌」が転機になったとおっしゃっています。
みっけさんの生活というか人生のいろんな場面で、ピアノの曲がリンクしているんですね。
私も同じなので、すごくよくわかります!
「シューベルトの即興曲op90-3」は、特にずっと手を開いていないと弾けない曲ですね。
手に負担がかかってしまいます。
みっけさんがお弾きになりたい曲は、どの曲も大曲で、難曲ばかりです。
いつか弾けますように!
ピアノ以外の趣味について
nocturnex:ピアノ以外の趣味についてもお聞かせください。
みっけさん:趣味というほどではないのですが、パンが大好きで、いろんなパン屋さんをめぐっています。
市内では知らないパン屋さんはないと思います。
パンが好きすぎて、自分でパンも作るようになりました。
一時期高級食パンが流行って、いろいろなお店で買いましたが、家計のことを考えて自分で作るようになりました。
焼けた時のあの匂い、たまらないんですよね~。
みっけさんお手製の食パンです。
nocturnex:みっけさん、お手製のパンのお写真ありがとうございます。
とても美味しそうです!
地元でおすすめのパン屋さんとかありましたら教えていただけますか?
実は主人の実家がみっけさんのお住まいの地域なんです。
いつか行ってみたいと思います。
みっけさんの地元のおすすめのパン屋さん
みっけさん:地元で大人気のパン屋さん。
いつもたくさんの人でいっぱいで、県外からも来られます。
店主さんはフランスに行ったり来たりされてて、フランスの香りがする素敵なお店です。
みっけさんのお家からはちょっと離れたお気に入りのパン屋さん
みっけさん:地元ではないですが、県境をまたいで少し足を延ばしたところに行列ができるパン屋さんがあります。
パンの他、ドリンクやパフェも充実していて、たまに行くのが楽しみです。
nocturnex:パン屋さんのお写真もありがとうございます。
とても美味しそうで、ぜひ行けたら良いなぁと思います。
これでインタビューを終わらせていただきます。
いろいろお話くださりありがとうございました。
全ての経験を豊かな音の彩りに
みっけさんは、本当にいろいろな事をお話しくださいました。
全てここでは、書ききれないぐらいです。
おつらい経験もされています。
そんなすべての経験が、みっけさんのピアノの音の彩りになって、人の心の琴線に触れるのではないかと思います。
実は私がとても印象に残っているのは、みっけさんの2022年11月の仮想演奏会の演奏です。
曲はAIさんの「Story」でした。
お嬢さんの結婚式で留袖を着て、弾かれた曲だそうです。
母と娘の関係は一筋縄ではいかないけれど、母は娘の幸せを願っているんですよね。
そんな気持ちがとても伝わる演奏でした。
これからもみっけさんには、ピアノで思う存分人生を語っていただきたいです。
みっけさんのお優しくて、素敵なお人柄が読者様に伝わると嬉しく思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
勇気を持ってチャレンジ!
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