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こんにちは!ffスタッフのふみです♪
8月の仮想演奏会はもうご覧になっていただきましたか?
7月に引き続き、8月も過去最多の25名の演奏者に参加いただきました。
エントリーいただいた方、見に来てくださった観客の方、今月も楽しんでいただきありがとうございます♪
さて今回は、クラシックの名曲「シューベルト即興曲op90-3」を披露していただいたコサマさんのインタビューをご紹介します!
コサマさんは、近所のピアノの先生が企画した「大人の発表会」がきっかけでピアノを再開されました!
ピアノを練習する中での悩みや練習方法、目標をどこに設定するかといった、コサマさんの大人ピアノの取り組み方は私もとても勉強になりました。
それでは、インタビューを最後までお楽しみください♪
仮想演奏会初参加のコサマさんにインタビュー!!
演奏曲 | シューベルト即興曲op90-3 |
---|---|
ピアノ歴 | 10年 中学3年まで |
メッセージ | はじめまして 大阪のコサマです。
この曲を初めて聴いたのは20数年前、 ピアニストアシュケナージ氏がアンコールで 弾いてくれた演奏で初めて知りました。
心休まる旋律に感動して、いつかは弾きたいと温めておりましたが譜面を見ては面倒に なって取り組んでいませんでした。
2020年が始まり、この曲に真剣に挑戦しようと決めて弾いてきました。
心休まるメロディに聴こえるまで、音作りやタッチに苦労しましたが、ようやく自分の理想とする演奏に近づいたかなぁと思います。
是非お聴きください。
技術的にはまだまだですが よろしくお願いします! |
流れるような音色の中で、安らぎと苦悩、そして希望がストーリーを持って表現されているように感じました。
この後のインタビュー内容は、ぜひコサマさんの演奏を聴きながらお読みください♪
それでは、これよりコサマさんとスタッフのふみによる対談形式で、インタビューの内容を紹介していきます!
Q1. 簡単にプロフィールを教えてください!
コサマさん:ピアノは5歳から中3まで習っていました。
小さい頃、いつも楽器屋さんの前を通るたびにピアノのそばによって遊んで触ってたみたいで、自分から習いたいと言ったようです。
高校に入ると吹奏楽部が忙しくて、ピアノから遠ざかってしまいました。
大人になってのやり直しピアノのきっかけは子どもが小さい頃、エレクトーンの先生として教室を立ち上げた近所のママさんが「大人の発表会」を企画したのが始まりです。
年末の発表会に向けて、10月頃から練習→発表会→ピアノから離れるというユルいピアノライフが7年くらい続いています。
最初はエレクトーンとセッションで弾いていましたが、仕事が忙しくなってから合わせる時間がないので、ピアノ1本の演奏に挑戦しています。
ふみ(ffスタッフ):大人になって再開されたきっかけは「大人の発表会」だったのですね!
ご近所のエレクトーン教室で毎年発表会を企画されていて、今はそれが練習のモチベーションになっているのですね。
発表会前に集中的に練習されているということですが、今回の演奏曲はとても難しい曲に聞こえました。
きっと高校に入られるまでの間に、しっかりとピアノの基礎を身につけられていたのですね!
もし覚えていらっしゃればですが、子どもの頃は教本でいうとどのあたりまで習われていたのでしょうか?(例えばツェルニー30番、40番など・・・)
(基本的な教本については、こちらの記事にまとめてありますのでご参照ください↓)
ピアノの独学を始めるならまずは教本選びから!教本・教材選びはあなたのピアノ人生を左右するかもしれません。こちらは読者様のピアノライフがよりよい方向に導くための教本ガイドです。教本の順番とその理由となる教本ごとのレベルをまとめています。
コサマさん:教本はツェルニー40番があと少しで終わるところまでと、ソナタアルバム1とハノンでした。
ふみ(ffスタッフ):中級以上の教本として紹介している教本ですね!
本格的にピアノ練習に取り組まれていたことがうかがえます。
Q2. 仮想演奏会を終えて一言お願いします!
