こんにちは!ffスタッフのふみと申します♪
今回は、ff通信第2弾として、3月の仮想演奏会にご参加いただいた演奏者のぺらすぱさんのインタビューをご紹介します。
ぺらすぱさんは、全くの初心者からピアノを始めて3カ月で、仮想演奏会にエントリーしてくださいました!
インタビューでは、独学で演奏を習得された方法や、ピアノの練習に対する熱意や努力について伺うことができました。
ぺらすぱさんのインタビューは、これからピアノを始める人だけではなく、ぜひ中級者や上級者にも読んでいただきたい内容です!
それでは、じっくりとお楽しみください♬
3月の仮想演奏会奏者・ぺらすぱさんにインタビュー!!
演奏曲 | 「OYM-PF」 |
---|---|
メッセージ | 私がピアノを始めるきっかけとなった曲です。
「機動戦士ガンダムUC」という作品のBGMとして使われている曲になります。
「ガンダム」のイメージとはかけ離れた曲調ですが、バナージ(主人公でガンダムのパイロット)の心情や、彼がパイロットとして戦うという決意が固まったあとの晴れやかさのようなものを想像しながら弾きました。 |
上記は、3月の仮想演奏会にエントリーいただいた際の演奏動画と演奏曲の紹介です。
ここからは、ぺらすぱさんとffスタッフのふみとの対話形式でインタビューを進めてまいります!
Q1. まずは簡単にプロフィールをご紹介ください!
ぺらすぱさん:こんな感じです!
- ◆ぺらすぱさんのプロフィール◆
- 年齢:20代前半
性別:男
職業:フリーター
趣味・好きなもの:プラモデル(ガンプラ)、アニメ、ランニング
特技:サッカー
ふみ(スタッフ):プラモデルがお好きなんですね!
今回の演奏曲も、ガンダムのBGMになっている曲ということでしたね。
プロフィール写真はピアノとガンダムのプラモデルでしょうか?
ぺらすぱさん:はい。今回の演奏曲が使用されている「ガンダムUC(ユニコーン)」に登場する1号機・ユニコーン(白)と2号機・バンシィ(黒)です!
せっかくなので電子ピアノと一緒に撮ってみました。
「ガンダム、鍵盤に立つ!」ですね(笑)
ふみ(スタッフ):写真は演奏曲ともリンクしていたのですね!
ピアノとガンダムのコラボは、なかなか見られないのではないでしょうか?
Q2. ピアノを始めたきっかけを教えてください!
ぺらすぱさん:今思えば、小学校の式典や中学の合唱コンクールで聞いていたピアノ伴奏が興味の原点ですね。
ピアノの音そのものが私は大好きでした。
また、劇伴作曲家でピアノ奏者でもある澤野弘之さんの影響があります。今回の演奏曲の作曲者です。
私は彼の音楽の壮大さ、聞くたびにその曲が流れるシーンを頭の中でよみがえらせる表現力に感動しました。
私はピアノが好きなので彼のピアノ曲を中心に毎日のように聴いていました。
そして実際に弾いているところが観たくなり、Youtubeで「弾いてみた動画」をあさるようになりました。
すらすらと弾く様子を見て、弾いている人はどんなに楽しいのだろう、やってみたいという気持ちが強くなりました。
とはいえ「自分のような全くの素人が両手ですらすら弾けるようになるのか?」という不安がありました。
ピアノは幼少期から習わないと身に付かないという固定観念があったからです。
上手な演奏動画を観る度にそう思いました。
それでも私はどうしても澤野さんの曲が弾きたくて、何年かかったとしても弾けるようになってやる、くらいの決意でピアノを始めました。
ふみ(スタッフ):好きなアニメの曲って、何年経ってもずっと耳に残っていますよね。
音楽を聴くだけではなく、実際にピアノを弾いているところが見てみたいと一歩踏み出されたのですね!
もともとピアノは全く習ったことがなかったのでしょうか?
ぺらすぱさん:ピアノを習ったことはないですね。
ふみ(スタッフ):ピアノはゼロからの挑戦だったのですね!
Q3. ピアノを習ったことがないとのことで、練習はどのようにされたのでしょうか?