コサマさん:エントリーの機会をありがとうございます。
仮想演奏会のいいところは、自分の何本か撮ったうちの一番よい演奏を出せることです。
実は7月末に同じ曲で人前演奏練習会に参加してみたんですが、緊張するし走るし満足する演奏ができなくて。
そういう意味では仮想演奏会で今自分の持っている最高のパフォーマンスを出せたと自己満足しています。
ふみ(ffスタッフ):こちらこそ、初参加いただきありがとうございました!!
一発勝負の演奏会だと、緊張しますよね・・・。
できるなら最高のパフォーマンスで発表したいですよね!
仮想演奏会は気軽に参加できるところが魅力だと考えています!
Q3. エントリー曲を選んだ理由は?
ふみ(ffスタッフ):エントリー時のコメントで、20数年前にピアニストのアシュケナージ氏がアンコールで弾いてくれた演奏で初めて知ったとおっしゃっていましたね!
ウラディーミル・アシュケナージ氏のコンサートに行かれたのでしょうか?
コサマさん:そうなんですよ。1995年に大阪シンフォニーホールに来てくれました。
(コサマさんに提供いただいたパンフレットの写真です)
ふみ(ffスタッフ):世界的なピアニストのコンサートに行かれたんですね!
パンフレットも大切に保管されているのですね。
やはり、コサマさんの心を打つ演奏だったのでしょうか?
コサマさん:はい。頭の中の全てのものが無になって旋律だけが聴こえてくる、とても気持ちのよい吸い込まれるような演奏でした。
この曲は、アインシュタインが「シューベルトが語った最後の言葉」であり、「小宇宙」が広がっていると評した曲集の1曲らしいですが、まさに小宇宙が広がった演奏でした。
ふみ(ffスタッフ):頭の中が小宇宙のように無になって、旋律だけが聴こえてくる・・・ぜひ私も体験してみたいです。
今回の演奏曲は、どれくらいの期間練習されたのでしょうか?
コサマさん:この曲は2月くらいから取り組みました。
今年はピアノを頑張る1年にしたいと目標を立てまして、5月にピアノ人前練習会を見つけたので、そこで発表しようと練習しました。
その発表会はコロナで中止になりましたが。
2月から8月と考えると半年弾いたんですね。
ふみ(ffスタッフ):今年5月に発表のご予定があったのですね!
せっかく目標を立てられたのに、中止になってしまったのは本当に残念ですね・・・。
その代わりと言ってはなんですが、今回仮想演奏会に参加いただき、半年間の練習の成果を披露いただけてよかったです!
Q4.今までピアノを練習していて悩んだことはありますか?
コサマさん:ありますあります。でもそんなに真面目じゃないので「仕方ないなぁ」って棚上げしてます。
音の出し方と身体の使い方とか、タッチとか脱力とか正直ピアノについて疑問なことが多いです。
専門の先生について学んでみたいけど時間もないし、その代わりYouTubeやネット検索で調べています。
一生懸命考えて曲を弾いても弾いても、最終的にはここから何か加えるとよくなるんじゃないかな?
でもそれがわからない点まで弾いてみて、ママ友(息子のピアノの先生)に聴いてもらって意見してもらいます。
最近は彼女に最終仕上げ3回くらいみてもらってます。やはり人の意見は勉強になるのです。
壁にあたるほど曲について考えることも楽しいし、大事だなぁと考えております。
ふみ(ffスタッフ):なるほど!まずはご自分で調べたり考えたりして、やれるところまでやってみてから、お友だちの先生に意見をもらってさらにブラッシュアップしていくのですね。
「壁にあたるほど楽しい」というのは素晴らしいです♪
自分の伸びしろを感じられて、成長を実感できるのもモチベーションになりますよね。
コサマさん:こんな感じなんで上達まで遠回りですが。
動画はママ友(息子のピアノの先生)がグランドピアノを貸してくれました。
いい音が出るピアノなんで嬉しかったです。
ふみ(ffスタッフ):今回のグランドピアノも、その先生が貸してくれたものだったんですね!