ぺらすぱさん:すぐにでも今回の演奏曲の練習にとりかかりたかったのですが、両手で別々の動きができるようになることが大前提だと考えました。
そういった基礎の基礎をトレーニングできる方法はないかとYoutubeで探し回ったところ、「How to Play Boogie Woogie Piano」という動画にたどり着きました。
メロディーがおしゃれで、なおかつシンプルで私でも頑張ればできそうだったので挑戦しました。
しかし想像以上に難しく、力が無駄に加わって3時間ほどで手首がパンパンになっていましたね。
この練習を1週間ほどやった後、並行して今回の演奏曲の練習にとりかかりました。
Youtubeに投稿されている「弾いてみた動画」をお手本に、一時停止しながらすべての運指を確認して楽譜にメモしました。
とても大変な作業でしたが、指遣いのテクニックで参考になるところが沢山あり、勉強になりました。
その後は1カ月かけて片手ずつ練習し、一通り両手で弾けるようになりました。
両手で弾く前には片手の音を録音したものを再生しながら弾くことで、耳で感覚を掴むようにしましたね。
クオリティはさておき、自分で大好きな曲を弾ける喜びは言葉では言い表せないほど素晴らしいです。
ふみ(スタッフ):一つひとつの運指を動画で確認して、メモするのも大変だったことと思います。
片手の音を録音したものを聴きながらもう一方の手で演奏するというのも、そういう練習法があったのか!と驚くばかりです。
ちなみに、楽譜は読むことはできたのでしょうか?
ぺらすぱさん:楽譜に関しては現在も苦労しております(笑)
当時は楽譜にルビを振り、弾き方を覚えたあとは手の形と鍵盤の位置で記憶していました。
現在はルビを振らず、できるだけ手元を見ずに五線譜を見て練習するようにしています。
ふみ(スタッフ):仮想演奏会でも暗譜して演奏されていましたね!
ぺらすぱさんのお話からは、絶対に演奏できるようになる、という強い気持ちが伝わってきます。
実際に練習で使われている楽譜を見せていただけますでしょうか?
ぺらすぱさん:今回の演奏曲の楽譜ですが、五線譜を見て弾く練習のために書いたルビを消しています。
なので、次回の演奏会で弾こうと思っている「PIANO UC NO.3」という曲の楽譜をご覧ください。
ルビ付きの楽譜は自慢できるものではありませんが、初心者なりの執念みたいなものは伝わると思います。
(写真はぺらすぱさん提供)
ぺらすぱさん:下の画像は現在練習中の楽譜です。
ルビ振りをやめ、指番号をpdfに書き込んでいます。
楽譜を見たまま弾けるようになるためにこのようにしています。
(写真はぺらすぱさん提供)
ふみ(スタッフ):楽譜を実際に見せていただくと、こうやって練習されているんだというイメージがわきますね!!
Q4. どれくらいの時間練習されたのでしょうか?
ぺらすぱさん:少しずつ弾けるようになるのが楽しく、1日最低でも2時間はやっていたと思います。
今は考えられないのですが、時間を忘れて朝から晩まで熱中することもありました。
それくらいピアノに夢中でしたね。
ふみ(スタッフ):ピアノ練習への熱意がすごいですね!
そんなにたくさん練習していたら、指が動かなくなってしまいそうです。
ピアノの音が大好きで、練習にも時間を忘れて熱中できるなんて、きっと前世はピアニストだったのではないでしょうか?
ピアノへの取り組み方が素晴らしくて、そう思えてしまいます。
ぺらすぱさん:自分が感覚的に何を好きになるかは自分では選べない部分があると思うんです。
だから私は運良くピアノの音が好きで、若いうちにそれに気づけて良かったです。
前世があるとしたら、音楽が好きだったんだろうと思います(笑)
ふみ(スタッフ):なるほど、たしかに感覚的に好きかどうかって続けていく上で大切ですよね。
これまでにピアノの練習が辛くなったことはありませんでしたか?
ぺらすぱさん:感覚的に好きと言っておいてなんですが、何度もあります。
素人の私が弾きたいと思う曲は、大抵技術的に身の丈に合っていない場合が多いんです。
練習をしていると、距離の長い跳躍や速くて細かいフレーズに直面したときは辛さを感じます。
ただ、毎日少しずつやっていくと不思議なほどに少しずつできるようになっていくんです。
それを理解できてからは出来ない箇所に出会っても冷静でいられるようになりました。
ふみ(スタッフ):技術的に壁にぶつかってしまうことがあるということですね。
それでも、少しずつ練習していくことで弾けるようになったという経験から、すぐに諦めず、地道に練習に取り組むことができるようになっていったのですね!