仮想演奏会への出演という、いつもとちょっと違う特別感の中で、少しでもワクワクした気持ちになっていただけていれば嬉しいです。
Q5. 今回の演奏会で気になる演奏者はいらっしゃいましたか?
コサマさん:皆さん素晴らしい演奏です。
仕事が終わって家事をしながら、皆さんの演奏を流して「へぇーホゥーふーん」と感嘆しながら聴き入っていました。
私、吹奏楽部の経験からかメロディーを吹いたイメージで弾きたいと思うんですね。
吹くというのは音を膨らませられる、ピアノは音が打鍵と共に減衰する。
自分のイメージ通りに歌い聴こえるようになかなか弾けない←技術がないので。
そういう意味でボーミンガウンさんと、かおりんさんの歌い方が好きです。
ゆきにさんもクラシックをサクッと柔らかい雰囲気で弾ける、これはなかなかできることではないなぁと感じました。
女医ピアノさんのパッセージも素敵。
「大丈夫だよ」の弾き語りのライフミコさんは、笑顔と人を元気付けるフレーズがとても印象深かったです。
演奏者の皆さんについては、こちらのインタビュー記事の中でもご紹介しています。
ふみ(ffスタッフ):演奏会をじっくり聴いていただき、ありがとうございます!
自分の好きな時間に繰り返し聴けるところも、仮想演奏会の魅力の一つですね。
吹奏楽とピアノで音の響きのイメージが真逆とは、これまで考えたこともありませんでした。
両方の経験をお持ちだからこそ、音の違いを強く認識されたのだと思います!
一緒に参加された演奏者の方々の感想もありがとうございます!
皆さんの演奏にはそれぞれ個性があって、私も毎月新たな発見がたくさんあります。
コサマさん:改めまして、ふみさんはじめ仮想演奏会のスタッフさんにお礼を。
こんな機会をありがとうございます。
このインタビュー企画、すごく勉強になります。
なぜならば、自分の中でボンヤリ考えていることを、人に聞かれることで整理してアウトプットすることができるからです。
発信は簡単にできる今ですが、こうやって深く聞いてくださり、双方向でコミュニケートできることはなかなかチャンスはないので、すごく嬉しかったです。
素敵な機会ですので、ピアノを弾く人にオススメですね。
ふみ(ffスタッフ):こちらこそ、演奏会とインタビューに参加いただきありがとうございました!!
私もコサマさんの演奏のみならず、ピアノへの思いや取り組み方について知る機会をいただけてとても勉強になりました。
このインタビューを読んだ方が、「仮想演奏会、参加してみようかな?」と思ってもらえれば嬉しく思います!
Q6. 今後の目標は?
コサマさん:小さな目標は、大曲に挑戦する、ストリートピアノを弾きに行く、です。
大きな目標は、人前で自分の最高のパフォーマンスができる、上手に弾けるようになる、弾き語りに挑戦してみたい、です。
プロはもちろんアマチュアの色んな人の演奏を聴いて耳を鍛えて頑張ります。
ふみ(ffスタッフ):ありがとうございます!
ストリートピアノ、いいですね!弾きに行かれた際には、ぜひ演奏動画を撮っていただければと思います♪
今後もさまざまな曲に挑戦され、仮想演奏会でも披露していただけることを願っています!
誰でも発表の機会を持てる「仮想演奏会」
コサマさんはインタビューの中で「ユルいピアノライフ」だとおっしゃっていましたが、発表会といった目標に向かって、ママ友のピアノの先生の意見も聞きながら、何年も練習を継続されているのは素晴らしいことだと思いました!
理想の演奏に向かって、課題を見つけて試行錯誤しながら取り組まれているその姿に、刺激を受けた方も多いのではないでしょうか?
今回のインタビューが、ご自身のピアノ人生を振り返る一つのきっかけとなったようで私も嬉しいです。
コサマさん、お忙しい中インタビューに答えてくださり、ありがとうございました!!
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嬉しいことに、毎月開催される仮想演奏会を練習のモチベーションにしているという方が増えています!
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