Q5. 今回の仮想演奏会にエントリーした感想をお聞かせください!
ぺらすぱさん:仮想演奏会の感想ですが、同じインターネットのYoutubeに投稿するのとは別の発見があり、新鮮でした。
2点述べます。
まず、精神的充足です。
Youtubeでの投稿は言わば「インターネットの海」に動画を投げる感じです。
再生数が伸びなければ下に沈んでしまい、誰からも見られないかもしれません。
しかし仮想演奏会は違います。
自分の知名度や曲の人気に関わらず、「演奏を聴いてくれる人がいる」という実感が確かにあります。
それは一緒にエントリーしている人がいるからであり、演奏一つひとつにコメントを付けてくれる人がいるからです。
次に、練習に対するモチベーション維持です。
これは独学の私だから感じられたことかもしれません。
「仮想演奏会は毎月15日に開催される」と知っているだけで自然と練習に対する意欲が湧いてきます。
満足できる演奏が出来た時点でYoutubeに投稿するのは楽ですが、途中だれてしまって完成するまでに無駄な時間を費やすかもしれません。
しかし、毎月15日をリミットにしていれば練習に対する意欲どころか、「どうすれば限られた時間で濃密な練習ができるか」という練習の質のところを高められるかもしれません。
それは「演奏会」という形式をとっているからこそ生まれるメリットだと思いました。
ふみ(スタッフ):仮想演奏会について、そのようなフィードバックをいただけたことを嬉しく思います!
せっかく動画を投稿しても、あまり見られないとなかなかモチベーションを保てないですよね。
仮想演奏会に参加することで、YouTubeに訪れる人の数も増えるので、相互にメリットがあるのもこの企画の良いところです。
毎月15日と決まっていることも、練習を進める指標になっているのですね!
Q6. 今の目標を教えてください!
ぺらすぱさん:目標は、「brave shine」という曲を弾けるようになることです!
難しい曲なので実現はまだまだ先だと思いますが、ハノンなどでテクニック面の基礎を積み上げながら地道にやっていきたいと思っています。
ピアノ一台で奏でているとは思えない重厚感に衝撃を受けまして、私の憧れの曲になっているんです!
Aimer「Brave Shine」(TVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』表題曲)
ふみ(スタッフ):とてもカッコいい曲ですね!!聴いていて鳥肌が立ちました。
いつか演奏会でお聞きできる日を楽しみにお待ちしています!
ぺらすぱさん:曲の方聞いていただいてありがとうございます!
この場でお伝えできたことで弾けるようになるという気持ちがより強くなりました!
ふみ(スタッフ):これからも練習頑張ってください!
目標を周りに宣言することで、さらに実現に近づけると思います。
インタビューを終えて
インタビューはいかがでしたでしょうか?
ぺらすぱさんのピアノへの決意が伝わってきて、私も胸が熱くなり、思わず鳥肌が立ちました!
また今回のインタビューでは、ピアノ教室に通わずにピアノが弾けるようになった練習方法を教えていただくことができました。
同じく3月の仮想演奏会にエントリーされたじゃがいもさんも、インタビューの中でYouTubeを使って独学でピアノの練習をしているとおっしゃっていました。
ff通信「3月仮想演奏会の奏者じゃがいもさんに直撃インタビュー!!」
ピアノを習ったことがなくても、弾きたい!という熱意があれば、習得への道はひらけるのですね!
定期的に開催される仮想演奏会で人に聴いてもらうことも、モチベーションの維持に役立っているそうです♪
皆さん、仮想演奏会は毎月15日に開催ですよ!!
カレンダーの来月の15日のところに丸をつけておいてくださいね♫
最後になりますが、ぺらすぱさん、今回はお忙しい中インタビューにご協力いただき感謝申し上げます。
今後のピアノライフがますます充実したものになるよう、ffスタッフ一同お手伝いさせていただきます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
勇気を持ってチャレンジ!
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